綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆旧日本軍の南京での虐殺の事実を日本の裁判所が認める

2007年11月11日 | 平和○・憲法○・米軍基地×
  11月2日、東京地裁の判決は、南京大虐殺の証人である夏淑琴(かしゅくきん)さん(78歳)の訴えを認め、夏さんを著書『「南京虐殺」の徹底検証』の中で「ニセ被害者」と決めつけた東中野修道・亜細亜大学教授に対し、「原告(夏さん)の名誉を棄損するものであり、名誉感情を著しく侵害」したとして、被告(東中野教授)に400万円の支払いを命じました。
  さらに判決は、「原資料の解釈はおよそ妥当ではなく、学問研究の成果に値しない」とまで批判しました。これに対し、夏さんを弁護した渡辺春己弁護士は、3日に開かれた報告集会で「南京大虐殺の否定派、歴史改ざん派の第一人者と評されている東中野氏に対し、裁判所が断を下したことは極めて大きな意義がある」と指摘されたそうです。
  1937年12月13日当時8歳だった夏さんは、銃剣で左肩、左わき腹、背中を刺され、妹と二人だけが生き延びたそうですが、その時のことを、報告集会で次のように語っています。
「(南京大虐殺で)3世代にわたる私の9人家族のうち、7人があっという間に殺されました。一人一人が倒れていくのをこの目で見ました。2人の姉と母が強姦された末に殺されました。祖父、祖母、父が銃で殺されました。想像を絶する光景を私は見たのです。私はずっと悲しみを背負ってきました」

  戦前の日本軍の蛮行を隠し、歴史を偽造しようとする流れを押しとどめる画期的な判決は、軍の命令による「集団自決」をなかったものにしようという教科書検定を覆した沖縄県民の闘いにつづいて画期的なものです。

  過去を真正面から反省しなければ未来はありません。
コメント (2)
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