うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

棚卸その2

2023年12月30日 | 音楽
棚卸と言うか、毎年やってる今年の買い物の振り返りとか、近況ばなしです。



去年はインフレを見越して車とかパソコンとか色々買いましたが、今年は大物は殆ど買っていません。読書用のタブレットは昨年暮れに買って年明けから稼働、久しぶりにウォークマンを5月に買いました。

レノボのタブレットに各社の電子書籍アプリを入れましたが、hontoだけ入れられなかった。聞いたらこのレノボは軽量版?のアンドロイドで、hontoは対応していないのだそうです。仕方ないからhontoはiPadで見るようにしています。

ウォークマンもアンドロイド仕様ですが、電池食いで起動が恐ろしく遅くて、嫌みとかじゃなくて本当に何考えて作ってるのか謎なところがあります。この製品は発売から年数が経過していることは確かですが、それにしてもカセット時代にはあれほどクイックアクセスや長時間再生にこだわってたのにねえ。

高いイヤホンを買う趣味はないのですが、個人的にちょいよさげなイヤホン買ったら、イヤホン好きの気持ちは分かったような気がします。
ただこの有線イヤホンはほとんど使ってなくて、もっぱら去年かったテクニクスで聞いています。

あと、自転車を買いました。
折り畳みなので試しに車に積んでみましたが、結構重たいしあちこちはみ出てるし、車も自転車も傷つけそうなのでそれきりやってません。
でも近所走るのに自転車よく使うようになりました。

先日の事ですが時計を買いました。

あと、スマホは買い替えようと思いながら、なかなか手が付けられず。
先日法律が変わって値引きに制約が出たとか言ってましたね。はてどうしたものか。


話は変わって、さいきん買ったCDの話題です。

スザンヌ・ヴェガはなぜだか突然聞きたくなって、2枚ほどCD買ってみました。トムズ・ダイナーはなにかのCMで使っていましたよね。
なんとなくバブル末期から90年代の雰囲気が濃厚で、素直にノスタルジーを感じます。


そう思いながらローラ・ニーロを聞くと、こちらは時代性とかそういうのを超越したパワーが感じられます。すこしわかりにくいけど、一度わかると繰り返し聞きたくなる魅力がありますね。。

若くして亡くなっているのですが、生前の活躍は残念ながら知らないんですよね。。今CDは買いにくくなっていますが、来年も少しずつ追ってみたいと思います。

藍川由美さんは東京芸大声楽科の出身ですが、西洋音楽よりは日本の伝統に根差した歌曲などを中心に取り上げられている方です。
といっても、普段のご活躍の様子はそれほどくわしくないのですが、この2枚は25年ほど前、雑誌などで取り上げられてちょっとした話題になりました。
当時図書館にCDがあったので、借りてきてMDに落として、繰り返し聞いてました。

明治以後、西洋から様々な技術や思想が入り込む中、人々の心の中には様々な葛藤があったものと思いますが、音楽の世界でも西洋風の楽典、音階やリズムで構成された世界と、日本古来の伝統に基づく世界観をどう結び付けるか、当時の人たちは相当悩んだものと思われます。

「ゴンドラの唄」冒頭の『カチューシャの唄』、うちには別に鮫島由美子さんのCDがあるのですが、二人の歌い方は全然違います。藍川さんの方が日本の伝統に根差した歌い方、とかいう単純なことでもありません。『兎のダンス』では附点音符を極めて厳格に表現した歌い方をしていますが、当時の日本の楽典に対する捉え方は、もしかしたらこのように非常に厳密な解釈法だったのかもしれません。

木下忠治作品集はもっと新しい時代の、テレビドラマの主題歌なども取り上げているのですが、頭の中には少し前の日本の家庭とか浮かんできます。蛍光灯が揺れる居間と、ブラウン管テレビから聞こえてくる主題歌、薄暗い廊下とその先の人気のない台所、窓の外から時折聞こえてくるバイクの音、みたいな。

考えてみると自分たちは、昔の薄暗くて寂しい宵闇を、ほんの少しであれ体感できた最後の世代なのかもしれない、とふと思ったりします。


さいごは近況です。
年賀状はじぶんで絵をかいてますが、以前は水彩、そのあと色鉛筆、そして昨年からはiPadを使って描いています。iPadはどうも使いこなせなくて、買ってから実際に使うまで数年かかってしまいました。年末しか使わないから、いざ出してみたらペンシルが故障してたりとか、いろいろありましたね。

写真は去年のイラストが出ています。

この時期になるとプリンタのインクを買ってきます。
いちおう買っておかないと、まとめて印刷するときに困るとおもって買うのですが、今年はプリントかけてインジケーター見たら、どの色も八分方残量がある。ので、いちおう買いはしたけど、封も開けなくて済みました。
インクも高いからね。これ6色で8千円ちかくですよ。。

前のプリンタは背面から給紙して前に流すタイプでしたが、今のは手前から給紙して手前に出てきます。給紙トレイは一度にたくさんのハガキを置けないようになってます。また、印刷開始されると、給紙トレイの上に排紙トレイが出てきて、給紙トレイを隠してしまう。用紙がなくなったらいちいち排紙トレイをしまって給紙トレイを引き出す必要があり、これが結構めんどくさかった。

印刷って時々失敗するので、ちょっと緊張します。紙づまりとか、印刷方向間違えたとか。宛名間違ってたとかいろいろ。
とりあえず無事終わったので、ほっとしているところです。

2年前に買ったシクラメンですが、通年で水をあげて枯れないようにしてました。去年は割とすぐに花をつけたのですが、今年は養分が足りないのか、時間がかかってます。今日ようやく赤いのが見えてきました。
がんばれ・・。

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みんなでうたおう

2023年12月23日 | 音楽


だんだん治ってきて日常生活はもんだいなくなってきましたが、いちどテンション抜けると少し嫌なことも頑張ってやろうという気持ちが失せて、社会復帰できなくて困っています。

しかしそうこうするうちにもう今年もあと残すところ10日を切ってしまいました。

うさぎ年もあとわずかです。

なので、みんなでうさぎの歌をうたいましょう。

メロディはスーパーでよく流れている『よびこみくん』(上掲)です。
それでは、歌詞を掲げます。

うさぎだよね うさぎだよね

もふもふしているよ

うさぎだよ うさぎだよ

もふもふした う☆さ☆ぎ☆だ*

*2~3回繰り返す

うさぎだよね うさぎさんだよ

とってもかんたんで、すぐ覚えられますね。

きょうお買い物に行ったとき、売り場で流れていたら 心の中で歌ってみてください。

もう少し勇気がある人は小声で歌っても良いですよ。
帰り道で大声でうたうと、楽しいかもしれません。

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ジャニス・イアン The Light at the End of the Line

2023年11月26日 | 音楽

「17歳の頃」、「Love is Blind」や「Will You Dance」などで知られるジャニス・イアンが2022年に15年ぶりにリリースしたアルバム。本作を集大成としてレコーディングからは引退を表明しているという。

