今日の「お気に入り」は、俳画家 鶴見松渕(1919-1999)が描いた俳画をいくつか。
日貿出版社刊「鶴見松渕俳画集」他によれば、俳画家 鶴見松渕(本名 鶴見久司)は1919年(大正8年)7月24日
長野県松本市の生まれ。
松商学園(旧松本商業)卒業。
1946年(昭和21年)ミンダナオから復員後半年休養、その後横浜の貿易会社に入社。
1950年(昭和25年)東京銀座3丁目に㈱鶴見商店設立(食品卸問屋)、その後㈱キンツルと改名。
復員当時より松本在住の画家赤木奇峰(俳号雨川)に10年間師事。
1973年(昭和48年)「俳画松樹会」を設立。
1999年4月27日、長野県大町市にて客死。
俳画関係の著書には、上記の「鶴見松渕俳画集」、「俳画独習書」、「二十年俳画松樹会の歩み」などがあり、
ミンダナオから復員後、元砲兵第一中隊長・元陸軍大尉 鶴見久司として著した「南十字星に祈る」がある。
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今日の「お気に入り」は、俳画家 鶴見松渕(1919-1999)が後進育成のために描いた「指導画」のいくつか。
題材からすると、季節は初夏。
フリー百科事典ウィキペディアには、「俳画」のことが、次のように書かれています。
「 俳画(はいが)は、俳句を賛した簡略な絵(草画)のこと。
一般には俳諧師の手によるものであり、自分の句への賛としたり(自画賛)、
他人の句への賛として描かれるが、先に絵がありこれを賛するために句がつけられる場合や、
絵と句が同時に成るような場合もある。
さらに敷衍して、句はなくとも俳趣を表した草画全般をも指す言葉としても用いられる。
『俳画』という呼称は渡辺崋山の『全楽堂俳諧画譜』にはじまるとされており、
それ以前の与謝蕪村などは『俳諧物の草画』と称していた。 」