| 武田家 |
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…今夜の夕飯は あかね風ハンバーグ☆
それでは材料を買いに行かなくっちゃ と…」
~商店街~
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…今日もいい天気☆
あら 今日は何か いつもと商店街の様子が違うみたい…」
( `m´)( `m´)( `m´)
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ
( `m´)( `m´)( `m´)( `m´)
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…中国から買い物に来た 団体ツアー客の人々かしら。
でも 買い物袋は 何も持っていないようだけど…」
(大 物 主)
( `m´) 「…諸君
処女は いつまでも処女ではないが
陰湿ジャップは 死ぬまで 陰湿ジャップである。
陰湿ジャップとは 自分の姿を曝け出す太陽の光を恐れ
いつも日陰に隠れていて
日向を歩いている人間の脚を引っ張る事を生きがいとしており
陰湿ジャップは 仙道に対する根本的認識から 錯誤している。」
(大 物 主)
( `m´) 「…中国人に 神仙の道には多くの犠牲を必要とすると言えば 後はすぐに理解できる、
ところが 陰湿ジャップは いつも建前に生きているので
"神仙の道に関わる犠牲" という事を聞いても
それが建前とか
自分に都合のいい形での部分的犠牲とか
他人に押し付けるものなど 歪んだ形に変換されて 捉えられてしまうようである。
そして 自分の陰湿な姿が 神仙から見て どのように映るかという事は一切考えない。」
(大 物 主)
( `m´) 「…また 宮地常磐・宮地水位・宮地厳夫・清水宗徳
この道統の四者に共通するのは
存命中に 外部から迫害や批判を強く受けていたという事で
宮地常磐は 40代の時に神職を追われている。
今の時代は 既に彼らの功績が知られているので 崇敬の対象となっているが
もし今の時代に 宮地常磐・水位が存命であったら
真っ先に 陰湿ジャップからの攻撃対象になっていた事だろう。
売法や盗法で収益を得るのでもない限り、
陰湿ジャップの中で
ただ神仙の道を守る為だけに 自分が迫害される事に耐えられる者はいないであろう。」
(大 物 主)
( `m´) 「…それでは 密教を尊び
深沙大将の法を修めるのである。」
深沙大将を拝してから
両手のひらを虚空に向け 親指を離して誦す。
「オン・ジャエイ・ジャエイ・ソワカ。」
そのようにして業障が除かれ
悉地を成就するとされる。
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…何かしら 周りの人達の口から ジャップ ジャップと聞こえるのだけど…」
|・) 周りにいるのは 全部 抗日鬼神だい。
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…抗日鬼神? 中国から買い物にやって来た人達ではなかったの?」
(大 物 主)
|・)! (`m´ ) 「…今夜の夕飯は 鶏の丸焼きにする。」
(大 物 主)
|ミ サッ (`m´ ) 「どこに逃げるか!!!!!!」
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ…
──以前 あかねの前に現れた "こっくり大魔王" に よく似た人が
なぜか あの女の子に "鶏"と言って追いかけてゆきました。
そうして 再び後ろを振り返って見ると
そこは いつもと変わりのない商店街だったのです──
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ…
── 先ほど見た光景は 何だったんだろう。
そう考えながら あかねは 帰路についたのでした──