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【今日の赤旗】イラク特措法でイラクに派兵され帰国後自殺した自衛官が14日現在26人に達することが日本共産党の赤嶺政賢議員への防衛省説明で判明。内訳は陸自19人、空自7人。陸自は約5600人派兵され、295人に1人が自殺。国民全体の自殺率(約4000人に1人)の14倍近く。
これは衝撃。イラクに派遣された自衛官が帰国後26人も自殺している。陸自の場合、自殺率は295人に1人で、日本全体の自殺率の14倍近くにもなる。陸自全体の自殺率と比べてもイラク帰りは8.6倍の自殺率。イラク戦争のPTSDは米軍だけでない。小泉政権の責任は重大。赤嶺議員に防衛省が回答
上のツイートは、3月21日の下記のしんぶん赤旗の記事がもとになっています。ご覧ください。
イラク派兵から帰国後、自衛官の自殺26人
赤嶺議員に防衛省回答
陸自19人 国民平均の14倍
イラク特措法にもとづいてイラクに派兵された自衛官のうち、帰国後自殺した人が、14日現在で26人に達することが分かりました。防衛省が日本共産党の赤嶺政賢衆院議員に明らかにしたものです。
内訳は陸上自衛官19人、航空自衛官7人。陸自の場合、2004~06年まで約5600人が派兵されており、自殺率は295人に1人となります。
これは、陸自全体の自殺率2551人に1人(10年度の場合)を大きく上回ります。日本国民全体の自殺率(おおむね4000人に1人)の14倍近い数字です。
空自は03~08年まで約3400人が派兵されています。自殺率は486人に1人で、これも空自全体の自殺率3562人に1人(10年度)を大きく上回っています。
防衛省は自殺の経緯、イラク派兵との因果関係などは明らかにしていませんが、08年4月時点で明らかにした自殺者は陸自7人、空自1人でした。イラクから撤退した08年12月以後も、毎年のように自殺者が増え続けていることがうかがえます。昨年10月以降も、イラクに派兵した航空自衛官が1人、自殺していることが判明しています。
イラクやアフガニスタンから帰還した兵士の自殺は各国でも深刻化しています。米メディアによれば、米国防総省は昨年1年間で、過去最悪となる349人の米兵が自殺したことを明らかにしています。その原因として、戦闘体験や心的外傷後ストレス障害(PTSD)、薬物の乱用、個人的な経済問題などが指摘されています。
自衛隊は結果的に、一人の戦死者も出しませんでした。しかし、これだけの自殺者が出ていることは重く受けとめるべきです。政府は対策を講じるとともに、海外派兵が自衛官に何をもたらしているのか、詳細を明らかにすべきです。