紙ジャケットの輸入盤にジャケット全体を包むようなタスキ?をつけて、そこに上柴とおる氏の詳細な解説を添えている。
輸入盤を基に店頭で分かりやすいように日本語のタイトルを添える手法は、クラシックCDに時折見られる。
この種の洋楽CDはもはや国内プレスするほどの需要はないのだろう。

ジャケットのポートレートはなんだかおばあちゃんぽいが、確かに"Aftertones"などでブルージィな曲を披露していた頃を思うと声のトーンは落ち着いた感じはするものの、今自分ができる手法であれこれ手段を変えながら曲作りをしている、という様子が感じられる。中にはResistのように強い主張が感じられるものもある。Dark Side of theSun, Summer in New Yorkなども往年を思わせる、味のある歌いぶりだ。

繊細な少女の心情を歌っていたジャニスが、齢を重ねてたどり着いた境地がこのアルバムであるとすると、なんとも興味深い。

ジャニスさんのFBアカウントをフォローしているけど、おもしろい画像とかを取り上げたり、あと日本についても一方ならぬ興味を持っておられるようで、なんか人柄がにじみ出ているようなアカウントになっています。



さいきん映画が見られなくなった。

たしか最後に観た映画はダウントンアビー(映画2作目)だったかな。今年は見ていない。

気になる映画はあるのだけど、どうもその気になれない。
ただ、何度も見た古い映画は時折ビデオにかけて観る。

「ジュリア」は、前にいちど紹介したと思うけど、ちょうど今頃の季節にぴったりの映画だ。晩秋のヨーロッパの、パリやベルリンの枯葉の舞う通り、小春日和の公園、慌ただしい夕刻の駅などを舞台としている。
この描写が大好きで、繰り返し見ている。


ジェーン・フォンダ演ずるリリアン・ヘルマンは、作品が認められて多少自信を持つようになった劇作家。同居人のダッシュには作家として頭が上がらないところもあるが、時にけんか腰になることもある。少女時代からの親友ジュリアには、恋愛に近い感情を抱いている。

このジェーン・フォンダがとってもかわいい。
大人の女性として、一定の自信と社交性も身に着けているし、ふだんは強気で押していくけど、大戦を目前に控えた欧州社会の重苦しさ、自らに降りかかる過酷な運命に戸惑い、苦しむ。
リリアンの原作の設定はわかりませんが、ジェーンは当時40代ですね。
前から同じようなこといってますけど、こういう可愛さって、日本のロリコン文化ではなかなか受け入れられないというか、出てこないですね。

もうひとつ、時折世間で聞く、(今の世の中が)まるで戦前のようだという言葉を、この映画見ながら思い出します。昔初めて観たときよりも、確かにこの映画の世界に近づいているかもしれませんね、今は。

なんか、上と下がつながらなくなってますけど。
あれです。大人の女性、かっこいいです。ってことで。
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CD

2023年05月23日 | 音楽
5月初旬から続々と、これだけ買ってしまいました。。
サブスクサービスがすっかり定着して、CD、DVDあたりはもう買うものではなくなりつつあるみたいですね。。

何度も同じこと書いてますが、うちは配信(ダウンロード)時代にデータ飛ばししてしまったので、形のないものに根強い不信感があるのです。。そのくせ本とかは電子で買いますけど。本棚がね。

むかしは図書館でCDの貸し出しもしていました。都区内にいたころ、クラシックなんかは知らない曲とかたくさんあって、重宝しました。借りてきてカセットや後にはMDとかにダビングするのです。

和洋のポップス系もそれなりにありました。写真下のシェリル・クロウやフランソワーズ・アルディは図書館から借りてMDに落とし、よく聞いていました。アルディは多分日本編集のベスト盤で、曲の組み合わせが良いのですよね。当時物のLPをCD化した5枚組セットも持ってますが、この方が良い。
シェリル・クロウは昔からごひいきです。

竹内まりあの、このアルバムはLPでも持ってます。たしか誕生日の前後に買った気がする。その年の6月だったと思うけど、学校の近くの教会で従姉が結婚式挙げたりして・もうはるか昔の、前世の記憶みたいな感じですけどね。

左上のジョー・コッカーは1曲目のLook What You've Doneが聴きたくて買いました。これも19の頃に、FMエアチェックしてテープをなんども聴いた記憶があります。
「愛と青春の旅立ち」で有名なジョー・コッカーですが、ウェブの寸評を見てたら暑苦しい白人ソウルシンガー、とか書いてありました。立つんだジョー!みたいな世界でしょうか。。ドラムセット詳しくないのですが、冒頭からシンプルなドラム(スネアですかね)がぱんっ、ぱんっと鳴るのが好きです。
これ、Amazon Musicだと検索しても出てこないんです。そういうのがあるから、サブスクだけにできないんですよね。倍賞千恵子「ふるさと」も出てこないです。

昔のひとはアルバム単位で、今の子は曲単位で聴くと言いますが、これからの子たちはもうネットや配信の形でしか聞かないでしょうね。レコードは流行ってるらしいけど、CDは・。だいたい初期デジモノって、世間の目が冷たいんですよね。DATってレトロで素敵、ってことにはならない。

昔ジャズ雑誌で活躍された加藤総夫さんがCD出始めのころの著書で
「う~、やっぱり90年代アヴァンギャルドはCDでないと気分が出んのう」
「やだ~、おじいちゃんったら古いんだから!」
という寸劇?を書かれていたのが、30数年たった今もまだ印象に残ってます。

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ラ・フォル・ジュルネ2日目 ほか

2023年05月05日 | 音楽
朝から用務、家用であちこち出歩き、午後遅く都内に出ました。

例年今頃開催される、先生の個展へ。
また新しいアプローチをされているようで、ちょっと刺激を受けました。

このあと公演までちょっと時間があります。
少しその辺を歩いてみます。
話には聞いていましたが、三愛のビルも解体なのですね。
リコーのショールームがあって、行ったことあったな。


昔マンションかなにかのCMで、新庄監督(その頃は現役だったかな)が「銀座は僕のクロゼット!」と叫んでいた(勝どきだか晴海だかのマンションで、銀座が便利という意味。たしか築地は冷蔵庫みたいなことも言っていた)のを、ふと思い出しました。あの人らしい豪快なCMだったな。

僕にとって銀座というと天賞堂で鉄道模型とか、ソニープラザで新製品見たり1階のトヨタでカタログもらったり、山野楽器とINSにあったHMVでCD漁って、たまにイエナ書店で洋書眺めたり、あと数寄屋橋阪急の奥の方にも本屋があったな。

国際フォーラムのあたりは混んでいるので、東京駅までいったん戻って、むかし良く行ったクアアイナでハンバーガーとか食べてしまった。

ちょっとサービスが変わった。セルフレジになったし、各テーブルに置いてあったおおきなケチャップとマスタードはカウンターからとることになってるらしかった。ふつうはドリンクもらって各席で待つので、席に行く前にケチャップとるんだろうな。もらいそびれた。


さて、長い前置きの後でいよいよ公演です。
井上道義指揮、新日本交響楽団 ベートーヴェン交響曲第5番 作品67です。
『ミチヨシはかくベートーヴェン「運命」の扉を叩く』
演奏前にマエストロと和太鼓奏者林英哲さんとのトークショーがあります。

