灯明や香などを捧げて誦す。
「臣謹重誠上(しんきんちょうせいじょう)
中天大聖(ちゅうてんたいせい)
北斗第三天機宮(ほくとだいさんてんききゅう)
禄存眞星君(ろくぞんしんせいくん)
恭望(きょうぼう)
星慈垂光下降(せいじすいこうかこう)
願為信等解除身(がんいしんとうかいじょしん)
中災寅戌年(ちゅうさいいんしゅつねん)
寅戌月寅戌日(いんしゅつげついんしゅつじつ)
寅戌時之中(いんしゅつじしちゅう)
一切運限深(いっさいうんげんしん)
重厄病(じゅうやくびょう)
患連綿之難悉令消除(かんれんめんしなんしつれいしょうじょ)
天霊節栄(てんれいせつえい)
願保長生(がんほちょうせい)
太玄之一(たいげんしいつ)
守其眞形(しゅきしんぎょう)
消除五臓(しょうじょごぞう)
神君各保安寧(しんくんかくほあんねい)
消災解厄天尊(しょうさいかいやくてんそん)。」
声に出さずに誦す。
「オン・キョウンリタ・ソワカ・インシュツキ。」
「妙果を得て福寿海無量となる」
このように 御仏の三身を讃えることで
妙果を得て 福寿海無量となり
御仏と等しくなるとされる。
「マニシジサルバ・ジャクギャ
チタイシジエイシャゲ
バンネイ・フヒョウ・フバンニキャマンダ
サンマサタビニャ・ドハフリラマリニン
ノウマク・ソトテイ・タンロタリ・サフリラ
バンテイネイ。」
「日精観音」
灯明や浄水 香や供物を捧げて行います。
7遍か21遍誦す。
「オン・アー・ウン。」
右手を 親指を手の中に入れて
親指の先を 薬指の付け根につけて
残りの四指を握って 7遍誦す。
「オン・シリン・ウン。」
右手を握ったまま
額→喉元→胸の中央→右肩→左肩の順序で触れて加持を与え
最後に 額の前に手を持ち上げて 手を開く。
合掌して誦す。
「那摩(なま)
十方三世常住(じっぽうさんぜじょうじゅう)
一切上師三宝(いっさいじょうしさんぽう)。」(3遍誦す)
「那摩(なま)
鏡智観自在菩薩(きょうちかんじざいぼさつ)
摩訶薩(まかさつ)。」(3遍誦す)
「那摩(なま)
蓮華龍尊黄公念祖(れんげりゅうそんこうこうねんそ)
金剛上師(こんごうじょうし)。」(1遍誦す)
3遍誦す。
「我与無余衆有情(がよむよしゅううじょう)
直証菩提永帰依(ちょくしょうぼだいえいきえ)
仰懇時刻垂護念(ぎょうこんじこくすいごねん)
自利利他祈加持(じりりたきかじ)。」
胸の前で 手印を結ぶ。
左右の人差し指と薬指を外縛し
左右の中指を直立させ
左右の親指と小指を立てて 指先同士を離す。
目の前に 大きな黒雲が広がり
その中から このような姿の観世音菩薩が現れる様子を視覚化する。
そして 菩薩はこのような日精を持ち
そこから 強烈な藍色の火光が放たれ
その光が 自分の頭頂から入って 全身を満たし
自己の悪障や煩悩 厄などを洗い それらが全身の毛穴から排出され
自己が完全に清められ 安楽を得ていると感じる。
手印を結んだ両手を頭上にまで持ち上げ
頭上で印を解いて 両手を膝の上に降ろす。
そして数珠を取り 下の3つの中から いずれかの眞言を108遍以上誦す。
「オン・バジュラ・ダルマ・アーニジャ・ジワラニ・ジャゲス・スワハー。」
「オン・ドゥビ・ドゥビ・ガヤ・ドゥビ・バラ・ジワラニ・スワハー。」
合掌して回向と祈願を誦す。
どのような回向と祈願でもよろしいが
このような回向と祈願を誦す事もできる。
「祈請速疾加持浄除我(きせいそくしつかじじょうじょが)
歴劫累生眼根一切業(れきごうるいしょうがんこんいっさいごう)
礼拝供養誦修勝功徳(らいはいくようしょうしゅうしょうくどく)
迴施六道如母諸衆生(かいせろくどうにょぼしょしゅじょう)
五眼六通内外皎潔浄(ごげんろくつうないがいこうけつじょう)
即身趣入究竟眞常楽(そくしんしゅうにゅうくきょうしんじょうらく)
聖哉大悲怙主観世音(せいさいだいひこしゅかんぜおん)
除汝以外不尋他帰依(じょじょいがいふじんたきえ)
救抜無依我等諸哀苦(きゅうばつむいがとうしょあいく)
唯望加持正願速成就(ゆいぼうかじしょうがんそくじょうじゅ)。」
「弟子○○(でし 自分の名前)
今謹以此持誦(こんきんじしじしょう)
鏡智観自在菩薩心呪之(きょうちかんじざいぼさつしんじゅし)
殊妙功徳(しゅみょうくどく)
至誠専伸回向(しせいせんしんえこう)
祈願(きがん)
那摩(なま)
鏡智観自在菩薩(きょうちかんじざいぼさつ)
慈光注照(じこうちゅうしょう)
悲願摂受(ひがんしょうじゅ)
令使弟子○○(れいしでし 自分の名前)
身心康健(しんしんこうけん)
消宿現業(しょうしゅくげんごう)
増諸福慧(ぞうしょふくけい)
息災除障(そくさいじょしょう)
円成善根(えんじょうぜんこん)
道心不退(どうしんふたい)
現眷安楽(げんけんあんらく)
先亡超昇(せんぼうちょうしょう)。」