お友達が、Facebookに
「ご近所さんから、水菜と壬生菜をいただきました。」
という写真を投稿しました。
車から溢れそうな水菜と壬生菜・・・。
人気のある女性なので、普段からコメントは多いのですが、
今現在で65のコメントが寄せられています。
そこまで多いと、過去のコメントを読まずに
自分のコメントを書く人がいるのも仕方がないこと・・・。
その中に度々登場するのが
「水菜と壬生菜って違うの?」という内容。
声に出して読んでみると、「ず」と「ぶ」が違うだけなので、
同じ野菜だと思っている人が多いのかしら?
彼女がもらった水菜は、このタイプです。
露地栽培の水菜で、一株の重さが4kgになるものもあります。
葉の色も緑が濃く、茎も繊維がしっかりしています。
昔の水菜は、このタイプが多く、
八百屋さんに並び始めると、「お正月が近い。」と思ったものです。
お雑煮、煮物、鍋物、漬物などに使われました。
ところが、今、水菜というと
思い浮かべるのはこちらのタイプではないでしょうか?
「サラダ水菜」という名称で売られることが多いかもしれません。
こちらは、ハウス栽培や水耕栽培で作られています。
露地物に比べると、繊維は軟らかいので、
生でサラダとしていただくことができます。
また、さっと火が通るので、加熱調理にも時間がかかりません。
で、壬生菜のお話に移ります。
壬生菜は、水菜の一種です。
1800年頃、京都の壬生付近で、
葉に切れ込みのない、細長いへら状の葉を持つ菜っ葉が発見され、
盛んに栽培されたことから「壬生菜」と呼ばれるようになりました。
壬生菜は、水菜ほど根が大きくはなりませんし、
葉の形も違うので区別はつきますよね。
壬生菜は、水菜にはない風味と香りがあると言われています。
静岡では、なかなか壬生菜は手に入らないのですが、
昔、有機農家の方から野菜を買っていた時、
壬生菜が入っていたことがあり、
見よう見まねで、塩漬けにしたことを思い出しました。 (^^)
※水菜、壬生菜の画像、お借りしました。