井上さんが林さんに向かって作品解説をしてくれるのですが、わりと井上さんの発想が飛んでいて、林さんが「・・・、(笑)」となっていました。
ソミファレド、と最小限の音を使って構成された、無色の音楽、という感じだそうです。


ホールで音を聴くとき、最初はどうしてもしばらく「場慣れ」しないと、どうも音楽が伝わってこないような気がします。

人間の脳はホールのアコースティックとか、音の伝わり具合を補正しているみたいです。雑踏で会話しているとき、耳を澄ませば相手の話す音域だけ選び取り、雑音に惑わされずに話に集中できます。レコーダーで録音したのを聞くと、周りが相当ざあざあしていますが、その場ではそんな感じはしない。
たぶん音楽の演奏もそうして脳内補正してるのではないか。

クラシック公演のよくあるパターンは①序曲など、演奏時間数分の小作品、②ソリストが登場して、協奏曲、③盛り上がってきたところで、交響曲、というものです。②、③は別として、最初に①があるのは、この間に聴衆が脳内補正して慣らす意味もあるのかな、とふと思いました。

第五って、普通の演奏だと30分ぐらいで終わっちゃうのですが、冒頭数分はちょっとごちゃっとして聞こえました。次第にクリアになってきて、最後はすっかりいい気分でしたが、LFJは一つ一つの公演が短いので、その辺観客側も考えてチケット買わないとな、と思ったりしました。

余談ですが生の演奏の音の切れ具合、スピード感は、オーディオではけっして味わえないですね(自分たちが入手できる機材では)。特に低音やティンパニなど、違いが顕著。たまにこうして生演奏を聴くのは大切です。
この記憶を持って、家でCD聴くときに脳内補正するためにも。

ホールAは5千人もはいる、クラシック演奏では破格の大ホールですが、終演後ブラボーが出て、あちこちでスタンディングオベーションしている人がいました。
コロナ後ブラボーはご法度でしたが、これでいよいよ昔に戻ったな、という感じがします。LFJらしいエンディングでした。


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ラ・フォル・ジュルネ2023 1日目

2023年05月04日 | 音楽
コロナ渦で'20年以来中止になっていたラ・フォル・ジュルネが帰ってきました。

この時期にこれがないのは何とも寂しかったのですが、戻ってきて本当に良かった。

観客の賑わいは昔のままという感じですが、細かいところを見ると少しずつ以前とは違うところがあります。

一つは休憩スペース。以前は地下2階の大ホールを丸ごと借り切って、休憩したり物販、ステージを設けてのイベントをやっていました。今回はそれがなくなり、座って休めるのはコンコース、地上中庭の野外ベンチ/テーブルだけになりました。LFJは公演を小分けにして好きなものを少しずつ聴くスタイルなので、待ち時間を過ごす人がたくさんいるのです。わずかしかないベンチは常に満杯でした。

供食体制も不足で夜7時過ぎになると弁当などが売り切れになる店(屋台)が続出、酒の提供は逆に多く、少ししかないテーブル席は腰が上がらなくなったのん兵衛に占拠されている状態。

近隣のレストランも閉店したところが多いんですよね。レバンテやロイヤルレストランも今はなく、サラダバーはあるけどちょっとお高くて気軽に入れない。TOKIAとKITTEの地下街も閉店した店が増えたな。寿司屋とか、どいちゃんとか。。

僕も7時ごろから1時間半時間が空いた(本当は職場に一瞬行って仕事する予定もあった。が、出かける前に解決して回避)ので、屋台で弁当買ったのですが、人でひしめくベンチに腰掛けてなんとか食べました。
こんな具合だったので弁当の写真は撮れなかった。

もうひとつは、奏者の変化。
プログラムを見て気が付いたのは、外国のオケが来てないらしい、ということです。’20年以後、コロナ渦のなかでは海外からの渡航が制限されました。仕事で数人出張にくるならいざ知らず、数十人のオケの招聘を、それこそ1年ぐらい前から企画しないといけないこの種のイベントにとって、今回のようなパンデミックは非常に厳しかったと思います。

前にタタルスタンのオーケストラが来てましたが、昨年来そういう問題も新たに加わりました。ウクライナはクラシック音楽、バレエなどの大国ですが、現下色々制約も多いことでしょうし、ロシア系のオーケストラもまた難しい。芸術と政治は関係ないと思うのですが、そう簡単な問題でもないのです。

変わって日本のオケ、奏者が活躍しています。
それも、若手の元気な奏者たちが頑張っている様子を知ることができて、これはこれでよかったです。


今回ピアノと管弦楽のためのロンド(Wo106)、トリプルコンチェルト(op.56)と、ピアノ協奏曲第3番(op.37)、交響曲第7番(op.92)の2公演を聞いたのですが、いずれもオーケストラは東京シティ・フィルハーモニック交響楽団、指揮は松本宗利音でした。

松本宗利音さんは93年生まれ、昨年札幌交響楽団の指揮者としてデビューしたという若手です。今ちょっと調べて驚いたのですが、この少し変わった名前は「しゅうりひと」と読むのだそうです。
クラシックに詳しい方はすぐ気が付くと思いますが、この名前はカール・シューリヒトという、戦前から戦後にかけて活躍した指揮者の名前から来ているのだそうです。

交響曲第7番は色々な演奏を聞いたことがありますが、ひところ流行した速いテンポであっさりと流すようなスタイルではなく、各ソリストの演奏をひきたてるような丁寧な指揮ぶりが印象的でした。

協奏曲の加盟聖矢は昨年ロン=ティボー国際コンクール1位の新鋭です。弾きぶりがすごくて、全身を使って演奏するので飽きないで?見ていられます。
若い子の活躍を見るのは、とても楽しいです。

トリプルコンチェルトの事にあまり触れる時間が無くなりましたが、ピアノとヴァイオリンとチェロの演奏というのは、なんか焦点が定まらない感じで不思議なのですよね。ピアニストさんはピアノの反射を見ながら演奏してるのかもしれませんが、ヴァイオリンとチェロはお互いに目を交わして演奏してました。なんか、三角関係とか、余計な事考えちゃいます。。

明日も1公演聴きに行きます。
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バートン・カミングス

2023年04月28日 | 音楽

きゃりーぱみゅぱみゅさんに続いて、しょこたんも結婚されるんですね。

いやあ、よかったですね。

きゃりーさんの音楽をしょっちゅう聴いているわけでもないし、中川翔子さんのアニソン番組を聞いても何言ってるのかよくわからないのですが、なんとなく好きなんですよね。

萌え~とかそういうんじゃなくて、好きなことを素直にやってるというか、オタク感を横溢させながら、悪い感じにならないところがいいです。
中川さんは前にストーカー被害とか、いろいろ困ってたみたいだけど、そういう意味でも少し落ち着かれて、芸に精進できそうで良かったです。

