宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「大仏ポスター」

2009年10月15日 | Weblog

(画像はクリックされましたら拡大します。)

画像は、昔の「トワイライトゾーン」の付録の、黄金仏ポスターです。

現在は静かな仏像ブームが日本に起こっているとの事で、
仏像拝観者も若い人が特に増加しているそうですが、80年代後半には、
大仏建立が日本各地でブームとなったようです。
丁度バブル景気の華やかな時代、資金面でも充分に余裕があった時代
ですが、「単に現世利益を求めてか、人類破滅の回避の働きか!」と云った
テーマで、朝倉三心氏がレポートされていました。

仏教の歴史を調べてみると、釈迦の死後、数百年が経過して、仏像が
初めて造られる様になったとの事です。
仏像のルーツは石仏で、それから徐々に大きな仏像が建立されるように
なったと見られ、80年代末には100メートルを超える高さの仏像さえも
何箇所かで建立されたそうです。
朝倉氏は、「仏教に対する期待感と、現世利益をより多く追求する
エネルギーとが、奇妙な形で合体し、それを可能にする資金力が大仏建立の
ブームをもたらした」と考察されていました。

しかし大仏は建立すればそれだけで良いと云うものではなく、祀り方や、建立の
過程あり方でも、変わってくるとの事です。
以下、朝倉氏の言葉です。

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5メートル以上の大仏は、近寄って見ると、全体の一部しか見えないので、正面から
全体が最も大きく見える場所を選んで欲しい。
そこで合掌して、目を閉じ、心が落ち着いてから、パッと目を開けて大仏を見ると、
一瞬で大仏から受ける何かを感じ取る事が出来る。

それは、自分に感動を呼ぶものであったり、ありがたいものであれば、静かに
祈りを捧げたり、願い事をするのも良い。
反対に、目を開けた瞬間、不快感や、邪悪なものを感じたら、大仏と相性が
悪いか、大仏自体が邪念のこもったものであるので、長居はせずに、すぐに
その場を立ち去った方が良い。

心に感動を呼ぶ大仏は、近くで見てもありがたいものであるので、全体を拝んだ
後は、近寄って拝観し、頭を良くしたい人は頭部を、腰に痛みのある人は、腰の
辺りを見つめて祈願すると、御利益を頂ける。

このポスターも、タリズマニック・パワーに満ちたものなので、是非壁に飾って欲しい。

………

誰が見ても美しいと感じ、神々しいと思う仏像には、自ずと霊力が宿っており、
御利益も強い。
新造された大仏を、各所で見て歩いたが、はっきり言って、東大寺や鎌倉の
大仏のように、自然ににじみ出る様な、尊厳さとパワーを持った大仏は少ない。

どうしたら、古い大仏の様に、御利益が強くなるのかと、教えを求められたり、
念を入れてくれと頼まれる事もあるが、その時は、大仏内に胎内仏(出来れば純金製)を
安置するように話している。

大仏は正直言って、大き過ぎるため、祈願の対象にはなっても、普通の方法では
念は入れ難い。
全体の見える遠い所からパワーを送っても届かないし、近づき過ぎると、念力は
仏像の中で放散してしまう。
これを防ぐのが胎内仏で、念入りに祈願され、パワーを充分に備えた小仏が大仏内に
安置されると、見違えるばかりの御利益のある大仏に変化する。

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