宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

(大司命節祭を控えて)

2009年10月08日 | Weblog






道士よ、よじ難きあの道がいかに高くとも、
おのが眞一 守るなら
恐るるなかれ 得道の
万書に勝る ほまれあり

道の半ばに止まる者 やがて道に迷ふ
山高ければ 谷深く
ひとたび堕つれば魔と変じ
辱聖の限りを引き廻す

神宝の盗法、明日の日は道の障礙ぞ、
仙掟のいかに堅いとも
不断の欲 絶えず相克し
とわに尽きぬは その濁り

道念あれよ 神に倣へとは いにしえよりの大法
祈り捧ぐは神宝と
五岳眞図の返還なれば
日に日に願い奉れ 御道の安泰
コメント (11)

「妖精への呼びかけ」

2009年10月08日 | Weblog




画像は、昔のマイバースデイの「妖精シリーズ」の中の、オリーブの妖精
「カリーヌス」です。

色々な人が、自身が遭遇した奇現象や不思議体験を
伝えるような場所や、誌上コーナーで、80年代には、妖精を
見た、もしくは妖精の声を聞いたという体験談がしばしば見られたの
ですが、90年代になると、幽霊遭遇談は相変わらず多かったのですが、
妖精に遭遇したという話は、殆どなくなってしまいました。

80年代に誌上に投稿されたもので、草木に宿る精霊の声を聞いた
中学生の真面目な体験談がありまして、個人的に興味深く感じる
所があり、今回抄掲させて頂きます。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【草木に宿る精霊の声が聞こえる】

これは去年の夏休み中の、ある日の事です。
私はその頃、草や木に宿る精霊に興味を持っており、暇さえあれば、
自分の家の庭にある草木に話しかけていました。

いつものようにその日、私はお気に入りのツツジに向かって、話しかけて
いました。
「お前は綺麗だね、本当に綺麗だね。」

私は少しの間、こんな風にしてツツジに話しかけていましたが、そろそろ
家に入ろうと思い、何気なく空を見上げました。
と、その時です。
どこからともなく、やさしい女性の声が聞こえたのです。
「陽に当たれば、もっと綺麗に咲きますよ。」

私は、いつも周りに人が居ないのを確かめてから、草や木に話しかけるの
ですから、その時も、私の近くに人などいるはずがありません。
勿論、慌てて周囲を見回しましたが、それらしき人影すら、ありませんでした。
家族の者も居ず、庭の奥ですから、外から誰かが見ていて声をかけたなどと
いう事も考えられません。

瞬間、私は、その声がツツジから発せられたように思いました。
いえ、それは確信に近いものです。
決して空耳などではなかったのです。
ツツジに宿る精霊が、私に声をかけたのだと、私は信じます。

その理由の一つとして、私はその当時、ツツジが陽に当たれば綺麗に咲く
などという事を知らなかったのです。
後になって、祖母からそう聞かされ、やっぱりあれは精霊の声だったんだと
更に確信を深めたくらいなのです。

早速私は、そのツツジを陽の当たる場所へ移してやりました。
以前にも増して、ツツジが綺麗に咲いた事は、言うまでもありません。

その出来事をきっかけとして、私は益々、庭の草や木に語りかける事に
熱心になりました。
やさしく話しかけ続ける事で、この草や木と、きっと心を通い合わせる事が
出来ると、自然に信じていました。

そんなある日、私はとんでもない失敗を犯す所でした。
それは、夏休みも終わり、始業式のあった日でした。
その日の朝、私はとても腹の立つ事がありました。
それでつい、側にあったブロックの上の植木鉢を、事もあろうに、足で
蹴ろうとしてしまったのです。

と、何とその瞬間、また女性の声がはっきりと聞こえたのです。
「止めて下さい!」
というその声は、以前に聞いたやさしいものではなく、とても切羽詰った、
悲鳴に近い声でした。

慌てて今度も周囲を見回すと、近くに妹がいました。
でもその声は、妹のものとは全く違います。
妹は、私がその植木鉢に向かって手を合わせ、しきりに小声で謝っているのを、
不思議そうに見ていました。

勿論念のため妹に、さっき自分がこの植木鉢を蹴ろうとした時に、何か言ったかを
聞いてみましたが、妹は何も言っていないという事でした。
それで更に、あの「止めて下さい」という女性の声を、妹も聞いていないかと思い
尋ねてみましたが、妹には、その声すら聞こえなかったようです。

そして、なぜそんな事を聞くのか、といかぶる妹に、実は、と言って訳を話して
やったのですが、妹はただ笑っているだけで、まるで信じようとはしませんでした。

誰に何と言って笑われても、私は草や木に精霊が宿ると信じています。
そしてこの声は、誰にでも聞こえるというものではなく、精霊の存在を信じ、いつも
やさしく語りかけ、心を通い合わせている者だけが、聞く事が出来るのだと。
草や木や花を愛するという事は、本当はそういう事だと私は思います。

もしあなたも、草や木に宿る精霊の声が聞きたければ、私のように、いつも
優しく、その草や木に語りかけて御覧なさい。
きっといつか精霊達が、答えてくれるはずです。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

以下、西洋の妖精の本から、翻訳して抄掲させて頂きます。

…………

【地の精霊への捧げもの】

生のタイム、ローズマリー、白のローズペタル(薔薇の花びら)を、オートミール、
ミルク、蜂蜜の中に入れてケーキを焼き、満月の時に、あなたの庭か、
特別な場所に、次の言葉を唱えて置きます。
「この地の精霊よ、汝らの誉れのため、我はこの捧げものを為したり。」

【アメジストの石魔術】

アメジストの小片を流水の下で洗い、クラリセージ・オイルを石に塗ります。
予言的な夢を受けるために、それをあなたの枕の下にしのばせます。

磁石石の呪文】

新しい友人を引きつけるために、あなたのポケットの中で磁石石を
持ち歩き、社会的な集いや、新しい人と出会う時に、この石をこすって、
このように唱えます。
「磁石石はわが道に、新たなる友らをもたらさん。
されど磁石石は、わが敵どもを寄せる事のあらじ。」

…………

コメント (4)