足立区で111歳の男性とみられる白骨遺体が見つかった事件が発端となり、高齢者が実際には死亡していたり、所在不明になっている事例が数多くあることが浮き彫りになりました。8月3日の夜のニュースでは、「全国で100歳以上の男女計18人の所在が確認できない」と報じられています。
綾瀬市では、どうでしょうか?
さっそく綾瀬市の高齢介護課に出向き調べたところ、以下のことがわかりました。
①綾瀬市には、100歳以上の方が12名いらっしゃいます。
②最高齢の方は、105歳です。
③12名のうち施設に入っている方が6名です。(これをもって6名の所在確認OK)
④在宅の方のうち、面会できていない方は2名です。(計10名の所在確認OK)
ここまでは、100歳以上の方に毎年行っている市長の「高齢者訪問」事業の中で確認がとれていました。この訪問では、高級タオルセットを祝いの品として贈呈し、市長との記念撮影をしています。(注*施設に入所されている方のうち1名の方は面会できていないそうです)
さて、残った2名の所在確認をどうするのか。
市の担当は、「特に手だけをとることは考えていません」とのこと。
私は、この問題に行政として何もせず、2名の方の確認がとれないままにしておくことはできないと考え、「市の介護保険の利用履歴とか、医療を受けたりして後期高齢者医療保険の給付の履歴など、行政がもっている情報などから確認がとれないものか」と提案いたしました。
すると、「それなら可能です」ということになり、1時間後くらいには「介護保険の方で確認がとれました」との回答がかえってきました。
よかった。
これで12名全員の確認がとれたのではないでしょうか。
しかし、綾瀬市では、70歳以上の高齢者に長寿を祝い贈っていた「敬老祝金」が年々改悪され、2010年からは、88歳の方と、100歳の方にしか贈られなくなっています(この改悪に異議を唱えたのは共産党の松本春男議員と私だけという悲しい現実があります)。
そのため、高齢者の安否確認は他の施策のなかで追求されてはいるものの、かなり穴のあいた状態になってしまっているというのが現実です。
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