「十住断結経」の一部でも読誦する事で
仏の三十二相や 八十種好が具わり
守護が得られ 仏になる事ができるとされます。
以下 「十住断結経」の一部です。
「爾時(にじ)
座上有無畏魔王(ざじょううむいまおう)
自将其衆前白仏言(じしょうごしゅぜんびゃくぶつごん)
我等愚惑永在盲冥(がとうぐわくえいざいもうめい)
今日始聞無形教法(こんじつしもんむぎょうきょうぼう)
若有善男子 善女人(にゃくうぜんなんし ぜんにょにん)
執持諷誦此経典者(しゅうじひょうしょうしきょうてんしゃ)
常当擁護至竟成仏(じょうとうようごしくじょうぶつ)
不使留難(ふしるなん)
於是呪曰(おぜしゅわつ)
タラカラ・アビハハ
持是擁護善男子 善女人(じぜようごぜんなんし ぜんにょにん)
諷誦経典しゅう在心懐者(ひょうしょうきょうてんしゅうざいしんかいしゃ)
爾時(にじ)
梵王復従座起(ぼんのうぶじゅうざき)
即将営従前白仏言(そくしょうえいじゅうぜんびゃくぶつごん)
我当擁護 善男子 善女人(がとうようご ぜんなんし ぜんにょにん)
執持諷誦此経典者(しゅうじひょうしょうしきょうてんしゃ)
若百由延千由延内(にゃくひゃくゆえんせんゆえんない)
不使外邪得 善男子善女人(ふしげじゃとく ぜんなんし ぜんにょにん)
便即於仏前而説呪曰(べんそくおぶつぜんにせつしゅわつ)
エナ・ビトユナビカサーリラー
当擁護是 善男子 善女人(とうようご ぜんなんし ぜんにょにん)
至竟成仏不使留難(しくじょうぶつふしるなん)。」
「帰依発心」
(帰依)
「ウン
大悲之心利衆生(だいひししんりしゅじょう)
上師衆前誠帰依(じょうししゅぜんせいきえ)
専一作諸加持者(せんいつさしょかじしゃ)
本尊前我誠帰依(ほんぞんぜんがせいきえ)
取舎善悪賜悉地(しゅしゃぜんあくししっち)
空行衆前誠帰依(くうぎょうしゅぜんせいきえ)。」
(発心)
「ウン
懺悔往昔諸罪障(ざんげおうしゃくしょざいしょう)
為利衆生正覚故(いりしゅじょうしょうがくこ)
発起菩提之願心(ほっきぼだいしがんしん)
円満成熟衆生故(えんまんじょうじゅくしゅじょうこ)
行持密呪諸大行(ぎょうじみつしゅしょだいぎょう)
勝義離戯菩提心(しょうぎりぎぼだいしん)
自現離返空明修(じげんりへんくうみょうしゅ)。」
(十支)
「ウン
上師善逝空行莅此地(じょうしぜんぜいくうぎょうるいしじ)
歓喜安住日月蓮華てん(かんきあんじゅうじつがつれんげてん)
身語意之三門恭敬礼(しんごいしさんもんきょうけいらい)
供養外内密之諸供云(くようげないみつししょくうん)
懺悔累世所積十不善(ざんげるいせしょじゃくじうふぜん)
随喜三時所積諸善根(ずいきさんじしょじゃくしょぜんこん)
請転解脱自他之法輪(せいてんげだつじたしほうりん)
祈請怙主住世不涅磐(きせいこしゅじゅうせふねはん)
回向三門善行于菩提(えこうさんもんぜんぎょううぼだい)
願彼衆生現証三身仏(がんひしゅじょうげんしょうさんしんぶつ)。」
「一切如来名号陀羅尼」
「一切如来名号陀羅尼」を誦したり 聞いたり
他者に教えたりする事で
その人は六十千劫という 果てしない宇宙的時間の長さの中で
悪趣に堕ちる事なく 重罪が滅し
やがて天輪王となったのちに 仏になるとされます。
「タドヤター・チャトゥラ・シッディ・ユジャナ・サダ
サハスラニ・チャタ・プラマクッター・アラムクリタ・ダラニ・スヴァーハー
サルヴァ・タターガタ・ムルディタ・ダラニ・スヴァーハー
アヴァロキテ・スヴァラヤ・スヴァーハー
サルヴァ・タターガト・スニーサダラナ・スヴァーハー
サルヴァ・タターガタ・パシタ・ダルマ・スカンダ・ダラニ・スヴァーハー
サルヴァ・タターガタ・パシタ・サプラダラニ・スヴァーハー
パドマ・アヴァニカーヤ・スヴァーハー
アスタ・マハー・パラダラニ・スヴァーハー
スッダヴァラナヤ・スヴァーハー
サルヴァ・タターガタ・ナマ・ダラニ・スヴァーハー
アスティパドマ・サニカーヤタ・タターガタ・ダラニ・スヴァーハー
パドマハスタヤ・スヴァーハー
サルヴァ・マントラ・ダラニ・スヴァーハー。」