宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「湯もまた水」

2008年02月09日 | Weblog

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この「性エネルギー」というのは正式な生物科学的な名称でもなく、
他の身体のエネルギーと全く異なるものでもありませんが、
タントラやヨガなどの世界ではこのように呼ばれています。

気功、ヨガ、etc…世界の様々な身体技法も、深い面、
神秘的な面に目を向けると、「各自の持つ性エネルギーを
いかに大切にして、重力の法則に逆らって垂直に方向付け、
身体に還元して"生命エネルギー"として有効に利用する、
若しくは更なる精神的な価値を生み出す事に利用する」
という点に行き着きますが、そのための具体的な方法は、
独りで行うものと二人で行うものの二つのタイプがあり、
呼吸法や定まった座り方や視覚化を利用するというものが
多いように思います。

このように身体に還元してどのような益があるのか?という
点について、「バイタリティーが増して行動力も増した」
「創造性が豊かになった」「感情面で肯定的な変化があった」
「老化の遅延」など様々な報告がありますが、独りで行う技法は
それほど難しくなく、また7歳から行うための身体的な条件が整うと
言う指導者もいます。
わたくし自身は小学生の頃から気功やヨガに関心があり、
そうして気づくと人生の半分の時間をこうした技法を行って
過ごしていました。


写真の本の方は、副題の一つが「性の乱れた現代への警鐘の書」
というもので、「性エネルギー」のタイトルだけを見てとりあえず
購入してみたものですが、独り、若しくはカップルで行う具体的な
技法の本ではなく(一つのカップルの方法について1ページ分ほどの
簡単な言及がありますが)、殆どが既婚者に対する理想的な夫婦道の
提言で、「性エネルギーの具体的な還元」という見地から見れば、
どちらかと言えば受動的とも言えそうです。

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