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お願いいたします。
新年をむかえ、今年は日本国憲法を守りぬくための、たいへん厳しいたたかいの年になると覚悟しています。
それは「戦争できる国づくり」を行いたい人たちが、いよいよ最後の砦である憲法9条を変えて海外で戦争できる法体系にしようと、具体的に動き出しているからです。
私は2006年12月の安倍内閣のときに次のようなブログを書いています。
このなかで、自分が戦争できる国にしたい人だったら、どういうことをしたいだろうか、と考えたことを列記しています。それが、下の11項目です。●はすでにかなりの部分が具体化しています。○もだいぶ実現しつつあるのですが、11番目の憲法9条は国民の強い支持もあり、また簡単には改正できない仕組みになってるため、私たちにとっては最後の砦です。
1● 自衛隊は武器を持って外国に派兵できるようにしたいな。
2○ テレビや新聞が、政府に反対するようなことは書けなくしたいな。
3● ふだんから国民には戦争の練習をしておいてほしいな。
4○ 学校ではいい国民は何をしなければならないかを教え込みたいな。
5○ いい国民でない人をみつけたらおまわりさんに知らせてほしいな。
6○ おまわりさんは、いい国民でない人はつかまえられるようにしたいな。
7● 街のあちこちにカメラをつけて監視できるようにしたいな。
8● 戦争になりそうになったら、だれの土地でも、だれの持ち物でも必要なものは自由に使えるようにしたいな。
9● いろいろな職業の人にも軍隊の仕事を手伝わしたいな。
10● 戦費のために税金をたくさん集められる仕組みがほしいな。
11○ 憲法9条があるとやりにくいから、なくしたいな。
この憲法9条がいよいよ狙われる年になってしまいました。今年はそのために、憲法の改正をしやすくするための改正を安倍内閣は進めようとしています。これをストップさせるために、私は全力で2013年を生きたいと思います。
みなさん、がんばりましょう!
以下、参考に転記します。
週刊アサヒ芸能 2013年 1/3・10号--池上彰、そうだったのか!安倍新政権(3)「憲法改正の布石」
──アベノミクスは本当に日本の景気を押し上げることができるのでしょうか?
池上 それは、現時点ではわかりません。ただ、これまでは、とにかくモノの値段がどんどん下がっていくから、現金で持っているのが一番と考え、デフレになっていたわけです。ところがアベノミクスでこれからモノの値段が上がるから高くなる前に買おうと、人々の意識が変わって、お金が動きだせば景気がよくなる可能性は明らかにあるんです。ですが、まずとりあえずは先に物価の上昇が起こってくるので、給与所得者はまだしも年金生活者は大変ですよ。
──景気がよくなったとしても、その前に金欠で倒れてしまっては意味がない。
池上 株価は上がり円安になり、とりあえずよくなるように見えるでしょう。ただ、強い薬の効果で急に症状が改善したら、そのあとで思わぬ副作用が出るという可能性がある。ものすごい強烈な副作用の可能性のある劇薬でもあるんです。
──もう一つ、安倍自民の掲げる「国土強靭化計画」についてはどうでしょう?
池上 確かに建設業はバブル景気が起こる可能性はあるでしょう。ですが、そもそも消費税を上げてそれで借金を返そうとしたら、消費税が上がるんだからもっと借金しましょうという話になっちゃった。これは不思議な話です。
──バラまきの恩恵にあずかれればこれ幸い。期待するのはほどほどにということ?
池上 ハハハ。安倍政権の本当の目的は別のところにあるんですよ。今回の選挙で、「なぁーんだ、民主党は全然デフレから脱却できなかったけど、自民党になったらよくなったじゃないか」となれば、7月の参議院選挙でも大勝できるわけです。
──確かに今の流れでは民主党の逆転はありえない。
池上 そう、第一次安倍政権では参議院で負け、辞任に追いやられました。その時に「再チャレンジできる社会」というスローガンを掲げていましたが、今回やり直しができたご自身はリベンジを果たしたい。つまりは念願である憲法改正に持っていきたいわけです。
──それが国防軍ということなんですか?
池上 ええ、ただしいきなり憲法9条改正とはいきませんよね。最初は憲法改正手続きを定義した96条から手をつけて、憲法を変えやすくする。そのあと9条を変え、自衛隊を国防軍にするという計算をしている。ですから、7月の参院選で勝ちたい、何としても自公、または維新で3分の2を確保したいわけです。そのためにはバラまき公共投資だろうが、何でもやるわけです。
──安倍政権の本音が見えてきました。