宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「心の星」

2007年11月06日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

80年代に出版された某西洋占星術家のエッセイから
です。

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少しずつ冷たくなっていく夜風を頬に感じながら、沢山の
星を数えていると、15も数えないうちにわからなくなり、
もう一度!なんて思ってもやはり10個くらいで挫折。
ホント星の数ほどって言うけれど、なんて沢山あるのでしょう。
私達の心の中には色々な自分が住んでいるわけだけど、
思いやりの心が星の数ほど住んでいればいいのにね。

それからしばらくの間、星に「思いやり星」「ナマケ星」
「意地悪星」「女神星」と名前をつけながら楽しんでいると、
ナマケ星と名づけた星の近くから、スーッと流れ星が
尾を引いて落ちていくのが見えました。
これは私にナマケ心を捨てさせるための、神様の戒めの
声かナ……と思ってその後もしばらく見ているうちに
(いや、しばらく所か、4時間も見ていたのですよ、本当に
どうなっちゃってるんだろう…)星の位置が少しずつ変わり、
灰青色空が明るくなってきたのです。

こうしてスターウォッチングの一夜は明けてしまいましたが、
秋の一夜を自分の好きな事に自由に使ってみたいなぁーと
思っていた私にとっては、最高の贅沢でした。

今、皆さんの心の中には、どんな星が住んでいるのかしら…。
ピカリと輝く自己主張星もステキだけれど、控えめにニッコリと
光る、優しさ星もイイナ。
秋の夜長に、自分の心の星を夜空に映し出して、探してみてね。

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占星術に関心を抱く人は少なくないですが、こうした星空を
見つめて星に語りかけるような心を持っているような人は、
それほど多くないのでは、と感じました。

ホロスコープの作成法やデータがあれば誰でも一通りは
占う事が出来ますが、しかし個人的に、星空と語らう心や
感性の持ち主でなければ、「真の一流の占星術家」になる
には難しいようにも思います。




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