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2018年8月初頭にドイツー正確に言えばイタリアーに行く用ができた。
飛行機嫌いの私は、一度飛行機に乗ったらしばらくは乗りたくない、
だから、往復飛行機10日の旅というような計画は端から除外。
そこで、飛行機を使わずそこそこの時間で楽しくドイツ辺りまで行く方法をかんがえ、
思い付いたのが“シベリア鉄道“。
調べてみると境港からウラジオストク往きのフェリーもあります。
これしかない!
さらに調べると、ロシア旅行もいろいろ変化していて、
早い話がだんだんゆるくなってきているということ。
まあ、きつい時代をしらないので、何がゆるくなったのかはつきりとはわからないのですが、
やろうと思えばビザもシベリア鉄道のチケットも個人で取れそうでした。
が、ネットも上手くこなせないし、大都市まで行くにも金と時間がかかるので代理店に丸投げ、
結構な料金をみて、そんな良いホテルではなくドミトリーでよいのですがとか、
列車も2等ではなく3等でといってみたけど、そういうのは扱っていませんといわれました。
ハイハイ分かりましたと代理店にお任せできるようになったのがシニアの証。
オモシロクナイと思いつつも高いお金払って用意は整いました。
が、そこへ7月のあの豪雨が!
あれよあれよという間に通行止めがあちこちに発生!
予定日より早くに葉山を出たものの既に四国は孤立しておりました。
唯一動いているのは飛行機でした。
境港にたどり着けない、フェリーに乗れない!
代理店に連絡すると成田ーウラジオストクの飛行機があるとのこと、飛行機!
仕方ない、泣く泣く成田に飛んで、ウラジオストクに飛びました。
因みに東京は真夏の日射しでした。
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私を乗せずに境港からハバロフスクにやって来た船
飛行機を避けた旅程のはずが初っぱなからこれ、さい先の悪いこと。
でも、機上からの眺めは抜群で堪能しました。
飛行機、意外と面白いかもとチラリと思ったのでした。
ウラジオストクの空港からはできたばかりのような真新しい列車で市街へ、
駅の前でスマホを取り出しマップを見ながら今夜の宿に向かって歩きだす、いよいよ始まりです。
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ハバロフスクの駅の食堂で食べた夕食、左の皿にそばめしがのっています
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2019年2月号より転載しました。