昔福山雅治ショックとかあったけど、お二人結婚してもぜんぜんショックとかないな。さすがにもうあれだからな。。

でも、ポイント使って写真集とか買っちゃったんだよな・しょこたん。あんまりついったで宣伝してたもんだから。。


いつまでも本題に入らないのもなんなんですが、話はバートン・カミングスです。

知ってる人はほとんどいないと思います。昔、ゲス・フーというカナダのロックバンドがあって、そこでボーカルをやっていました。代表曲はNo Time, American Woman辺りかもしれませんが、偶々知ってるのがそれくらいなので、詳しい人は別の曲を挙げるかもしれません。

American Womanとは、文字通りアメリカの女性ですが、英語が聞き取れなくてもなんかdisってるような歌詞だとピンときます。American woman, get away from meなんてのはさすがにわかりますし、I don't wanna see your face no moreとか、I said get awayどっか行けっつってんだろ!とか、言いたいほうだいです。
空耳でAmerican woman, listen what I sayというのが、「みずぼらし~」と聞こえるし、Bye-Bye~と叫んでるのもばばぁ、と言っているように聞こえます。

高校生の頃、山本さゆりさんが水曜に出ていた「軽音楽をあなたに」でかけていたのを、偶々録音して聞いてました。なんか強烈な印象でしたが、未だにどういうつもりで歌ってたのか、よくわかりません。


時代は下って大学生の頃、これもテープにとって繰り返し聞いてたのは、ソロに転向したバートン・カミングスが歌う’You saved my soul'です。
これは一時期本当によく繰り返し聞いてました。なんか、前向きなバラード?というか、男性が女性に生真面目に思いを伝えてるような印象があって(勝手に想像して)、いろいろ自分の青春ぽい思いにかけ合わせてじ~んとしていたのです。

それで、この歌が聴きたかったので、CDを探してみたのでした。
配信でも検索できましたが、オリジナルバージョンはなかったので。

CD取り寄せて聞いてみたら、配信と同じライブ・バージョンでした。配信も音源はCDが多いので、CDの方で絶版だと配信でも出てこないんですよね。
それは残念でしたが、このライブはなかなか聴きごたえがあって、かなり気に入りました。バートン・カミングスという人は、若い頃よりも年を経て声に張りが出てきたようで、見事なハイ・バリトンで切々と歌い上げます。

勝手なことばかり書いて、アルバム自体の事をあまり書かないのは良くないのですが、もとから知っていた曲は'You Saved my soul'と、'Ferry Cross the Mersay'の2曲だけでした。
でも、何回も聴いていられますよ。。


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BARBEE BOYS √5

2023年01月15日 | 音楽

1989年というと、昭和が7日間だけ続いて、年明けの最初の土曜日に昭和天皇が崩御、有名な小渕官房長官の「平成」改元発表が週末にテレビ中継された。
前年後半から派手な宴席は自粛されており、果てはテレビCMも内容を一部変えて放送されたり、という世の中だった。

昭和天皇の崩御に伴い、そうした「自粛」ムードはむしろ解かれ、ほどなく人々は「平成」の日常を送るようになっていったような記憶がある。この頃成人の日は15日だったが、手元には父が近所の子の晴れ姿を撮影したフィルムが残っている。


たぶんこの3連休か、翌週末、妹と音楽番組を見ていたら、BARBEE BOYSの新しいアルバムが紹介されていた。
僕はその頃CDプレーヤーを持っていなかったので、お金出してそのCDを買ってきて(折半したかな?)、CDは妹にあげて、自分はテープにダビングしてもらってそれを聞くようにした。

翌月能登半島に旅行したが、そのときに間に合ったかどうか、そこまでは覚えてない。でも、よく車の中で聞いていた。

PVはけっこうインパクトがあった。いわゆる芸能界的にきらびやかでも、お上品でもなく、ひじょうにプログレッシブでもなく、むしろやや古典的なロックなのだけど、そのワルさ加減がとってもかっこよかった。

KONTAさんも杏子さんも(ほかのメンバーも)、僕よりはお兄さん、お姉さんなのだが、若くてしっかりしてる職人さんとその仲間たち、という感じだった。ガテン系という言葉はそのころまだなかったそうだが、ちょっとそういうムードがあった。

ほんとうは杏子さんは大手商社に勤めた経験がある、ちょっとお堅めのお仕事をされていたそうなのだが、でも考えてみるとそれを含めて、シンパシーを感じていたのかもしれない。

わりとハスキーな声でさばさばした性格で、という女性は、個々に見ればもちろんそれぞれ違うのだけど、ある種のステレオタイプとして遠くから見ると、人生のいろいろな時期で時折出会っている。

お酒飲みに行ったりすると、けっこう如才なく楽しく話ができたりして、いいんだよね。。もう辞めてしまったらしいけど、前職の若手にもそんな感じの子がいて、(こっちの方がずっと年上なんだけど)からかわれたりして、けっこう楽しかったな。

という話はどうでも良いが、昨年運転中に聞いたFMに、杏子さんが出ていて、近況やら再結成したバービーのメンバーのことやらを話していた。
いい感じで、昔のままのイメージで年齢を重ねておられるようで、とっても懐かしかったし、うれしい気がした。
(それでCD調達)。

今思い返しても平成最初の年の世相って、やはり勢いがあったな。
その後はお通夜ムードなどどこかに吹き飛んでしまい、自分が恩恵をうけていたかどうかは別として、世の中全体に浮かれていた。

今、当時の世相を示す映像というと、お立ち台で踊ってる女性たちみたいな映像ばかり出てくるが、当然だけど?そんなものは全く縁がなかった。

そういう時代だったからこそ、バービーみたいな地に足が付いたようなバンド、演奏は新鮮に感じられた気がする。まあ、本人たちはあまりそういう意図はなかったとは思うけど。
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CDさんまい

2022年11月23日 | 音楽

今年後半は、いつもどこかしら体調が悪い感じで、どうもいろいろとやる元気と、うまくいく自信がなくなった感じがします。昨日もちょっと不具合が。

しごとも色々とチャレンジングなのですが、できないものはできないので、あわくったってしゃぁあるもんかとはらくくってやるしかないようです。

でもひるめしは食えますね。。
とはいえ、リンガーハットのこれは、おもったより大きかったな。



テイラー・スウィフト「ミッドナイツ」

これは10月にリリースされた、10枚目のオリジナル・アルバムなのだそうです。アルバムもビルボード1位になりましたが、シングルカットもヒットして、今月初旬には1位から10位までテイラーの曲で占められた、というニュースを、NHKの海外ニュースで見ました。

買ったのはそのニュースがきっかけです。

テーマは文字通りミッドナイト、真夜中まで起きていて、その時に書かれた曲ばかり13曲集めた、のだそうです。

ので、控えめなビートとやや単調といってもよいアレンジの曲が続き、一聴すると少し刺激にかけるような気がしないでもありません。生憎歌から歌詞を聞き取る能力に乏しいため、歌詞カードを見ないと詩の良さも感じ取れない。

のですが、繰り返し聞いて、ライナーとかを読んだりしていると、だんだんと体にしみてきていい感じになってきます。夜中の車で聞きますかね。

これがいまのアメリカの、もう分断でシビルウォーとか行きそうで物価高にあえいでいる人々が、いいな、と思う音楽なんですね。。
ところで、MAGAの人たちはテイラー、聞くのかしら。。


