”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

キウイの笑顔

2015-01-12 09:14:43 | 果物

掛川市にあるキウイフルーツカントリー・JAPANさんに伺いました。

今月末に行う講座の食材のご相談に。

 

   

キウイの食べ比べをさせていただきながら

農山漁村ときめき女性の活動でも大変お世話になっている

同農園のキウイちゃんにじっくりお話を伺いました。

 

【一番細長いのがクラッキー、中が赤いのが紅鮮、一番大きいのがティアドロップ】

 

  

一番興味深かったのは、

みかんに替わる奨励作物に採用されたのにもかかわらず、

どうして栽培が広まらなかったのか?

というお話でした。

  

 

キウイは、もともとは中国の山中に自生していた植物。

そのくらい強い植物なので

栽培にも手間がかからないか・・・

というと全くその逆でした。

  

栽培上のご苦労を挙げてみます。

 ●つる性の植物なので、棚を設置しなければならない。

 ●根が浅く、つると同じように横に伸びていくため、

  乾燥にも湿気にも弱く、灌水パイプが必要である。

 ●日光を好むので、枝が茂りすぎないように剪定が必要。

 ●風が強いと果実に傷が付くので、防風対策も必要。

 ●みつばちの数が減ったため、人工授粉をしなければならない。

 

  

自然の中で強く、たくましく生きていた植物を品種改良し、

栽培作物に変え、収量につなげていくことは

設備の面でも、手間の面でも大変なことだったのです。

 

  【樹上で完熟するファーストエンペラー】


  

でも、キウイちゃんの笑顔は

そんな苦労を微塵も感じさせません。

今回も元気をいっぱいもらって帰ってきました。

  

さあ、今月末の講座では、

キウイの魅力をしっかりお伝えして、

私が受講生さんたちを元気にしてあげなきゃ!! (^^)v

 

コメント
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