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80年代は、現在では恐らく規制や業界事情などによって
出版出来ないであろうコアな内容やタイトルの本が
まだまだ普通に店頭に並んでいた時代でした。
昭和58年に出版された写真の「魔女入門」も、表紙を
見ると抵抗を感じられる方もおられそうですが、実はただの
女子学生向けのおまじない本です。
それでも現在から見るとかなり濃い表現や内容で、また
当時一般的でもあった「実用性」という事を優先しており、
現在のように娯楽性や刺激性を最優先するという空気が殆ど
ない時代の、逆の面白さというものを感じます。
この本の中で紹介されているおまじないを試した事はあり
ませんが、序章の「魔法を使いこなす方法」という部分で
個人的に興味深く感じた項目が幾つかありました。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
『ルールその2は、おまじないや魔法で、決して他人の不幸を
望んではいけないという事なんだ』
僕達が流されている運命の流れには、通常僕達が流されて
いる幸せに向かうプラスの流れと、それとは逆の滅びに
向かうマイナスの流れがあると話したね。
そして人を呪うという事は、滅びに向かうマイナスの流れを
動かす事になるんだよな。
『人を呪わば穴二つ』って言うけれど、そのマイナスの流れを
動かすためには、自分自身のエネルギーもマイナスにしな
ければならない。
という事は、相手ばかりか君自身も不幸になってしまう事は
わかるよね。
だから例えば君に嫌な人がいたとしても、その人をやっつけ
ちゃおうなんて考えないで、例えばその子が良くなるように
って、プラスの方向で物事を考えて欲しいんだ。
おまじないっていうものをかけないまでも、君が心に抱く
気持ちっていうのは、割りと君の心の中のエネルギーに
影響を与え易いものなんだよな。
(後略)
『心の器を大きくしよう』
だけど幾らおまじないを信じ努力しても、願い事が叶わない
事がある。
それは君の心の願いがあまりにも大き過ぎて、君の心の
器ではそれを受け止められず、チャンスを逃してしまう事が
あるからなんだ。
どんな立派な建物も、砂の上に基礎を作らずに建てたら、
すぐ倒れてしまう。
つまりその望みをしっかり受け止めて、それを生かす基礎に
当たるのが、君の心の器という訳なんだ。
だから願い事をかける前には、その願い事が君の器に
適ったものか、分相応かっていう事をよく確かめて欲しいんだ。
そしてね、ちょっぴり高望みかなって思った時は、おまじないを
かける前に、その願い事を受け取れるだけの器を持てる
ように、それなりの勉強をして、分相応の願いになるように
努力をして欲しいんだ。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
過去のおまじないブームは下火になりつつも、その流れは
現在も継がれているようですが、ネットなどを見ると、
こうした精神的な注意の喚起なく、やり方だけが先走って
しまっているような印象も受けます。
この本は恋愛の目的のおまじないの紹介も多いですが、
恋人や意中の男性を「彼さま」と表記している所に、また
当時の雰囲気を感じました。
80年代は、現在では恐らく規制や業界事情などによって
出版出来ないであろうコアな内容やタイトルの本が
まだまだ普通に店頭に並んでいた時代でした。
昭和58年に出版された写真の「魔女入門」も、表紙を
見ると抵抗を感じられる方もおられそうですが、実はただの
女子学生向けのおまじない本です。
それでも現在から見るとかなり濃い表現や内容で、また
当時一般的でもあった「実用性」という事を優先しており、
現在のように娯楽性や刺激性を最優先するという空気が殆ど
ない時代の、逆の面白さというものを感じます。
この本の中で紹介されているおまじないを試した事はあり
ませんが、序章の「魔法を使いこなす方法」という部分で
個人的に興味深く感じた項目が幾つかありました。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
『ルールその2は、おまじないや魔法で、決して他人の不幸を
望んではいけないという事なんだ』
僕達が流されている運命の流れには、通常僕達が流されて
いる幸せに向かうプラスの流れと、それとは逆の滅びに
向かうマイナスの流れがあると話したね。
そして人を呪うという事は、滅びに向かうマイナスの流れを
動かす事になるんだよな。
『人を呪わば穴二つ』って言うけれど、そのマイナスの流れを
動かすためには、自分自身のエネルギーもマイナスにしな
ければならない。
という事は、相手ばかりか君自身も不幸になってしまう事は
わかるよね。
だから例えば君に嫌な人がいたとしても、その人をやっつけ
ちゃおうなんて考えないで、例えばその子が良くなるように
って、プラスの方向で物事を考えて欲しいんだ。
おまじないっていうものをかけないまでも、君が心に抱く
気持ちっていうのは、割りと君の心の中のエネルギーに
影響を与え易いものなんだよな。
(後略)
『心の器を大きくしよう』
だけど幾らおまじないを信じ努力しても、願い事が叶わない
事がある。
それは君の心の願いがあまりにも大き過ぎて、君の心の
器ではそれを受け止められず、チャンスを逃してしまう事が
あるからなんだ。
どんな立派な建物も、砂の上に基礎を作らずに建てたら、
すぐ倒れてしまう。
つまりその望みをしっかり受け止めて、それを生かす基礎に
当たるのが、君の心の器という訳なんだ。
だから願い事をかける前には、その願い事が君の器に
適ったものか、分相応かっていう事をよく確かめて欲しいんだ。
そしてね、ちょっぴり高望みかなって思った時は、おまじないを
かける前に、その願い事を受け取れるだけの器を持てる
ように、それなりの勉強をして、分相応の願いになるように
努力をして欲しいんだ。
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過去のおまじないブームは下火になりつつも、その流れは
現在も継がれているようですが、ネットなどを見ると、
こうした精神的な注意の喚起なく、やり方だけが先走って
しまっているような印象も受けます。
この本は恋愛の目的のおまじないの紹介も多いですが、
恋人や意中の男性を「彼さま」と表記している所に、また
当時の雰囲気を感じました。