”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

岡山 水菜問題

2015-01-30 12:01:33 | 野菜

これは、私の個人的な興味で調べたことです。

実際、タイトルのような問題が起きているわけではございません。

  

 

先日、水菜と壬生菜について書かせていただきました。

ここに登場するお友達は、岡山の女性ですが、

彼女がとても興味深い話をしてくれました。

それは、

「岡山では、水菜も壬生菜もあまり食べない。

鍋にも入れることは少ない。」

ということ・・・。

 

  

私、俄然興味を持ちました。

壬生菜は、統計にも載らない野菜です。

作られている地域も量も限られているのでしょう。

しかし水菜は、鍋やサラダはもちろんのこと、

最近ではラーメンのトッピングに使われることもあります。

てっきり全国区の野菜だと思っていたのですが・・・。

 

  

なぜ、岡山で食べられていないの??

  

普通、料理の味付けなどの境界線は、

地形的な理由によるものがほとんど。

大きな川が何本も流れていたり、高い山があったり・・・

といった理由でその周辺が境界線となり、

味付けが変わってしまいます。

  

では、岡山に水菜が入っていかなかった理由として、

地形的なものがあるかどうか調べても、

見当たらない・・・のです。

 

 

 

  

  

そこで、まず、岡山県農林水産部にお尋ねしました。

岡山県の水菜の作付面積は14haで、全国29位。

県内のスーパーでは、どの店でも販売されているし、

担当者様も、その周囲の方々も(わざわざ聞いてくださったそうです)、

鍋物やサラダで食べていると言います。

  

  

では、お友達の住んでいる地域だけ、

水菜が食べられていないのだろうか?

そこで今度は、彼女の住むA市の農林課にお尋ねしました。

市の担当者様も、鍋やサラダで食べているとのこと。

スーパーでは、普通に売られているそうです。

ただし、A市の特産は黄ニラなので、

水菜を作っている農家の数は少なく、

鍋物に使われる頻度からいったら、白菜の方が上かもしれない

と教えてくださいました。

 

  

そして、市の担当者様は最後にこう付け加えました。

「まあ、私も他人の家の鍋の中身を、見たことはないので・・・。」

 

  

そうですよね。

結局、家庭の数だけ、鍋はあるという結論に達しました。 (^O^)

 

岡山県農林水産部様、A市農林課様

ありがとうございました。

  

 

※こんなことをやっていると、

私は大変ヒマで、しつこい人間だと思われるかもしれませんが、

決してヒマではありませぬ・・・。

そして、自分の知りたいことに関しては、しつこく調べまくりますが、

人にはしつこくしません。

むしろ、かなりあっさりしています。 ^_^;

 

コメント
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