会社の健康診断で、夫が上室性期外収縮のため二次検査が必要と言われるようになったのは平成22年からだった。
ネットで調べても心配はいらない事が多いようで、前年までは異常なしだったし特に自覚症状も無いため検査には行かなかった。
翌年春、夫は慢性膵炎の診断を受けた。夏の、会社の健康診断では再び上室性期外収縮と言われたが、それどころでは無かった。
その後も同じ診断が出て、かかりつけ医に「一度24時間心電図で検査したら良い」と言われ、ようやく心電図を装着したのは11月末。翌日に外した時の図形は、前に心電図検査を受けた時とは違って異常な波形が出ていた・・・らしい。
「身内に突然死した人はいる?」と聞かれ
「突然死したのはいないけれど、姉がペースメーカを入れている」と答えたらDr.は慌てた・・・らしい。
「専門病院に連絡しておくのでおかしかったらすぐ病院に行くように」と言われて帰ってきた。
心電図の詳しい結果は一週間から十日後になるようだが、その夜から家の空気は変わった。あの時ほどではないが、会話が無くなった。
翌日、夫が「(結果が出る前に)専門病院に行ってみる」と言い出した。本当は24時間心電図の結果が出てから行ったほうが良いのは分かっている。でも、おかしかったらすぐ と言われては私も心配でならない。安心して眠る事も出来ない。夫が「行く」と言うなら行ったほうが良い。
専門病院は午前のみの診療なので併設のクリニックに行くように言われ、仕事を終えてから病院へ夫を診察して下さったのは院長先生で、問診のほかにレントゲン、エコー、心臓超音波検査をした結果、夫の不整脈は心配無いとは言えないものの大きな心配は無いと言われ、取り敢えずの安心を得たのだった。
週に2回、不整脈に強い医師が外来に出ているから、24時間心電図の結果が出たらその日に受診するように言われて帰宅した。
それから一週間後、結果が出たので受診したのだったが・・・
24時間心電図の結果を見て 「この型は昔はポックリ病と言われたんだよね」 などとDr.は言い更に超音波検査を指示された。
近親者に突然死した人がいたら、やっぱり危険度は上がるらしい。
でもジムに行ってもかまわないと言うし、日常生活で特に注意することは無いと言う。
危険な状態ならジムには行けないだろうから心配する事は無いのかなと思うが、安心したかと言うとそうでもない。なんだか中途半端。
「次の予約は一ヶ月後に入れておくが、近親者に突然死した人はいないか調べて、そういう人がいたら予約日前でも来院して」 と言われ、週末に夫の父方と母方のお墓に行ってお参りをし、先祖の享年を調べてきた。
夫の記憶では身内に突然死した人はいないが、父親の兄弟が多くて分からない部分もある。今週は夫の姉夫婦と恒例の食事会があるので、姉にも聞いてみるつもりだ。