掛川市にあるキウイフルーツカントリー・JAPANさんに伺いました。
今月末に行う講座の食材のご相談に。
キウイの食べ比べをさせていただきながら
農山漁村ときめき女性の活動でも大変お世話になっている
同農園のキウイちゃんにじっくりお話を伺いました。
【一番細長いのがクラッキー、中が赤いのが紅鮮、一番大きいのがティアドロップ】
一番興味深かったのは、
みかんに替わる奨励作物に採用されたのにもかかわらず、
どうして栽培が広まらなかったのか?
というお話でした。
キウイは、もともとは中国の山中に自生していた植物。
そのくらい強い植物なので
栽培にも手間がかからないか・・・
というと全くその逆でした。
栽培上のご苦労を挙げてみます。
●つる性の植物なので、棚を設置しなければならない。
●根が浅く、つると同じように横に伸びていくため、
乾燥にも湿気にも弱く、灌水パイプが必要である。
●日光を好むので、枝が茂りすぎないように剪定が必要。
●風が強いと果実に傷が付くので、防風対策も必要。
●みつばちの数が減ったため、人工授粉をしなければならない。
自然の中で強く、たくましく生きていた植物を品種改良し、
栽培作物に変え、収量につなげていくことは
設備の面でも、手間の面でも大変なことだったのです。
【樹上で完熟するファーストエンペラー】
でも、キウイちゃんの笑顔は
そんな苦労を微塵も感じさせません。
今回も元気をいっぱいもらって帰ってきました。
さあ、今月末の講座では、
キウイの魅力をしっかりお伝えして、
私が受講生さんたちを元気にしてあげなきゃ!! (^^)v