イーグルス「ホテル・カリフォルニア」

言わずと知れたロック史上の名盤。リリースは1976年(12月)だそうだが、曲がヒットしたのは77年という印象がつよい。「愛するデューク」、「星空のふたり」、そして「ダンシング・クィーン」とか、ヒットしたころですね。。日本だと「あずさ2号」とか。

それはいいのですが。

先日NHK FMでサカナクションの山口一郎氏が番組の中で、このアルバムを取り上げていました( Night Fishing Radio)。昔の名盤を紹介する番組ですが、山口氏も、アルバムについていろいろ調べたレポーターの女性も、アルバム全体を聞いたことがなかったそうです。

そして、山口氏は今回アルバムを聞いて「技術的なレベルが極めて高い。しかし、ロックバンドの演奏に通常みられる「歪み」のようなものが感じられない(=ドライブ感がないという意味らしい)。ロックというよりは違うジャンル、たとえばクラシックのような演奏だ」という感想をのたまう。

さらに、
「今の年になって聞くと良い面も感じられるが、若いころ『イーグルスが好き』と言ってるひとと友達になれない気がしたのがわかる気がする」とまでいうていた。

おおお、かなりいい度胸しているじゃん。全世界3千万人のイーグルス・ファンを敵に回す気か。。
とまでは思わなかったけど・。この方、演奏者の観点からアルバムを評するという、ちょっと変わったコメントをされるので、けっこうおもしろいんだよね。放送時間にラジオつけるほどのファンではないけど。

今回もクルマ乗ってるときに偶々番組後半になってて、後日気になって聞き逃し配信で全部聞いてみたりした。

技術的なことはわからないが、たしかに繰り返し聞きたくなるアルバムだ。高校生の頃、タワレコが輸入盤を扱うようになったとき、LPで買って、何度も聞いた。


このアルバムは当時、巷でもひじょうに評判が良かった。やはりラジオで、たしか浅井慎平さんがDJをやっていて、(「ホテル・カリフォルニア」の)歌詞のことを取り上げていた。
60年代の反骨精神が次第に換骨奪胎されて、商業主義に堕したアメリカのミュージック・シーンを批判したものであると。。

何を話したか覚えてないけど、昔日曜日の11時ごろやっていた、夏目雅子さんの番組でも取り上げていた。
日曜日の遅い朝に聞く、New Kids In Townは、とってもよかったなあ。

たしか大学生の時、「ホテル・カリフォルニア」の歌詞を訳して、それを素材になにか短編小説を書いたような記憶がある。
もう手元に残っていないし、何かいたかもまったく覚えていないけど。。

というわけで、山口氏の番組を聞いて急に気になりだして、CDを買ってしまった。。


吉田拓郎 「アジアの片隅で」

今回買ったわけではないが、先日ふと気になって、CD棚から取り出してみた。7年前に買ったのですね。


1980年の、ちょうど今頃の発売。季節的に今頃だったな、と思って取り出して、車に乗りながら聞いてつらつらと昔のことを思い出していた。

吉田拓郎さんの、というか、歌詞は岡本おさみさんなのだけど、かなりメッセージ性の強いアルバムになっている。タイトル曲「アジアの片隅で」は、当時ニューミュージックと言われて娯楽性を強めていた邦楽を、強く批判している。曰く、「一晩たてば 女まがいの歌があふれだして やさしさが叩き売られるだろう」。

吉田さんという人は、世代によって受け止めが違うとは思うけど、個人的には大人、それも社会にもまれて、常識と気配りを身につけながら、野性的な意欲を保ち続けている大人、という印象がある。
世代的には、前にもそんな書き方をしたことがあるが、親戚のおじさんみたいな感じか。

もちろん個人的な面識はないのだが、深夜放送のDJとかで、いろんなゲストと対談している姿が印象に残っている。小室等さんとの対話も、親友同士の語らいみたいで好きだった。

前にも書いたかもしれないが、加藤登紀子さん(当時30代前半)とのやりとりも、とても印象的だ。女性が男性のどんな姿に惹かれるか、から始まって、女性は(性行為の喜びが男性よりもずっと強いから)創造的な仕事ができないというが、そんなことはない、みたいな会話を、淡々と話していた。
当時中3だったけど、いつか大人になったら、僕も女性とそんな話ができたらいいなあ、みたいに思っていた。

なのに、先日新車に乗りたいと言われて、一緒にショートドライブした床屋のお姉さん(同世代)と交わした会話が「たれ耳うさぎは抱っこが嫌いだ」だという。。
まだ修業が足りないのだろうか。。

アルバムの中で吉田さんは「子どもらに俺たちが与えるものはあるか」と語り、「甘ったれた子どもたちは権利ばかり主張するだろう」と断ずる。そして、「狂い酒のみほしながら、このままずっと(アジアの片隅で)生きていく」という。

あのころ、子どもの目から見た大人と、そんな大人たちが生きている社会、街並みや仕事場での語らい、飲み屋での会話などは、自分たちがこれから、同じことを経験していくんだろうな、という期待と共に、ぼんやりとした想像の世界のかなたにあった。

そして、それらは想像の世界のまま、自分の中のどこかに置き去りになっている。

今、目の前に見えているのはインコとか、TLに流れてくるうさぎとか、こないだ買ったHOゲージのEF510「北斗星」色とか。。

なんなんだというか、なんなんだ。



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If Not For You

2022年11月03日 | 音楽

・・目が覚めたら11時間ぐらい寝てました。
気が付いたら、世間はミサイルでおおさわぎ。
Jアラートは夢を見ているときにも通信できるようにしてほしいですね。。

夜、地震があったらしいのですが、ぜんぜん気が付きませんでした。と、思って今気象庁のHP見たら、当地は最大震度1だったみたいです。

こんなことで、サバイブできるのでしょうか。。

サバイブといえば、諸物価が上がる中、イオンのPB「トップバリュ」はおてごろな価格なので頼りになります。というわけで、生き残るために勇躍イオンに行って、いろいろ買ってきました。
・そんなに意気込まないでも買えるとは思いますが。

そしたら、さしものイオンも原材料輸送費の高騰には抗えず、一部商品を値上げするようです。
上掲写真のうちテーブルソフトとスライスチーズは9日から値上げします、と店頭に書かれていました。6Pチーズは変わりません。「魚介の旨味」は今回初めて買いましたが、98円です。お酢は一時期78円でしたが、今日行ったら68円になっていました。

インフレは春には傾向が出ていたので、3月末に袋麵とか買いだめしましたが、春から夏にかけてラーメンはあまり食べられなくて、けっこう苦労?しました。買いだめも難しいです。


さて、話を掲題に戻します。
8月に亡くなったオリビア・ニュートンジョンの、初期のアルバムですね。
オリビアは16歳ごろから歌手活動を始めていますが、アメリカに進出したのは70年代に入ってからで、最初は主にカントリー系の曲を歌っていました。

