キングサリ または キバナフジ ( Laburnum anagyroides )
今日の「 お気に入り 」 。
「 令和3年 ( 2021年 ) の 『 人口動態統計 』によると 、
日本全国の死亡数は 143 万 9809 人で 、そのうち男性が 738,105 人 、
女性は 701,704 人 。前年の数値より5%弱増えている 。
昭和元年から太平洋戦争真っ最中の昭和18年まで 、毎年の死亡数
は 同統計上 120 万人前後だったので 、平成 、令和の時代になって急増した訳
ではなく 、戦争が終わり 、平和になって 、いったん減った死亡数が 、復興と共に 漸増 、
昭和30~40年の70万人前後の水準から 昭和63年には79万人まで増加し 、平成
になって 、徐々に戦前の水準に復したと見るべきか 。令和の時代になって 、引き続き漸
増してるのは 、高齢者人口が増え続けてる所為か 。
『 自死 』を除けば 、最近の日本人は 、 『 癌 』か『 心不全 』か
『 老衰 』か『 脳梗塞 』で 大概死ぬ 。この四つで 『 死因 』の6割を占める 。
世の中に 、死亡診断書に『 死因:認知症 』と書かれた死者がいるとは
驚きだが 、構成比で言うと 、 日本人の『 死亡原因 』の 1 . 6 %
が 『 アルツハイマー病 』だそう 。『 死因順位 』の第9位 、 堂々の入賞 。
統計上 、その人数 22,960 名 ( 内訳は 男性 7,987 名 、女性 14,973 名 ) 。
死者の数 143万人の中の 2万人 だから 、絶対数としては 左程多くない と言えば 多くない 。
『 MCI』 を含めれば 、患者数は いずれ 1000万人 と言われていることを思えば 、2万人は
少ない感じもする 。認知症だけじゃあ なかなか死ね ( な ) ない !? ( 現在の患者数は 600万 人 。 )
問題は 、その内訳の数字 、・・・ 男性が女性のほぼ半分 。
男だけ数えた『 死因順位 』は 第15位 、女だけの『 死因順位 』は第8位 。ん !?
色んなタイプの認知症 ( dementia ) が、『 アルツハイマー病 ( Alzheimer's disease , AD ) 』
という通り名で一括総称されているのはわかるけど 、この順位の男女差 、なんか変 。
この『 女が男の倍近くも " アルツハイマー病 " で死ぬ 』という統計数値 は 胡乱 ( う・ろ・ん ) 。
なにか得体のしれないバイアスがかかっていそう 。
そもそも『 アルツハイマー型認知症 』という病名はあっても、それを『 死因 』
と書く医師が 一体全体 どこにいるんだ 。
『 死因:アルツハイマー病 』と 書く医師が 、神経内科医 でないとすると 、
思い当たるのは 精神科医 !?
精神科医療の薬物療法の闇の部分 、鎮静剤多用の末の病死 、あるいは入院死 ( あるいは 牢死 ) 。
それなら 、『 死因:アルツハイマー病 』の得心がゆく 。
『 認知症専門医 』や『 認知症サポート医 』は 、自分が『 認知症 』と診断した
患者が死んだら 、『 死因:アルツハイマー病 』と 書くんかい 。書かないでしょ !?
そりゃすべての人は『 認知症で死ぬ 』さ 。その意味は『 人は認知
機能が衰えて死に至る 、例外なし 』というほどのことで 、年取れば 、
遅かれ 早かれ 、身体機能も 、運動機能も 衰える 。そして 、最期にゃ
認知機能も衰えて死ぬよ 。
軽度の『 MCI 』と診断されようと 、重度の『 認知症 』と診断されようと 、
『 認知症 』以外の 他の生活習慣病がなければ 、認知症だけでは滅多なことでは
死ねないもんだ 、・・・ と私しゃ思うんだが 。
本人の意思にかかわらず 、有無を言わさず のまされた処方 ( しょほう )
抗認知症薬 ( こうにんちしょうやく ) の 覚醒作用で 、徘徊が嵩じ 、家人が
気づく間もなく 線路に迷い込み 、電車に轢かれたケースも あると聞く 。
ほれっ 、 鉄道会社から高額の損害賠償を本人や家族が請求される事案 。
「 死因:自殺 」にカウントされるんだろうが 、それって自殺 ?
