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来年3月に休館になるという、DIC川村記念美術館*に行ってきました。
1990年に開館したそうです。広々とした敷地、お城のような素敵な建物と贅沢な展示スペースと、古の日本の栄華の名残りを彷彿とさせるたたずまいです。
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佐倉にありますが、駅からは遠く、連絡バスをつかうか車で行く必要があります。今回車で行きましたが、ナビとはどうも意見が合わず(なんとかして都心環状線方面から行かせようとする。東関道ではなく京葉道路から行こうとする)、適当に走りました。外環道の渋滞はつらい。
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レンブラントやモネ、ルノワールの、誰もが一度は見たことのある作品も展示されています。しかし、本館の特徴は充実した近現代美術のコレクションにあるとのこと。
コンテンポラリー・アートの方はあまり詳しくないのですが、ここでは小難しいような印象はなく、心のどこかが何かを感じ取っていることを自覚しながら、見て歩くことができました。
なによりも展示スペースそのものが既にアートといったらいいのか、料理は器といったらいいのか、思わず部屋全体を見まわして、素晴らしい空間を味わう、ということを何度か繰り返しました。
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まわりは広い庭園になっています。
手入れは非常によくされています。何から何までぜいたく。
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公式ウェブでも触れていますが、食事の施設は余りありません。喫茶室や予約制のレストランはあるようですが、庭園内の休憩室も飲み物を提供するような場所ではないようです。
施設周辺も、観光地ではないので飲食店どころかコンビニもありません。
そもそも美術館なので、収益を得るための施設とは考え方が違うようです。
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例のアクティビストたちはその辺が気に入らなかったのかもしれません。
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休館が発表されてから訪れる人が急増しているとのことで、この日も平日にもかかわらず、たくさんの人たちが来ていました。高校生の子たちも、先生に引率されてきていました。
訪れる多くの人たちは、本館の良さを直感的に理解しており、できれば残してほしい、と願っているようです。
ただ、そもそも大勢の人たちが来てワイワイ言いながら見る施設でもなく、あまり多くの人が来ると本館の特徴である贅沢な空間としての良さが損なわれる、という憾みがあります。
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バブルの末期って、企業が競うように社会への貢献とか、文化事業とかに力を入れていました。お祭り騒ぎ的なものも多かったですが、なかには後世に残る事業もいくつかはあったと思います。
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帰る時もナビは外環道推奨でしたが、多少遠回りになるけど東関道と圏央道経由で帰りました。一部対面通行でちょっとかったるいのですが、つくばの辺りの眺めが素敵なのです。
ただ、圏央道も夕方ひどい渋滞になったのには参った。
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おまけ:庭園のとり①
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庭園のとり ②
ずっとこんな感じでゴロゴロしていた。
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庭園のとり ③a
池のほとり、小径の脇にじっと座っている。
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たぶんこの子はお母さんで、卵を温めているのだとおもう。
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庭園のとり ③b
こちらはお父さんらしい。何か食べていて、そのたびにのどの所がふくらんでいた。
魚を取っているのかと思ったが、よく見たらペレットのようなものが置かれていたようだ。ドッグフードみたいな大きなペレットだ。
*さいしょ、河村記念美術館と書いていたので訂正します。。
4枚目の屋外オブジェ・・こういう系の中ではなかなか良い作品だと思いました👀
(そして、たてものも良いですよね✨収蔵品がどうなるのか気にかかります)
入って最初の部屋に、ベラスケスからピカソ、シャガール辺りの誰もが一度は見たことのあるような有名な作品が展示されています。
収蔵品の中心は、外のオブジェにあるような近現代美術のようです。天井の高い広々とした展示室に、これらの作品が展示されていると、作品もいちだんと引き立つようでした。
あと4カ月ぐらいで休館になってしまいますので、もし機会があればお早めに。。