”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

知多半島の恵みがぎっしり!

2017-05-24 16:16:09 | お菓子

日頃、大変お世話になっている方から

ご出身地である愛知県知多半島の海の幸がぎっしり詰まった

おせんべいが届きました~♪ ヽ(^o^)丿

  

えび、いか、あさり、カニ、ホタテ、イイダコ、

そして、ひじき、青のり、よもぎなどもぎっしり!!

  

香味庵本店さんのおせんべいは、新鮮な魚介類をむき身、すり身、素焼きにし、

油を使わずに丁寧に焼き上げています。

 

 

だから、こちらも「甘えびせんべい」ではなく、

「甘えび」そのものを食べているような深い味わいなのです。

  

  

数年前、ミツカンの博物館に行った帰り道、

えびせんべいのお店がずら~っと並んでいるのに驚いたことがありました。

 

   

三河湾沿岸の西尾市、碧南市、知多半島及びその周辺地域には

全国の90%近くを占める100社前後のえびせんべい製造業者があり、

出荷額も全国一と言われています。

   

この地域でえびせんべい作りが始まった理由には諸説ありますが、

そのひとつに、明治の中頃に「かまぼこ文吉」という人物が始めたという説があります。

   

当時、三河湾ではアカシャえびが大量に獲れ、乾燥したものを中国に輸出。

中国では、この乾燥えびを原料にせんべいを作り、日本に輸出。

しかし、この中国版えびせんべいは高価で、庶民は口にすることができませんでした。

  

そこで、現在の西尾市一色町でかまぼこ製造をしていた文吉が、

乾燥えびの代わりに生えびを使い、そのすり身をでんぷんと混ぜ合わせて焼く方法を考案します。

その後、伊勢からやって来た「ひげ貞」が、大量の生えびを一度に処理する技術を開発したことで、

えびせんべいを大量に安価で製造できるようになったとのこと。

そして、三河湾沿岸や知多半島周辺でえびせんべいが盛んに作られるようになりました。

   

私が、今日、こうして香ばしいおせんべいを口にできるのは、

かまぼこ文吉さんとひげ貞さんの叡智と、Tさんのやさしさのおかげですね。

 

ありがとうございます。 (*^-^*)

 

コメント
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