終戦直後に度会(わたらい)秀吉さんによって、岐阜県山中のウラン鉱
近くで発見された、「星の石」というものがあります。
度会(わたらい)さんは、「日本は原爆でやられてしまった。
これからはウランの時代だ。
自分も日本にウランを探してやろう」と思い立って、岐阜県に、日本最強の
ウラン鉱を発見したのですが、そのすぐ近くに、この「星の石」を見つけた
そうです。
最初は隕石の一種と思われていたので、「星の石」という名称に
なったそうですが、この石は、説明によれば、「未風化のペグマタイト」で
あるとの事です。
「ペグマタイト」は風化すれば「麦飯石」になりますが、「星の石」は
風化していないものであるそうです。
そうして、旅館のホテルの風呂に数百キロ分を入れてみると、入浴者の
体調が良くなったり、リウマチが治ったり、体力のない老人が活力を
急に取り戻したり、という事が続出したそうです。
この石は、薬石の一種であり、水にこの石を数時間浸してから
飲む事で、石のミネラルなども容易に摂取出来るとの事で、発見者の隣に
住んでいた女性が、この石を求める人達に石を売っていましたが、
80年代のオカルトブームの中で取り上げられる事で注目され、全国的に
知られるようになりました。
そうして、この石を数時間浸した水を飲み続ける事で、皮膚の
大きなアザが消えてしまった、薄くなった髪が再び多く生えるようになった、
便秘が完全に治ってしまったなどの報告が全国から寄せられるように
なりましたが、不思議な事に、この石を持ち歩いてから、運が良くなった
といった報告も届いたそうです。
現在は「星の光」という名称で、加工されて、特定の団体が販売して
いるようです。
http://www.hoshinohikari.jp/nigiriishi.asp
その「星の石」の中でも、極めて上質で、200㌔を超える重さの巨石(画像)が
見つかり、現在これは伊勢に贈られて安置されているそうです。
80年代に、この石が誌上で紹介されるにつれて、この石の写真を見ただけの
人にも不思議な効果を起こすと言われるようになりました。
この編集部は80年代末に解散したので、「編集部に一報」する事は出来ませんが、
「物理的なミスでもないのに、石が揺れて写ってしまった」という事を、興味深く
感じました。