「大方等陀羅尼経」の16文字でも
読誦する事で 百千万劫の禅定や
諸菩薩の神通や弁才、
数え切れぬほどの功徳が得られるとされます。
以下 「大方等陀羅尼経」の一部です。
「文殊師利白仏言(もんじゅしりびゃくぶつごん)
世尊此陀羅尼者(せそんしだらにしゃ)
応誦幾遍修行幾日乃当止耶(おうしょうきへんしゅぎょうきにつないとうしや)
仏言善男子(ぶつごん ぜんなんし)
此陀羅尼応誦六百遍乃一懺悔(しだらにおうしょうろっぴゃくへんないいちざんげ)
当懺悔時応請一比丘(とうざんげじおうせいいちびく)
在其前立口自陳罪必令得聞(ざいごぜんりっこうじちんざいひつりょうとくもん)
如是次第経六十七日(にょぜしだいきょうろくじうしちにち)
占其夢想如上所説更無有異(せんごむそうにょじょうそせつこうむうい)
若得是相知是(にゃくとくぜそうちぜ)
菩薩住清浄地具清浄戒(ぼさつじゅうしょうじょうじぐしょうじょうかい)
復次 善男子(ぶじ ぜんなんし)
若有沙弥 沙弥尼(にゃくうしゃみ しゃみに)
優婆塞 優婆夷(うばそく うばい)
毀諸禁者(きしょごんしゃ)
亦応請一比丘了知内外律者(やくおうせいいちびくりょうちないげりつしゃ)
向形像前若尊経般若前(こうぎょうぞうぜんにゃくそんきょうはんにゃぜん)
自陳其過向此比丘(じちんごかこうしびく)
此比丘応教浄律之法所謂(しびくおうきょうじょうりつしほうそい)
ニカラティ・ムカラティ・アティマラティ・ユカラティ・プラディパ
ジュヴァラカティ・ジュヴァラカティ・ドゥラサカティ・ビサカティ
リバガティ・パラリ・アリ・クシラリ・アリ・クセラリ・アリ
クセラムリ・アリ・ディラムリ・アリ・ビラ・アリ・スヴァーハー。」
「基道果願文の功徳を受ける」
「南無(なむ)
無生空性普賢界(むしょうくうしょうふげんかい)
通透了然金薩意(つうとうりょうねんこんさつい)
遍空衆生自解脱(へんくうしゅじょうじげだつ)
正覚勝幢願豎起(しょうがくしょうどうがんじゅき)。」
「覚空基界幻化舞(かくくうごかいげんかぶ)
覚力道行起妙用(かくりきどうぎょうきみょうよう)
覚明果位本円満(かくみょうかいほんえんまん)
覚性実相願現証(かくしょうじつそうがんげんしょう)
アー・アー・アー
ラマチン。」
「一解百解妙眞如(いっかいひゃっかいみょうしんにょ)
一脱全脱無所著(いちだつぜんだつむしょちゃく)
因縁解脱果解脱(いんねんげだつかげだつ)
自然解脱祈加持(しぜんげだつきかじ)。」
「オン・アー・ウン
ボディゼダルマハスジャギャルナダドゥ
オン・アー・レロレロ・ウン・ジェ・ウン
ママグリンサビンダ
アアーシャサマハ。」(何遍も誦す)
「オン・ヤダマヘイデザバワ
ヘイトンデダンダタガタハヤバダ
デダンザヨニレダ
エワンバデマハシャマナヤ
ソーハー。」(何遍も誦す)
(回向)
「文殊師利勇猛智(もんじゅしりゆうもうち)
普賢慧行亦復然(ふげんえこうえきふくぜん)
我今回向諸善根(がこんえこうしょぜんこん)
随彼一切常修学(ずいひいっさいじょうしゅうがく)
三世諸仏所称嘆(さんぜしょぶつしょしょうたん)
如是最勝諸大願(にょぜさいしょうしょたいがん)
我今回向諸善根(がこんえこうしょぜんこん)
為得普賢殊勝行(いとくふげんしゅしょうぎょう)。」
「悪業や三毒を去り 福や尊勝 無障難 菩提が得られる」
両足を 右足が上になるように
交差させて重ねて 右足の親指が 床につくようにする。
左右の手で それぞれ
親指の先と 人差し指の先同士をつけて 輪を作って
残りの指を開き 右手の平の上に 左手の平を重ねるようにして
手印を結んだ両手を 臍の所に置く。
そして誦す。
「オン・サルヴァ・タタガータ・ジャヤ・ビジャヤ・アジタバジリ
フーム・フーム。」
そのようにして 悪業や三毒を去り 福や尊勝 無障難 菩提が得られる。