旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション110 「大宮弁当」(大宮駅)

2022-03-02 10:54:09 | 駅弁コレクション
【大宮弁当】(大宮駅)
                            2022.3.2投稿

2009年(平成21年)10月4日 大宮駅で購入 価格1,200円
                     [製造元](株)NRE大増

 「鉄道博物館二周年記念」だけあって、掛紙には大宮にある鉄道博物館のシンボルとして、車両ステーション中央のターンテーブル上に展示されているC57型135号蒸気機関車の写真がど~んと載っています。
 かぶせるように大宮駅周辺俯瞰古図と地理教育鉄道唱歌(一般には「鉄道唱歌」と言われています。)第三集の第4・5番の歌詞が載っています。


 容器は4つに仕切られていて左上には、鮭の味噌漬け焼き、有頭海老、玉子焼き、そばの実ナメコ、鮎の甘露煮、鶏肉の梅肉挟み焼き。
 左下には、穂竹・彩り豆腐(野菜入り豆腐)・蓮根・六方里芋・椎茸・人参の煮物と菜の花のお浸し。
 右上は、筍入りすり身の磯辺巻き揚げ、牛蒡の唐揚げ・タラの芽唐揚げ、シシトウ揚げ、おはぎ。
 御飯は、刻みウナギをのせた茶飯。




 松花堂弁当風の品数の豊富さといい、飯味付けといい、美味しい駅弁です。ただ、食材に関しては『大宮』にこだわりがないようです。
 『期間限定』とありますが中身に大きな変化はく、掛紙のデザインが頻繁に変わりました。
 なお、同じ大宮駅で『埼玉の味 大宮辨当』が販売されていましたが、こちらは宇都宮の駅弁屋さん「松廼家」のものでした。

 製造元のNRE大増は、1973年設立の「(株)日本食堂調理所」と、1988年設立の「日食販売(株)」が、1990年に合併し、社名を「(株)日本食堂調理センター」としました。さらに、1998年に「(株)日本レストラン調理センター」に社名変更しました。
 2003年にNREが「(株)日本ばし大増」(1900年(明治33年)創業の初代の会社)の株式を取得し、「(株)日本レストラン調理センター」と「(株)日本ばし大増」を合併し、「(株)NRE大増」が誕生しました。
 なお、2018年には2代目となる、かつての「(株)日本ばし大増」に社名を変更しています。