宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「旅先は危ないことだらけ」

2008年02月20日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

わたくしの所有する本の中には、改めて見直してみると、
購入時期や購入動機が判然としないものも幾つかあります。
画像の平成4年に出版された本もその一つです。

一見女性向け小説風の表紙ですが(画像向かって左です)、
内容は著者が見えない世界との交流によって得た「魔法」の方法の
沢山の紹介です。
わたくし自身はこの本を使用して何かをしたという事もなく、
昨日偶然目にするまで、この本が家にある事自体忘れていました。

この本の著者によれば、天地創造は「竜皇・鳳凰・天馬・王虎・
鹿神・崇牛・聖巳・帝狐」という「八神獣」によって行われたという
前提で、この本の中で紹介する魔法は、その「八神獣」によって
教えられ、また力を借りる方法であると説明しています。

そしてその内容を見ると、「ネアカになるには"オンマエソアカ"と
唱えながら両手の親指と中指を弾く」とか、「人から信用されるには
一つの手印を組んで"オンソラセ"と21回唱える」とか、
「人に好かれるようになるためには、両手の親指と人差し指で輪を
作り、両手の輪を組み合わせて力を入れて引き合いながら
"オンマルマルマル"と唱える」とか、そうした感じの「魔法」の
紹介になっています。

もし「八神獣」というものが存在して、彼らが天地創造を行ったので
あれば、それほどの次元の存在が「(既に死語だと思いますが)
ネアカになる魔法」とか、「ギャンブルに強くなる魔法」、「痩せるための
魔法」「綺麗な肌になる魔法」などを人間に教えたりするのか、
という疑問がどうしても残ってしまうのですが、「魔法」の内容を
見る限り「神獣」と言っても紹介されているものは全て仏系のもので、
また力を借りる対象が、蛇や狐や虎や牛などなど……で、個人的には
誰にも御勧め出来ません。

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