
「食品添加物について」
海外で暮らした方が、
日本に帰って花粉症など
アレルギー症状に悩む人の
多いのに驚くといいます。
また、日本ではクローン病など
新たな病気や、
食道、胃、小腸、大腸など
消化器系のがんが増えています。
これらの病気の原因のほとんどが
食べものに由来します。
医療先進国であるはずの日本がなぜ?
ある時、食品添加物の認可数に関する
国別比較を目にすることがあって、
納得すると同時に唖然としました。
アメリカ133に比べて、
ドイツ64、フランス32、イギリス21。
タール系色素、黄色4号(タートラジン)は、
青少年の過剰行動の原因ということで
現在アメリカで使用禁止になっています。
これが着色料として
普通に使用されている日本では、
なんと桁違いの1500の
食品添加物が認可されているのです。
ありえない数字の根本原因は、
食料自給率の低さと関係がある
という研究もされています。
私たちの体(脳も)は食べものが作っている。
忘れがちですが、
安全な食べものの大切さを改めて考えさせられました。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2021年4月号より転載しました。