これは1971年のリリースだそうです。オリビア23歳。

ジャケット写真は当時のものだと思います。
なんか、原っぱでかくれんぼしていたら、見つかっちゃった。みたいな感じでしょうか・。
ちがうか。

グリースに出るまでは、割とカントリー色が濃い歌手という見られ方をしていて、70年代も半ばを過ぎると、ジャケット写真もそれを意識したようなものになっていきます。
この頃はまだイメージが固まっていないのか、非常にそぼくな、可愛さとそこはかとない色気を感じさせる写真になっていますね。。


もとのLPは12曲の構成でしたが、これは2022年リリースのデラックス・バージョンということで、ボーナス・トラックがたくさん入った2枚組になっています。日本のレコードみたいに、最後の方はBanks of the Ohioのカラオケ・バージョンまで入っている。。

If Not For Youが有名ですが、Banks of the Ohio (オハイオ銀行じゃないです。関係ないけどBankの語源はイタリアのBancoで、両替商が使っていた長机に由来するそうですが、昔の上司は「丘の向こうで両替やってたんだよ」とか、言っていました。。)も印象的です。

まあ、聞いてもらわないとわかりませんが、僕にとってオリビアさんというのは、こういうカントリー系の歌手なんですよね。。ここいらはもう体に染みついていて、こういう曲を聴くと、木枯らしの夜に家に帰って、風呂入って体をゆっくりと伸ばすみたいな、安心感を感じたりします。。

ONJ関連は「グリース」のブルーレイを入手していますが、まだ見ていません。自伝も、ちょっと読むのが止まっています。今回のCDは先般発売になったばかりですが、これ以外の初期LPはCD化されているのかいないのか、検索にはまったく引っ掛かりません。このあたり、キャロル・キングとかカーペンターズとかと違うところですね。。

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小川典子 ピアノリサイタル

2022年10月02日 | 音楽

小川典子さんのピアノリサイタルに行ってきました(10月2日、コピスみよし)。

小川さんは若いころから海外での活躍が長い方で(高校卒業後ジュリアード音楽院に進み、以後主に海外で活躍)、現在はイギリスを拠点として活躍されているそうです。

会場で配られたインタビュー記事によると、コロナ以後も積極的に活動し、今回の帰国はなんと(制限が始まってから)16回目の帰国になるのだそう。移動の都度隔離や検査など、相当大変だったかと思います。。

たしか6月ぐらいだった気がしますが、偶々数日前に「ベストオブクラシック」(NHK FM)で、小川さんのリサイタルをやっていました。
それから間もなくして、ホールから送られてきたパンフレットで小川さんのコンサートがあることを知りました。すぐにチケットをとったので、かなり自由に席が取れました。

ピアノをどの席で聞いたらよいのかは、諸説、また各自の好みもありますが、今回とったのはステージ手前の島の、真ん中の一番後ろです。今思い出してみると、ふつうに良い席とされる、もうちょっとうしろの席は、埋まっていたのかもしれません。要はホールの残響よりも、ピアノから直接音を聞くような席ですね。。

その影響かと思いますが、全編小川さんのエネルギッシュな演奏を堪能することができました。熱演ぶりが半端なかったです。。

前半はドビュッシーの前奏曲(1)です。12曲まとめて演奏すると40分ぐらいかかりますから、とおっしゃって、最初に各曲の簡単な解説をしていただきました。8曲目の亜麻色の髪の乙女、この曲まできたら、あともう半分ぐらいですので、少しほっとしてください(笑い)、などと冗談をおっしゃって、観客も受けていました。

前奏曲は小川さんの解説にあるように、従来のバッハ、ベートーヴェンなどは決してやらなかった、音楽の方向性をぼかす方法を追求したドビュッシーの意図が反映されて、なんとなくもわ、ふわっとした始まり方をします。

いつもCDとかで聞いていると、そんなに大変な感じはしなくて、ふわもこ感だけが印象に残ります。
しかし、実際にはこれ、ピアニストにとっては相当重労働ですね。。曲がふわもこだからと言って、奏者がもっさり弾いてはいけないというか、そういうわけにはいかないようです。

音楽も最初に聞き初めたころは、いろいろ発見したり感心したりしますが、そのうちどうしても慣れてしまって、注意して聞かなくなってきます。CDなどで漠然と聞いていると、余計そうなります。できればこうして、実際の奏者のかたの奮闘ぶりを目にしながら、認識を新たにしていきたいものです。


後半はグリーグとショパン。グリーグは正直ピアノ協奏曲とペール・ギュントぐらいしか知らないですね。抒情小曲集は名前だけ知っていて、どこかでなにか耳にしたことがあるかもしれない、ぐらい・。
今回は小人の行進、トロールハウゲンの婚礼の日という曲で、どちらも楽しげな、童話的な世界を思わせる曲でした。

ショパンは子犬と華麗なる大円舞曲、ノクターン20番(遺作)、そしてアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ(グレートポロネーズ)。
子犬をこういう呼び方しているのは日本だけなのだそうで、イギリスではOne Minutesと呼ぶのだそう。ポピュラーな曲ですが、楽しく聞かせるには相当な腕が必要かと思います。それにしてもこのプログラム、よく考えられていますね。。

最後にアンコールとしてエルガーの「威風堂々」ピアノ版を披露していただきました。さいごまでとてもエネルギッシュで、また小川さんの明るく前向きな印象がよく反映された演奏でした。

ホールを出るとさわやかな夕風がほほをなで、というかんじで。。
車の窓を開けて風を愛でながら帰宅しました。

シルバーウィークはどちらの連休もほぼ家で寝込んでいましたが、この土日はからっとしたお天気に誘われて、すこしリフレッシュ。
前日は体大丈夫なことを見極めて、午後遅くなったので近場にドライブ。越生で梅干し買って、花園でクッキーとネギみそせんべい買って・・。

というわけでした。
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CD何枚か

2022年08月28日 | 音楽

休日ですし、2,3用事をしたぐらいで、あとはくったびれたのでごろごろしていました。たぶん、「トップガン」は今月で公開終了なので、見ようかなとちょっと思ってたのですが、ちょっと元気なし。外、あめだったし。

テレビはちら見程度ですが面白かったです。NHK BS Premの、さいきんいつも見てる「芋たこなんきん」は寝坊してほとんど見てないけど、「サグラダ・ファミリア」とか「ポンペイ遺跡」とか、ぼおっと見てる分にはじつに面白くてためになる。ものすごく贅沢な時間の使い方です。

さて、今月のCDですが(そんなシリーズはないですけど)、うさぎ好みの女性ボーカル3枚です。実はもう何枚か、未開封のものがありますが、それはいずれまた。

ローラ・ニーロは5年ほど前に知って、これまでに2枚ほどCDを買いました。
今回だいぶ間が開きましたが、また新しいアルバムを聴いてみようと思いこれを選択。

「ファースト・シングス」は’67年に19歳だったローラ・ニーロが発表したアルバムです。当初は" More Than  a New Discovery”として発表され、1973年に一部変更の上、タイトルも現在のものに改めて再発売されました。

アルバム1曲目が、僕がローラを知るきっかけになったWedding  Bell Bluesです。これは'66年10月にローラ自身がデビューシングルとして発表したものですが、'69年にはフィフス・ディメンションがカヴァーして、全米1位を獲得しています。

日本で言うところの押しかけ女房もの?で、’ビル!わたしいつもあなたの味方でしょ、さあ一緒に来て!!’という、ほほえましい、長閑な感じの歌です。
フィフス・ディメンションのマリリン・マックの歌唱ものびやかで良いのですが、ローラの歌唱も可憐な感じで素敵です。

この曲はほんと大好きで、60年代らしいおおらかな、素朴な感じが何とも言えません。たぶんまあ、ほんとうの’60sはそれなりにワイルドだったのでしょうけどね。。

ローラのアルバムは、この後も折を見てまた増やしていきたいと思います。

次は、先日亡くなったオリビア・ニュートンジョンのアルバム2枚。
ひとつは「そよ風の誘惑」Have You Never Been Mellow.

