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80年代に出版された某西洋占星術家の本からです。
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夕暮れ時の吹上浜から東シナ海を眺め、砂浜を歩いて
いると、シルエットが自分と共に歩いてきます。
ゆっくり歩けばゆっくりと、立ち止まれば一緒に立ち止まり、
そして走ればどこまでもついてくる……。
子供の頃はよくこんな事をして遊んだものですが、自分の
存在は影ができるから証明される、という事に気づいたのは
高校生になってからでした。
自分の心の中にも光が当たると何か影の部分ができる…、
それが"心の痛み"みたいなものかなぁ、とその時は思った
ものですが、それから更に何年もの年月を経た今は、人間の
心の中には、"光と影"の部分が折り重なるようにして幾重にも
あるのではないかしら、と思っています。
さて、この原稿を書いているのは、鹿児島です。
病気になり手術した、お父さんを見守るため。
そして久々に病院に行き、こんな事を感じました。
看護婦さん達は本当に偉いなあ…と。
小さい頃、私はクリミア戦争の時に看護婦として自分の身を
顧みずに奉仕したナイチンゲールのお話が大好きで、伝記の
中のナイチンゲールのページがボロボロになるまで繰り返し
読みました。
そして、そのお話しの中に出てくるナイチンゲールという女性を、
神のように思ったものです。
ナイチンゲールには、夜明けを告げる鳥という意味があります。
重い病気の人達やその家族にとっては、夜は永遠に明ける事の
ない漆黒の闇のように思え、夜明けを心待ちにしています。
そんな時にかいがいしく働き、見守ってくれる看護婦さんの姿は、
まさに夜明けを告げる鳥、ナイチンゲールのように目に映る事
でしょう。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ナイチンゲールの看護における偉業は今日もなお称えられて
いますが、彼女の名前を聞くとまた、アンデルセン童話の
「ナイチンゲール(なきウグイス)」の話しも思い出してしまいます。
http://dansk.intercubes.com/page.asp?id=82CB0408-2915-
4DBF-8B5C-3AF40E1BCB16
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ある中国の王様が、美しい声で歌う「ナイチンゲール(なき
ウグイス)」の歌を聞いて感動の涙を流し、その鳥を宮殿に
しばらく留めていた所、ある日遠国から王様のもとに金とルビーで
作られ、本物のナイチンゲールそっくりの歌声で歌う金の
ウグイスが贈られます。
その金のウグイスで王様は満足し、本物のナイチンゲールは王様の
もとを去ってしまいます。
ところが作り物である金のウグイスは一年後に心棒が折れて、
二度と鳴かなくなってしまいました。
王様はその後重い病気にかかり、誰もが王の死を確信しました。
王はベッドの中で金のウグイスがもう一度鳴いてくれる事を願って
いました。
そのとき突然、鈴を振るような歌声が聞こえました。
それは以前に宮殿に留まっていた森のナイチンゲールが王の
病気を知り、王を慰めに来ていたのでした。
王はその歌声を聞いて生きる力を取り戻し、王様は死の床から
蘇りました。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
本物の生きているウグイスと、豪華な作り物のウグイスという
対比が鮮やかな話しですが、どれほど豪華であっても、
作り物はやはり本物を超える事が出来ない、という教訓でも
あるように、個人的に感じます。
80年代に出版された某西洋占星術家の本からです。
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夕暮れ時の吹上浜から東シナ海を眺め、砂浜を歩いて
いると、シルエットが自分と共に歩いてきます。
ゆっくり歩けばゆっくりと、立ち止まれば一緒に立ち止まり、
そして走ればどこまでもついてくる……。
子供の頃はよくこんな事をして遊んだものですが、自分の
存在は影ができるから証明される、という事に気づいたのは
高校生になってからでした。
自分の心の中にも光が当たると何か影の部分ができる…、
それが"心の痛み"みたいなものかなぁ、とその時は思った
ものですが、それから更に何年もの年月を経た今は、人間の
心の中には、"光と影"の部分が折り重なるようにして幾重にも
あるのではないかしら、と思っています。
さて、この原稿を書いているのは、鹿児島です。
病気になり手術した、お父さんを見守るため。
そして久々に病院に行き、こんな事を感じました。
看護婦さん達は本当に偉いなあ…と。
小さい頃、私はクリミア戦争の時に看護婦として自分の身を
顧みずに奉仕したナイチンゲールのお話が大好きで、伝記の
中のナイチンゲールのページがボロボロになるまで繰り返し
読みました。
そして、そのお話しの中に出てくるナイチンゲールという女性を、
神のように思ったものです。
ナイチンゲールには、夜明けを告げる鳥という意味があります。
重い病気の人達やその家族にとっては、夜は永遠に明ける事の
ない漆黒の闇のように思え、夜明けを心待ちにしています。
そんな時にかいがいしく働き、見守ってくれる看護婦さんの姿は、
まさに夜明けを告げる鳥、ナイチンゲールのように目に映る事
でしょう。
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ナイチンゲールの看護における偉業は今日もなお称えられて
いますが、彼女の名前を聞くとまた、アンデルセン童話の
「ナイチンゲール(なきウグイス)」の話しも思い出してしまいます。
http://dansk.intercubes.com/page.asp?id=82CB0408-2915-
4DBF-8B5C-3AF40E1BCB16
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ある中国の王様が、美しい声で歌う「ナイチンゲール(なき
ウグイス)」の歌を聞いて感動の涙を流し、その鳥を宮殿に
しばらく留めていた所、ある日遠国から王様のもとに金とルビーで
作られ、本物のナイチンゲールそっくりの歌声で歌う金の
ウグイスが贈られます。
その金のウグイスで王様は満足し、本物のナイチンゲールは王様の
もとを去ってしまいます。
ところが作り物である金のウグイスは一年後に心棒が折れて、
二度と鳴かなくなってしまいました。
王様はその後重い病気にかかり、誰もが王の死を確信しました。
王はベッドの中で金のウグイスがもう一度鳴いてくれる事を願って
いました。
そのとき突然、鈴を振るような歌声が聞こえました。
それは以前に宮殿に留まっていた森のナイチンゲールが王の
病気を知り、王を慰めに来ていたのでした。
王はその歌声を聞いて生きる力を取り戻し、王様は死の床から
蘇りました。
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本物の生きているウグイスと、豪華な作り物のウグイスという
対比が鮮やかな話しですが、どれほど豪華であっても、
作り物はやはり本物を超える事が出来ない、という教訓でも
あるように、個人的に感じます。