姪っ子は、緊急事態宣言が出ている地域ではないが、
関東のある県で大学生活を送っている。
夏休みまで帰省せずに、寮に留まるつもりだった。
ところが、大学は休校、部活の練習もできない状態で、
ついにその運動部の寮まで解散となってしまった。
もちろん、寮にいることは可能だけれど、食事も出なくなるので、
自分で何とかしなくてはいけない。
そこで、両親が今週末、車で迎えに行くことになった。
私は、もちろん反対した。
彼女が住んでいる地域は、東京への行き来がしやすいところだ。
通勤している人もいる。
その県全体の感染者数も80名を超えているし、
県知事も首都圏との交流人口が多く、感染者も多い9市町に
外出自粛を要請している。
たとえ車とは言え、そんな地域に住んでいる若者が帰省したら、
感染源になってしまうかもしれない。
心配する親心も、不安な子供の気持ちもわかるけれど、
ここは、心を鬼にして「動くな!」と言ってほしい。
知人はお嬢さん二人を名古屋の大学に行かせている。
全国で5番目に多い感染者数を出している愛知県に、
娘2人をおいておくことは、かなり不安だと思う。
でも「帰ってきてはいけない。」と厳しく言っているという。
自粛というのは、ただじっとしているだけではない。
親も子もそれなりの覚悟が必要だ。
もう会えなくなるわけではない。
エリザベス女王も
「我慢するべきことはまだあるかもしれませんが、より良い日が戻ってきます。
私たちは再び友達に会うことができ、
再び家族と一緒に過ごすことができるでしょう。
私もいつかまたみなさんにお目にかかると思います。」
とスピーチで呼びかけている。
だから、動くな!!