タイトルロールはオリビアの代表曲の一つとなった有名な曲で、アメリカでは'75年3月に全米1位となっています。このほか’フォロー・ミー’、’プリーズ・MR.・プリーズ'、'愛の告白'など、有名曲が多数収録されています。
手持ちの「ベスト・オブ・オリビア・ニュートンジョン」には、収録20曲中最初の5曲がぜんぶこのアルバムからのもので、充実した曲目が多数含まれている、ということなのでしょう。

ジャケット写真はオリジナルLPからのものだと思いますが、この時代はこんな路線で、やはりカントリー系のファンを意識していたのでしょうか。

SNSでオリビアさんのプライベート・グループのメンバーになりましたが、毎日大量のオリビアさんの画像がTL上に流れてきます。この方本当に美人さんで、若い頃は少し硬い表情のものが多いですが、齢を重ねるごとにどんどん素敵になってきて、晩年の旦那さんと一緒の写真なんか、とてもいい笑顔で泣けてきます。着物を着た姿も残されていますが、本当にきれいですよ。。

STORNGER THAN BEFORE
2005年発表(日本発売は2006年3月)。オリビアさんはちょうど今の僕ぐらいの年配だった頃かな。
輸入盤中古でしたが、未開封でした。発売時にどの程度ヒットしたのか、あいにく当時のことはわからないです。

ジャケット裏に、A Message From Oliviaという一文があります。
へたくそな訳を;

 このCDにまつわる話は、今から13年前にさかのぼります。当時私は乳がんの手術を終え、オーストラリアでリハビリをしていました。母と食事をしに外出したとき、レスト・ルームで知らない女性から声をかけられました。
「まあ、オリビアさんじゃない?素晴らしい、こんなところでお会いできるなんて!あなたにいつかお会いしたら、お伝えしたいと思ってたことがあるのよ。―20年前に乳がんの手術をして、でも今私はとても元気よ!

この時の出会いは、私を大きく変えました。見ず知らずの方でしたが、彼女の思いやり、自信を持って励ましてくれたこと、そしていつも私の事を想ってくれていたこと。いつか、またお会いして、お礼を言いたいものだと時折思っています。

このCDをご紹介するにあたり、私は収録された曲からひらめきや励まし、そしてすべての乳がんに直面している人々、あるいは他の挑戦すべき旅路についている人たちへの思いやり、などを照らすたいまつとなることを、お伝えできれば幸いに思います。

オリビア・ニュートンジョン


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オリビア・ニュートンジョン

2022年08月09日 | 音楽


26.9.1948 - 8.8.2022
R.I.P.


早朝車を出そうとしていたら、ラジオから衝撃的なニュースが。。

最初にオリビアさんのことを知ったのは「カントリー・ロード(故郷へ帰りたい)」を、夕方のラジオで聞いたときだ。TBSラジオで若山源蔵さんのDJで、その時間帯にはちょっと珍しい洋楽をよくかけていた。

オリビアさんは歌手デビューしてから下積みが長かったらしいが、70年代の半ばごろには主にカントリー系の曲を歌う歌手という印象が強かった。

ただ、後に変身することからわかるように、色々な顔を持つ方で、濃い目のカントリーを歌う一方、同じころに可愛くて爽やかな、ちょっとアイドルっぽい曲もヒットさせている(「そよ風の誘惑」など)。

1978年に映画「グリース」が大ヒットし、それまでとは違った、華やかなスターという存在になる。その後はポップな路線が強くなり、ザナドゥ、フィジカルなどのヒット曲を量産する。

1992年に乳がんを患い、その前後から社会活動などに力を入れ始める。

いつからかは忘れたが、FBでオリビアさんの公式ページをフォローしている。もちろんスタッフが構成しているのだろうけど、いつも若々しい姿でにこやかにされている写真が掲げられていて、元気にされているのだろうな、と思っていた。。


今日に至るまで、一番好きな音楽ジャンルは洋楽女性ボーカルなのだけど、そのきっかけはオリビアさんだ。

もっとも実は、ポップ色の強くなった78年以後の曲は、それなりには聴いてはいるが、好きなのはそれ以前の曲だ。

写真のベストアルバムは、’98年にCDとして初めて買ったもの。割と新しい曲も入っているが、版権の関係なのか、グリース関係の曲などは入っていない。

この辺は10年ほど前に、CDで集めだした70年代半ばのアルバム。
今日SNSで訃報のことを話題にしたら、このジャケット絵と「ジョリーン」のことが話題になった。

’76年リリースの、邦題「たそがれの恋」。
爽やか系とカントリー系が両方入り混じっている。
カントリー系は当時の流行だから、今日の目で見る(聴く)よりも、もっとポピュラーな聞かれ方をていたのだと思う。

'77年夏に出た「きらめく光のように」Making a Good Thing Better。
当時のラジオで襟川クロさんが「さわやかな、さわやかな歌声・・」と紹介していたのをよく覚えている。

ジャケットが華やかですごくかわいいので、オリビアさんを聞きたくなったらつい手が出る。

同じ年に出たベストアルバム。邦題は「詩小説」。

これは、生まれて初めて買った30cmLPなのだ。。
上で書いたように、最初にオリビアさんに興味を持ったのが、「カントリー・ロード」だったので、それが入っているアルバム、かつ当時の最新のLPを買ったのは自然な流れだった。。

ちなみに「カントリー・ロード」は、今でも英語で暗記していて、カラオケとかで歌えたりする(と思う)。
むかしのLPレコードは高かったけど、ジャケットはまことに豪華であった。

いまなんか配信とかで、あれだもんね。

これはふわっとしてかわいいでしょ。

当時オリビアさんは20代なのだけど、中学生の少年から見たらすごい大人なわけで、恋い焦がれるという感じではなかった。

ただ、ちょうどこの頃、土曜日の午後、父親と家にいて偶々テレビをつけたら、オリビアさんがアメリカ?のテレビ番組に出演してるのが放送されていた。オリビアさんはなぜか、不思議の国のアリスみたいなステージ衣装で歌っていた。・・と思って今画像検索したら、ちょっと違うかな。。要するにふわっとした感じの、少女のようなドレス。

