雨曇子日記

エイティライフの数々です

オランダ様のある街

2014-06-21 20:03:32 | 関東の小都市歩き

             

 

東武野田線が平成26年4月1日よりアーバンパークラインとなって、沿線の駅一つ一つに、何か始めて耳にするような新鮮さを感じた。江戸川台駅もそうだ。柏駅から大宮方面へ4つめと近くにありながら、知らない街のようだ。

 

     

            

 

駅東口の線路沿い「江戸川台11号緑地」と呼ばれる緑道を通って、踏切を渡り西口に出た。

今は住宅の建ち並ぶ千葉県流山市だが、中野久木村の昔は、深い森が続いていたことだろう。

 

     

      

 

道端に六十六部の供養塔を見つけた。

 

     

             

 

六十六部とは、日本全国66カ国を巡礼して1国1カ所の霊場に法華経を一部ずつ納める行者のこと。その行者を供養するのがこの塔だ。ここに、「深戒」とあるのは、その行者の名なのか、塔を建てた人なのだろうか?

少し先にあった「平方観音堂」ここは、昔は平方村だ。

 

     

     

     

             

 

十九夜塔は、十九夜の月を待つ如意輪観音信仰の講の人たちが建てた。十九夜の月の出は、22時20分ごろなので、その時刻まで講の人たちは一堂に集まって楽しく過ごしたに違いない。女人講とあるからご婦人だけの集まりだ。

そして、「オランダさま」と呼ばれる小さな祠。

 

     

     

 

ここは、「小金牧」の一部だったので、亡くなったペルシャ馬のために馬頭観音を祀り、村の人たちは「オランダ様」と呼んだ。ペルシャ馬をオランダから購入し、強い国産馬をつくりだそうとしたのは、8代将軍吉宗ということが、説明版から読み取れた。

駅前にもどって、レストラン「ココット」に入った。

 

     

             

             

 

ランチは1200円で、なかなか美味しかった。