400億円の税金投入の桜町再開発・ＭＩＣＥ整備、40億円の花畑広場に異論続出の説明会

5月20日を皮切りに、桜町再開発・ＭＩＣＥ整備を含む、「桜町・花畑地区周辺まちづくりマネジメント基本計画」等に関する住民説明会が、区ごとに開かれています。
私は、2回目となった21日夜・市役所14階ホールでの説明会に参加しました。

南区では、富合町の南区役所という場所の不便さもあってか、市民が10数人しか参加しないものでしたが、中央区の会場である21日の説明会には、かなりたくさんの参加がありました。
市の説明の後、質疑が行われましたが、反対や疑問の意見が相次ぎました。

（Ａさん）市の財政が厳しいのに、なぜ九州産交という1企業の儲けのために、多額の税金を使うのか。もっと、市民の身近なサービスのお金を使ってほしい。

（Ｂさん）523億円の建設費に、九州産交は1円も出さずに大儲けする。
　　　　　しかも、こんな大事な問題の説明会に、なぜ市長は来ないのか。大会議場整備は、市長が市長選の公約に掲げて始めたことではないか。

（Ｃさん）私は、541名の原告団をつくって、産文解体や広場用地買収のムダ遣いを正す裁判を行っています。市議会の特別委員会でも、中心市街地に中規模ホールはつくるべきとの取りまとめがされているのに、市長は産業文化会館をさっさと取り壊して、中規模ホールの整備見通しは示されていない。どうなっているのか。市民会館の1階部分を中規模として使うといっているが、あまりにも文化に不見識。
また、県民百科ｔンの問題はどうなっているのか。

（Ｄさん）市は夢のような話をするが、本当にそんなにうまくいくのか。知人も、大きな施設をつくっても、利用や採算など、心配していた。

（Ｅさん）いろいろ言われたが、市の言うようにならないと思う。私は、合併町に友人がいるがみんな「税金や国保の負担は増えて、サービスは悪くなった。合併しなければよかった」と言っている。再開発やＭＩＣＥにたくさん税金を使うと、また他のサービスが悪くなるのではないか。人口が減っているのだから、ここに住みたいと思うようなまちづくりをしてほしいと思う。

（Ｆさん）今日は新しいことを知ることができたが、ＭＩＣＥのことでは商工会議所会頭の田川氏も心配している。ＭＩＣＥとシンボルプロムナードを今日は一緒に説明されたが、本来、別々にすべきではないか。本当に、市民の不安や疑問を解消しようと思ってやっているのか、市民そっとのけでそれいけどんどんでやっていくのではないか。

（Ｇさん）元ディベロッパーとして、関心があったので参加した。ＭＩＣＥについても内容はよく知らないが、シンボルプロムナードや広場をつくっても、だれが歩くのか、だれが使うのか。交通センターのイベント広場でも、よく催しがあっているが、その時は人がいても、いつもは人がいない。
観光でも、外国に行くとき、私たちは歴史ある旧市街は見に行くが、コンクリートの建物は見に行かない。今のような考えで、コンクリートの建物ばかり作ってほしくない。

（Ｈさん）熊本市は、「スポーツ都市宣言」をしている。ＭＩＣＥはスポーツに使えるのか。熊本は、街中にスポーツの公園がない。スポーツを中心の街づくりをして、健康づくり、住んでいる人の役に立つことを考えてほしい。


などなど、意見が出されました。

皆様は、どのようにお考えになりますか。

説明会は、27日まで区ごとに開催されていきます。ぜひご参加ください。
パブリックコメントの締め切りは、23日までです。皆様の率直なご意見をお寄せください。

400億円もつぎ込むような桜町再開発・ＭＩＣＥ施設整備や、40億円も使う花畑広場の必要性、いずれも住民合意が大前提です。
市政のムダ使いは、市民サービスの切り捨てにつながります。

まじかに迫った6月議会でも、市政のムダ遣いを正して、市民サービスを充実する立場で頑張りたいと思います。