認知症患者のみんながみんな 『 アルツハイマー型 』である筈もなく 、
中でも 、認知症の一種である『 前頭側頭葉変性症 』( 前頭側頭型認知症 )
の患者に かの有名な 興奮性のある『 抗認知症薬 』を 処方どおり 、毎日
欠かさず 、所定の量を のませた日にゃあ 何が起こるか 。世の医者は気付く
べきではないのか 。ひと口に認知症と言っても 、色んなタイプの患者がいることを 、
対症療法の薬剤も 慎重に施さなきゃいけないことを 。体の大きい人もいれば
小柄で軽量な人もいる 、劇薬を一律10mg投与していい訳がない 、と素人
でも考える 。ましてや専門の『 お医者 』が相手構わず定量処方なさるとは 。
さじ加減ってもんがあるでしょ 。
高齢になって『 万引き 』が再発したり 、それまで無かった『 座席での足組み 』、
『 口鳴らし 』、『 高飛車でえらそうな物言い 』のどれか一つにでも気付いたら 、
それは『 前頭側頭葉変性症 』の明確な『 サイン 』とか 。生まれついての素地もあり 、
若い頃からそんな人もいるから 、一概には言えないけれど 、家族や身近で接する人が 、
症状が嵩じる前に気づいてあげないと 、本人はもとより 、余人には なかなか察知
出来ないこと だから 。
『 認知症 』はそういう種類の『 生活習慣病 』なんだと 、人類はそろそろ気付か
ないといけないように思う 。
椅子でもソファーでも 、どこかに座ると 、さっそく足を組む 、このサインなら
医療の素人でも気付けると思うよ 。お宅の旦那さん 、お宅の奥さん 、大丈夫 ? 。
『 死因 :飛び込み 自殺 』『 死因:認知症 』なんかじゃない ケースもあるんじゃ
ないか 。『 抗認知症薬 』『 向精神薬 』の『 薬物中毒 』、あるいは『 医療過誤 』
でもあるか 。
死因が公表されることが多い男性の場合、『 認知症 』が死因では
聞こえが悪いから 『 他の病名で 』となるのかも 。医師による配慮 、
忖度か 。
『 アルツハイマー病 』と診断された認知症患者が 、『 向精神薬 』の
過剰服用がもとで死んだら 、その『 死因 』は 、『 アルツハイマー病 』
でも『 自殺 』でもないことは明白だ 。患者本人に自殺の意思があったと
言い抜けることは不可能だ 。家族に『 殺意 』があったと言わざるを得な
いと思う 。患者本人の死について『 自殺 』は無理がある 。家族による
無理心中か 、故殺か 、いずれにせよ生き残ってしまった家族は責任を
問われる 。『 アルツハイマー病 』で人は死なないのだから 、他の解決
を考えた方がいい 。
『 アルツハイマー病 』が原因で死ぬ人の数に 、倍ほど 、男女差がある理由 、
誰か明快に解説してくれないか 。
閑話休題 。
コロナで死ぬのと 、アルツハイマー病で死ぬのと 、どっちがいい
かって 、どっちもヤダ 。
命が惜しければ 、せいぜい『 予防 』に励むこと 、40代からね 。
いいもの 、 程ほどに 飲み食いした食後には 、出来れば電動歯ブラシ
使って 、せっせと歯磨きしてくださいませ 。
口腔内をクリーンに保つことが 、認知症 、糖尿病の予防につながる
らしいことは 、歯医者さんに言われんでも 、欧米の医療先進国では
常識らしい 。なんせ 、口腔内だか 鼻腔内に 、脳の神経細胞が露出し
ている箇所があるんだとか 。ホントかね ? 人間の身体 、よく出来て
はいるんだが 、血液脳関門 当てには出来ぬ ?
因みに『 自死 』は 、ひと頃より 、大分減ったよう 。死に甲斐のない
世の中だから ? 『 誰もがいつか死ぬ 』と 死が身近になったせいか 。
でも 、コロナ禍は 、あんまり関係なさそ 。 」
統計数値は嘘つかぬ 。
( 筆者註:○ 令和3年の自殺者数は 21,007人 となり 、対前年比 74人( 約0.4% )減 。
○ 男女別にみると 、男性 ( 13,939人) は 12年連続の減少 、女性 ( 7,068人 ) は
2年連続の増加 ( 女性の増加 、こりゃコロナ禍のせいだな ) となっている 。
男性の自殺者数は 、女性の 約 2.0倍 。セクハラ・パワハラのセ・パ両リーグ 。
「 死因:アルツハイマー病 」の死者と 総数は似通ってるのに 、男女差 真逆 。
どなたか 、解説しておくれでないかい ?
