宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「人間そのものを考える学問」

2008年02月26日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

ルネ氏の80年代に出版れた本の質疑応答からです。

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【Q】「占いや神秘学の本を読んでいると、家の人がそんなものは
止めろと怒るのです。」

【A】「占いや神秘学は、一般の人には馴染みの薄い学問なので、
別にこれという理由もなく、ただ恐がるのです。

特に現代のオトナは科学万能、物質優先という偏った教育を
受けていて、心の科学や宇宙と人間と云うような高次元の
勉強はしていません。

『ガッチリ働いて、ガッチリお金を残せばいいじゃないか、そういう
生活をするためには、心について考えるなんていう事は無用の
こと』
と思っているのです。
そして、それが人類を破滅の淵に追い込んでゆく事に気がつかない
だけなのです。

人には何と言われようとも、あなたが正しいと思うのなら、自信を
持って勉強を続けなさい。
またこういう本をオトナの人にも読んでもらうようにして、少しでも
21世紀の学問、神秘学に対して理解を求めるようにしましょう。

発明王エジソンも、地球は丸いといったガリレイも、トロイの遺跡を
発掘したシュリーマンも、みんな初めは周りの人達から狂人扱い
されたのです。
でも彼らは堅い信念を持っていましたから、ついに歴史上に名を
残す人物になれたのです。
圧力に負けず頑張って下さい。」

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数十年前は、20世紀が物質の時代だったのに対し、21世紀は
精神、心の時代になるという期待を抱く向きがあり、この回答にも
そうした考えが見られますが、現在は残念ながら期待に反して、
過去よりも社会的に物質、金銭に向かう傾向が一層強まっている
ように感じます。

わたくしの母は昔より心理学や占いに強く関心を寄せ、また宗教に
対する理解もある人でしたが、それでもわたくしが幼い頃から、
年齢に相応しくないほど、異常なまでに宗教や神秘学に関心を寄せる
のに困惑し、小学生の頃、わたくしから「マイバースデイ」を含めて、
そうした種類の本を読む事を禁じました。

無神論者や宗教を忌避する人でもない限り、一般的に自分の子供が
宗教に関心を寄せる事をそれほど嫌悪する親はあまりいないと
思いますが、成人してから聞いた所、わたくしの場合は、かなり
宗教や神秘学の勉強などにのめり込んでいたように見えたそうで、
母が心配して禁じたとの事でした。

そうして禁じられた後は、同じような興味を持つ友人の家に通って勉強
したり、母に隠れて読んだり集めたりしていました。
このブログで紹介させて頂いております昔の魔法の本などは、
そうして隠れて集めたり、後から買い直したりしたものです。

わたくしの例はあまり良くない例ですが、やはり「三つ子の魂百まで」
「雀百まで踊り忘れず」という事でしょうか。
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