「ブログ村ランキング」の応援クリックをお願いします
お願いいたします。
▲「あいプラザ」施設の模型
綾瀬市議会の教育福祉常任委員会の行政視察で、広島県に行ってきました。初日は廿日市市です。二日目は呉市、最終日は広島市です。
まずは初日の視察からご報告いたします。
廿日市市での視察の目的は、綾瀬市で現在計画している「総合福祉センター構想」の参考にするため、廿日市市の総合健康福祉センターの施設と運営の実態を調べることです。
廿日市市のそれは、市民公募により「あいプラザ」と名付けられて、2002年4月に開館され、現在年間20万人以上が利用していました。また、休日・夜間急患診療所が併設されていて、こちらは年間約6000人の利用です。
この複合施設には、保健センターとしての機能、高齢者・障害者デイサービスセンターとしての機能、子育て支援センターとしての機能、地域福祉センターとしての機能、ボランティアセンターとしての機能、そして休日・夜間急患診療所が併設されています。
特徴としては、高齢者への配慮だと思いますが、案内板などの文字が大きく表示され、あわせてピクト(絵文字)が多く使われていました。
上下2段の手すりも親切です。
災害時に車椅子で避難できるように2階、3階に避難バルコニーと避難スロープが設置されています。
トイレは男女ともに、ベビーチェア、ベビーシートが設置され、プラスとしてだれでもが使用しやすいユニバーサルトイレとして「だれでもトイレ」もありました。オストメイト対応は1か所でした。この「だれでもトイレ」は綾瀬市では「みんなのトイレ」という名で何か所かつくられています。
エレベーターはストレッチャーが使用可能な大きなもので、視覚障害者への音声案内表示がされていました。視覚障害者対応ということでは、持ち運び可能な小形発信器を操作すると、館内の何か所かで「〇〇〇〇はこちらです」と音声で場所名が発せられ、その音のする方向や強弱をたよりに目的地に誘導される「音声誘導システム」がありました。これははじめて知りました。
その他では、幼児がお母さんやお父さんと遊ぶ「プレイルーム」や、障害者専用の「ふれあいルーム」などは、床暖房になっていました。
用地取得に約12億3000万円、建築に22億4000万円、その他も入れての総事業費は36億7000万円です。維持管理の運営経費は、指定管理者である社会福祉協議会への委託費・人件費を含めて年間約8500万円とのことです。
綾瀬市では職員でプロジェクトチームを作って「総合福祉センター構想」を練っています。9月議会での私の質問に対し、市は、市立図書館を現在より大きくしてこの総合福祉センターのなかに入れることは決まっている旨の答弁をしています。今後、今回の視察をもとに、さらに研究を進め、今の綾瀬市に本当に必要な機能をもった総合福祉センターを実現できるように発言をしていきます。
二日目の呉市の視察については次のブログで報告します。