オリビアさんをテレビで見られるなんて、今までなかったから見たいのだが、父がとなりにいるとなんか恥ずかしい気がして、どうも居心地が悪かった。

コンサートに行ったわけでもないし、継続してずっと聴いていたというわけでもない。でも、人生の3/4ぐらいはずっと聞き続けていたし、なんとなく自分の原点のような感じする方だったので、正直今、とっても悲しい。。
有名人が亡くなられて、こんなに悲しく思うのは初めてかもしれない。。

ご冥福をお祈りします。。

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ヴェーベルン 夏風の中で

2022年07月30日 | 音楽

週末ですがしごとに行かないといけないのですが、ちびっと疲れたので腰があがらなくて、こんなことかいてます。行ったらよるまでやって寝技にもちこむことになるなこれは。。


さて掲題のヴェーベルンの『夏風の中で』、正式にはIn Sommerwind - Idyll für grosses Orchester 、管弦楽のための牧歌「夏風の中で」、これは新ヴィーン楽派の中核メンバーであった、アントン・ヴェーベルンの初期の作品です。

ヴェーベルンは戦後まもなくザルツブルク近郊の娘の自宅で亡くなっています。娘婿が旧ナチスとの闇取引に関与しており、ヴェーベルンがベランダでタバコに火をつけたところ、これを闇取引の合図と思った在オーストリア米兵に射殺されたのだそうです。


そういう、いろんな話が調べると(ただのwikiの受け売りですけど)たくさん出てきて興味深いのですが、今個人的に仕事しないで油売ってるという罪悪感があって、あまりたくさん書けません・・・。

それと、これを取り上げた理由が単に、『夏風の中で』というタイトルに惹かれたから、というのもあります。

なんとなく、オーストリア近郊の、田園地帯のとある住宅で、ベランダに置かれたイスに座って外を眺めると、青々とした草が、やや強くて暖かい風に吹かれて波打っている、みたいな風景が浮かんできたり、しませんか・。


この曲を知ったのは、昔図書館で借りた、ショルティ指揮シカゴ響のマーラ―かブルックナーの交響曲に、これがカップリングされていたのがきっかけです。

ヴェーベルンは前衛音楽の旗手という印象ですが、初期作品のこの曲はほぼ後期ロマン派的な、ふつうに楽しめる小品です。マーラーやブルックナーにカプリングするのにちょうどいい感じですね。。

ショルティ盤は見つかりませんでしたが、今回買ったのはガリー・ベルティーニ指揮、ケルン放送交響楽団のライブ録音です。
1990年4月、リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー大統領の70歳誕生日記念コンサートとして、西部ドイツ放送協会が主催した、チャリティー・コンサートとのことです。

冒頭の「夏風の中で」のほか、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番、ストラヴィンスキーの「火の鳥」という、なかなか楽しいプログラムです。
ヴァイオリンのフランク・ペーター・ツィンマーマンは当時若手のホープですね。

ヴァイツゼッカー氏は1984年から2期10年間、ドイツ連邦共和国第六代の大統領を務めた人です。1985年5月8日、「荒れ野の40年」という表題で、のちに「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目となる」という名言が度々引用されることとなる、演説を行ったことで有名です。


1990年4月というと、ドイツでは前年にベルリンの壁が壊され、この年の秋には東西ドイツの再統一が実現した、ちょうどそんな最中ということになります。

日本では前年の暮れに日経平均が39千円近くに達した後、ずんずんと反落していく、その初期のころです。
いかてんとか、おどるポンポコリンとかの頃ですね。

個人的には生活ががらっと変わって、まだ入り口だったのですがそのさきぎゅぎゅぎゅっと、つらい日々がつづく、その入り口の頃ですね。。
あんまり、あの日に帰りたいって感じじゃないな・。まあ若かったのはねえ。。

あら、また油売っちゃった(あまり書けないといいながら・・)。。
さて、しごとしないとね。。

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Fly Me To The Moon

2022年06月10日 | 音楽

Fly Me To The Moon はスタンダード・ポップスの一曲で、たいていのひとはいつかどこかで聞いたことがあると思う。サブスクでいろんなひとのバージョンをコレクションしてプレイリストを作ったが、シナトラ、ナット・コール、サッチモ、エラ、カーメン・マクレエと、大御所が軒並み歌っている。宇多田ヒカルも歌っていて、これもすごくいい。

それで、冒頭に掲げたのはなんと・八代亜紀なのだ。
正直これまで寡聞にして知らなかったのだが、八代さんはもともとジュリー・ロンドンの声にあこがれて歌手を目指したのだそうだ。10年前に発売されたジャズ・アルバム「夜のアルバム」は、世界75か国で発売され、マレーシアなどではチャート一位になったのだとか。

このアルバム冒頭にもFly Me To The Moonが収められているが、これはしっとりした感じの、演歌歌手八代亜紀のリネージを感じさせる演奏だ。

これに対し冒頭のMood+3のバージョンは、黙って聞かせたらだれなのか全くわからない。今すぐにCD取り出せないけど、若いころのクレモンティーヌの一曲(この曲ではない)にこんな感じのラップ風のアレンジがあって、それを思い出す。すごく、かっこいい。

演歌は詳しくないのだけど、むかしから「舟歌」とか、けっこう好きだったな。
さりげにすごくコンスタントに活躍されてますよね、八代さん。

絵を描かせれば超一流だし、関東地区限定だけど何年か前には三浦春馬さんと東京ガスのCMに出ていて、かなりお茶目な面も見せていた(うさぎ抱っこしてやたらとかわいい格好して。ぜんぜん所帯じみてないお母さんなので、なんとも評しがたい、ぶっとんだCMだった)。

なんか、とてつもなくすごい方なのかも。


Fly Me To The Moonというと昔、課長島耕作の初期のバージョンに出てきたのを思い出す(うろ覚えだけど)。

島がNYに出張(だったかな)して、初芝NY駐在員と話をするうち、この人が現地の恋人に入れ込んだか何かで、ブロードウェーミュージカルに出資だかをしているという話を聞く(全部うろ覚えなので、自信がない表現ですね)。たしか、会社の金使い込みしたのかな。

ミュージカルはFly Me To The Moonという名前、だったと思うんだけど、日本のかぐや姫伝説をモチーフにした物語、という設定だった。しかし興行は不発でプロジェクトは失敗し、もともと金目当てだった恋人は駐在員を捨てる、みたいな話。

劇中劇というべきか、漫画の中でちゃんと有名曲と、日本の昔話をモチーフにしたミュージカル(弘兼さんの創作だよね)を設定しちゃう、というところがすごくて、印象に残っている。

それから、やはりエヴァンゲリヲンの後テーマ音楽ですよね。。

テレビシリーズをDVDでずっと見ていると、20回以上「残酷な天使」とFly Me To The Moonを繰り返し聞き続けることになる。庵野さんがなぜこの曲を指定したのか知らないが、いくつもの違うバージョンが流れるというのもポイントが高い。。おかげですっかり耳についてしまった。

なので、今は帰りの電車とかで、この曲ばかり延々と違う歌手で歌われているプレイリストを聞いている。これ一曲でご飯何杯も行けそうな感じ。

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