今年も、袋井市立浅羽北小学校の3年生に
小麦のお話をさせていただきました。
子供たちは、地元農家さんの協力のもと、
小麦の栽培や収穫を体験してきました。
3学期は、その総まとめの時期にあたります。
お話の内容は、
●人類の栽培の始まり
●野生種の小麦の発見
●なぜ粉にして食べるの?
●日本への伝来と普及
●グルテンと小麦粉の種類
●なぜ浅羽地区で小麦の栽培が始まったのか?
まあ、人類の歴史から地元の農業の話まで
広範囲にわたっております。
地元浅羽地区の小麦と、野生種に一番近いスペルト小麦を
比較してもらいました。
スペルト小麦を観察する子供たち。
「いい匂い~!!」という反応が一番多かったです。
小麦の皮を剥いてもらって、皮が硬いこと、
むきにくいことを実感してもらいました。
中には、えんぴつを使って、小麦の粒を砕こうとする子、
歯でかじって皮を剥こうとする子もいました。
小麦はなぜ粉にするのか?
この体験を通じて理解してもらいました。
薄力粉、中力粉、強力粉を触ってもらいました。
それぞれ触感が異なることに驚いていました。
今年の3年生は、
「とにかく元気がいいです。
じっと座ってお話を聞いていられるかどうか・・・。」
ということを、度々聞かされておりました。
そこで、お話の内容をすべて見直し、
組み立て方や進行の仕方を前日に変更。
子供たちに問いかけ、発言させる機会を増やし、
体験してもらう場面を増やす工夫をしました。
その成果があったのかどうかは、わかりませんが、
授業終了後に、子供たちが集まってきて
「握手してください。」
「ボクも、握手してもらっていいですか?」
本当にうれしかったです。(*^_^*)
来月は、小麦粉を使ったクッキングに挑戦します。
ケガのないように、頑張ろうね!! (^^)v