高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

広瀬隆さんの本2冊。

2011-05-17 20:05:57 | 脱原発
広瀬隆さんと言えば、この本が有名でした。

チェルノブイリ原発事故のおきた1986年の翌年の本です。



本箱からこの本をとりだして、ぱらぱらとページをめくりながら、不思議な感覚におそわれました

「このときはシアワセだっだな」という感覚です。大規模な原発事故はまだ隣のくにの、遠くのできごとでした。

当時、広瀬さんの本を読んだり講演を聴いて多くのひとが、息がつまるような恐怖を感じたのですが(それは「広瀬隆現象」と呼ばれたこともありました)、いま私たちが感じている恐怖は、それをはるかに上回ります。

広瀬さんのいちばん新しい本を読みました。

朝日出版社から今月でたばかりの『福島原発メルトダウン』です(740円+税)。



読んで思ったのは、確率の問題なのだ、ということでした。

ニホンは地震列島です。地震の危険がないところはどこにもありません。

当然、原発のあるところでもいつかは地震がおこるのです。

その地震に原発が耐えられるという保障もありません。

そしてその確率にしたがって、福島での今回の事故がおきました。

では次はどこなのか…

おびえないで暮らしたい。だから原発はいらない。もちろん伊方原発も。

コメント
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