灯明や浄水 香や供物を捧げて行います。
7遍か21遍誦す。
「オン・アー・ウン。」
右手を 親指を手の中に入れて
親指の先を 薬指の付け根につけて
残りの四指を握って 7遍誦す。
「オン・シリン・ウン。」
右手を握ったまま
額→喉元→胸の中央→右肩→左肩の順序で触れて加持を与え
最後に 額の前に手を持ち上げて 手を開く。
合掌して誦す。
「那摩(なま)
十方三世常住(じっぽうさんぜじょうじゅう)
一切上師三宝(いっさいじょうしさんぽう)。」(3遍誦す)
「那摩(なま)
宝弓観自在菩薩(ほうきゅうかんじざいぼさつ)
摩訶薩(まかさつ)。」(3遍誦す)
「那摩(なま)
蓮華龍尊黄公念祖(れんげりゅうそんこうこうねんそ)
金剛上師(こんごうじょうし)。」(1遍誦す)
3遍誦す。
「我与無余衆有情(がよむよしゅううじょう)
直証菩提永帰依(ちょくしょうぼだいえいきえ)
仰懇時刻垂護念(ぎょうこんじこくすいごねん)
自利利他祈加持(じりりたきかじ)。」
胸の前で 手印を結ぶ。
左右の人差し指と薬指を外縛し
左右の中指を直立させ
左右の親指と小指を立てて 指先同士を離す。
目の前に 大きな黒雲が広がり
その中から このような宝弓を持つ姿の観世音菩薩が現れる様子を視覚化する。
その両手に持つ宝弓から 強烈な黄色の光が放たれ
その光が 自分の頭頂から入って 全身を満たし
自己の悪障や煩悩 厄などを洗い それらが全身の毛穴から排出され
自己が完全に清められ 安楽を得ていると感じる。
手印を結んだ両手を頭上にまで持ち上げ
頭上で印を解いて 両手を膝の上に降ろす。
そして数珠を取り 下の2つの中から いずれかの眞言を108遍以上誦す。
「オン・バジュラ・ダルマ・カンダ・ダヌサ・アブラディ・ハダヤ・スワハー。」
「オン・バジャラ・ヴィレ・スワハー。」
合掌して回向と祈願を誦す。
どのような回向と祈願でもよろしいが
このような回向と祈願を誦す事もできる。
「弟子○○(でし 自分の名前)
今謹以此持誦(こんきんじしじしょう)
宝弓観自在菩薩心呪之(ほうきゅうかんじざいぼさつしんじゅし)
殊妙功徳(しゅみょうくどく)
至誠専伸回向(しせいせんしんえこう)
祈願(きがん)
那摩(なま)
宝弓観自在菩薩(ほうきゅうかんじざいぼさつ)
慈光注照(じこうちゅうしょう)
悲願摂受(ひがんしょうじゅ)
令使弟子○○(れいしでし 自分の名前)
身心康健(しんしんこうけん)
消宿現業(しょうしゅくげんごう)
増諸福慧(ぞうしょふくけい)
息災除障(そくさいじょしょう)
円成善根(えんじょうぜんこん)
道心不退(どうしんふたい)
現眷安楽(げんけんあんらく)
先亡超昇(せんぼうちょうしょう)。」
「黒文殊の加持によって 障を除く」

(黒文殊)
( `m´) 「…以下の方法を行う前に 黒文殊に供養を捧げておきませんと
自己の魂徳が息災のために 削って転用されてしまいます。」
黒文殊を拝してのち
自分が黒文殊に変じ
胸の中央に 白く光り輝く「ウン字」があり、
その光が自己 または他者の病や災 不祥などを除く様子を観じつつ誦す。
「オン・タソチュソ・トゥルダソ
トゥルミグソ・ニンゴラ・チョア・カ・ラ・ツァ・カム・シャム
ジャム・ベイ・パット・ソーハー
○○(自己か 息災を与えたい相手が居る場合 その名前を誦す)
シャンディアン・グルイェ・ソーハー
一切浄化(いっさいじょうか)。」
「黄財神の加持を受ける」

(黄財神)
黄財神を供養し このように誦す事によって
十波羅蜜を修め 十力を成就し
もし この陀羅尼を書写して 喉元に載せる事によって
宝蔵神の守護が得られるとされる。
「ナモ・ラトナ・トラヤーヤー
ナモ・マニ・バドラーヤー
マハーヤクサ・セナ・パタエ
オン・ジャンバラ・ジャリンドラヤ・スワハー。」