○ 高齢になって 、近所のお店やスーパーで「 万引き 」が始まり 、警察に突き
出され 、その後も 、性懲りもなく何度も繰り返す場合 、「 認知症 」を疑う
べきかと 。そんな場合でも 、医師の診断書を取り付ければ 、本人無罪放免
の可能性あり 、と聞いたことがある 。扶養義務がある兄弟など親族・家族は 、
保護責任者遺棄の責めは免れないとは思うけど 。
巷間 よく耳にする、乳幼児や児童に関する「 刑法 」第218条
( 保護責任者遺棄等 ) の問題 。要ケア老人もその対象 。
○ 色んなタイプの認知症を 、「 アルツハイマー病 」という通り名で一括総称
したがるのには 理由 ( わけ ) がある 。
○ 仮に 、神経内科や精神科の「 認知症専門医 」の前に 、家族に伴われた 一
人の「 物忘れ老人 」がやって来た として 、来意を尋ねる問診のあと 、認
知症をスクリーニングすることを目的に考案された「 長谷川式認知症スケ
ール ( HDS-R ) 」という簡易な認知機能テスト が 実施される 。
その後 、後日 実施される「 頭部CT ( シーティー ) スキャン 、MRI ( エムア
ールアイ ) といった脳の形をみる検査 」と「 脳SPECT ( スペクト ) などの
脳の血流や働きをみる検査 」の予約を入れて 、通常 、その日の診察はそこ
までで 、帰宅を許される 。診断は 、諸検査の結果が出てからということに
なる。
検査の結果 、明らかな脳の萎縮は認められないが 、脳内に血流の低下が部分的に
認められる場合は 、まず「 アルツハイマー病の疑いがある 」と告げられ 、
生活指導などがある他は 、まず「 様子見 」となる 。
半年後 、一年後 、時を経ての再度の検査で 、脳の萎縮が認められた場合は 、
正式な病名診断が下される 。認知症には 、根治薬が存在しないので 、病気の
進行を遅らせる薬効があるとされる「 抗認知症薬 」の定量服用を示唆される 。
現下の日本で利用できる薬剤は 、以下の4種類 。 患者本人の強い意志や
宗教上 や 思想信条上の積極的理由があれば別だが 、他に手がないと言われて
医師による処方を拒否する患者家族は少ないと思われる 。
・ドネぺジル( 商品名 アリセプト )
・ガランタミン( 商品名 レミニール )
・リバスチグミン( 商品名 イクセロンとリバスタッチパッチ )
・メマンチン( 商品名 メマリー )
筆者が 、「 『 アルツハイマー病 』という通り名で一括総称するには 理由
( わけ ) がある 」と思わせぶりなことを書いた訳は 、多くの抗認知症薬の
適応症状が 、「 アルツハイマー型認知症 」だということ 。即ち 、色んな
タイプがある認知症の中で 、「 アルツハイマー型認知症 」患者は 、多くて
60% 、医者によっては 、40%しかいない 、と言う 。中をとって 、
認知症患者の半分50%は 、「 アルツハイマー型認知症 」ではない 他の
タイプの認知症ということになる 。
「 アルツハイマー型 」でない認知症患者を 、「 アルツハイマー病 」で
あると診断して 、 副作用のとてもきつい 、4種の 抗認知症薬の内のどれ
かを定量処方されているケースがあるのではないか 。
神経内科医が診断して 、投薬して 、導火線に火を点けて 、精神科医が 、
火消しに回り 、ついでのことに引導を渡す 。
日本全国に 、その 見捨てられた ドネペジル の犠牲者が 、男女あわせて
2万人余りも毎年居る 、というなら 納得だ 。自殺者数と凡そ 同じ かず 。
たしかに 、服用を決めたり 、あるいは服用を止める判断は 、患者家族に
委ねられていると言える 。服用を止めたからと言って 、そのせいで命が
延びる訳でも 縮む訳でもない 。だけど 、だからって服用止められるか 。
服用し続けて何年か経って 、端から吞まなきゃよかった と嘆いても 後の
祭り 。
「 アルツハイマー型 」でない認知症患者に 、4種の「 抗認知症薬 」
の中でも代表的な「 抗認知症薬 」である ドネぺジル( 商品名 アリセプト )
の錠剤を 、処方箋にある通りの一定量 長期間 投与し続けると どうなるか 。
あろうことか 、「 爆発 」と言ってもいいような「 狂乱状態 」に陥るのである 。
いきなり「 爆発 」する訳ではなく 、だんだん怒りっぽくなり 、嵩じた挙句、
ある日 「 爆発 」するのだ 。脳が壊れるのだ 。
≪ ドネペジルでノーベル賞 ? 寝言は寝て言うものである 。≫
" G💊LIATH " が跋扈する製薬業界 。
怒りっぽくなるのは「 認知症進行の症状 」だと神経内科医である当時の担当
医は説明した 。そして「 爆発 」をおさめる 対症療法 を 、精神科の医師に委
ねた 。当時の精神科医は「 精神科の薬物療法 ( = 鎮静剤の投与 ) は引き返せ
ない道 」だと形容した上で 、その施療について 、配偶者である筆者の同意を
求めた 。神経内科医と精神科医の「 マッチポンプ 」。どちらの心も痛まない 。
「 爆発 」は 、筆者と筆者の家族が10年程前に経験したことである 。
その折り 、地域包括支援センターで働く職員から 、地元の精神病院に " 検査 "
入院することを勧められたが 、悪魔の囁き 、甘言に惑わされず 、断った 。
人生の別れ道 。
その判断は正しかったと考えている 。
すんでのところで 、「 死因:アルツハイマー病 」の死者数統計に含まれる 、その
一歩手前で 、虎口を脱したのだ 。
10年後の今は 、「 抗認知症薬 」や「 向精神薬 」を服用することなく 、
夫婦揃って 、命永らえている 。「 認知症 」は不治の病いだが 、他の生活習慣病は
当時も今も無いようだ 。先は長そうだ ・・・ 。 )
「大変ですね。頑張って。」…と既に十分頑張っている人に軽々しく言うのは無責任だと思うし…。
私に出来ることは何だろう?
話を聞くこと?
何も出来ずに遊び呆けている自分が、申し訳ない。
妻を亡くした身としては、複雑な思いです。