うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

slumbers

2017年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、鼻風邪をひいたとき、最初は市販薬(ベンザブロック)を買ってきて使った。これ、注意書きにも書いてあるが、眠くなる。

それも、飲みなれない最初はかなり暴力的に眠くなるので、ちょっと弱った。今はお医者さんの処方された薬を飲んでいるが、これは別に眠くはならない。

もともと、もう何か月も忙しいうえに夜中に何かすることが多くて、電車に乗って座席に座ると瞬間的に寝てしまう、という状況が長く続いていた。

不思議と地下鉄だと寝やすい。外の風景が単調(というか、原則風景はない)せいだろうか。目が覚めたときは一瞬、何だなんだかわからない、ということも多かった。気絶に近い状態だったかもしれない。

この週末、やはり用があって朝早く出かけたが、夜は特段の用もなかったのでこれ幸いとひたすら寝ていた。それで人心地着いたような気もする。

自分もやっているのかもしれないが、電車に乗っているとき、隣の人が居眠りして頭をもたせかけてくる、という経験、ここ1週間ほどで立て続けに2回ほど経験した。どちらも女のひとだ。

一人は僕よりは少し若いかな、職場では現場のベテラン、という感じの人で、最初は仕事の書類らしきものに何やら書き物をしていたが、やがて船をこぎ始めた。遅くまで残業して、大変なのだろうな。。

もう一人はかなり若い女性だった。目の前の席が空いたので座ったのだが、その前から夢の中にいたらしい。座ったらすぐに、背中が重くなってきた。その時ちょうどハードカバーの本を読んでいて、少し背を丸めるような感じで座ったのだが、その背中を枕にしている。スーツにお化粧がつくのではないかと・・。

これが酔っぱらいのおっさんだったら、つつくか逃げるかすると思うが、女性だと少し困ることになる。そのままやにさがって?、ニヤケていいたらそれこそばかみたいだし(さいきん舞台でそういう役柄の演技をしましたが)、かといって変につついたりするとこちらが悪いことをしていると勘違いされる恐れがある。まあ、そのままにしていても危ないかもしれないな。

それにしても、人の重みを感じるというのは、なんというかあまり無下に扱ってはいけないような意識もあり(猫が膝の上に乗ってすやすやと眠り始めたときのことを想起せよ)、お疲れなんだなあ、という神妙な気持ちにさせられるところがある。

大昔の話だが、たしか中学の頃、偶々横に並んだ同年ぐらいの女の子に寄りかかられて、恥ずかしかったりうれしかったり、目を覚ましたらどうしようとひやひやしたりと、とてもどぎまぎしたことを思い出した。何十年もたっているが、余程印象に残ったのか覚えているな。

 

コメント
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