うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

クラウンが

2020年11月13日 | 鉄道、車、のりもの
相変わらずすぐ寝てしまうので、書こうと思ったことがすぐに書けません。。

数日前のニュースで、トヨタ・クラウンセダンが現行限りで終了し、次代はクロスカントリー・スタイルになるという報動があった。

クラウンと聞くと企業の社用車とかパトカー、タクシーなどに用いられ、たぶん日本で一番見かける機会の多い乗用車ではないかと思う。近年ではタクシーがロンドンタクシーみたいな専用車(Japan Taxi)に移行し、また運転手付きの自動車もアルファードみたいな背の高い車が増えてきて、なんでもクラウンということではなくなってきた。

またトヨタ全体から見ればレクサスがある。レクサスは国際ブランドだが、クラウンは日本と中国その他、一部の地域のみの販売で、それほど輸出に熱心だったわけではないようだ。セダン型の市場が縮小している中、車種の整理をはかろうということなのかもしれない。

とはいえ、65年もの歴史をもつ車は日本にはほかにない(んじゃないか?)し、ちょっとしょっくだなあ。。

クラウンというとタクシーとして乗った記憶がいちばんつよい。大人になってからのほうが頻繁に乗っていると思うが、ただ漫然と乗っているだけで別段思い出もない。やっぱり小さいころだな、興味津々で乗ってたので、いろんなことをよく覚えている。

写真のトミカ(このブログでは再掲)は3代目(1967-1971, S5#型)で、これの後期モデルに親戚が乗っていた。小学校6年生の夏、父と親戚の自動車工場に向かっていたとき、不注意にバックしてきたトラックが父の車の前部にぶつかって壊れてしまった。
翌週だかに旅行に行こうとしていたので、急遽親戚のクラウンを借りて出かけることになった。父の車(1966年式RT40コロナ)より大きくて快適だった。なによりもエアコンがついているのが魅力的だった(父のコロナにはなかった)。
この車はメーターパネルの上端がぐっとせり出して、パネル面が逆反りしているようになっているのが特徴だった。外観はあまり強い癖のないすっきりしたものだが、今見るとスリムで化粧っ気の少ない女性みたいな印象。これのあとのモデルや、今の車は中年のおっさんのイメージしかないが。。

このモデルと、そのあとの(不評だった)クジラとあだ名されたモデルがいちばん印象深いかな。こどものころよく走っていたから、印象が強いんだと思う。

現行型のデザインも嫌いではない。むかし車に興味津々だったころ(30年以上前)のクラウンは3-400万、今は5-7百万円ぐらいで、ひじょうに高いとは言えないとは思うが、やっぱり車にそれだけお金かけるのはもったいない。
こんにち新車販売が伸び悩むのは、なんかそんな時代の雰囲気(日本における)があるからだろうな。。もしかしたらだけど、30年ぐらい前に自分がいまの歳ぐらいのおっさんだったら、ちょっと頑張れは買えるかな、と思っていたかもしれない。

今の、たとえば軽自動車なんかは、BMW乗っている人が見たらあれなのかもしれないけど、実は乗っちゃうとその辺走るのにはものすごく楽ちんで便利なんだよね。社長さんも、アルファードの方が天井高いし見晴らしがいいので、一度乗っちゃうとセダンはどうも狭くって、ということになるのかもしれない。

セダン型乗用車は、紳士服の背広と似ているのかもしれない。ともにフォーマルでどこへでも出かけたり着ていけるが、こんにち的にはちょっと堅苦しい感じだし値段も高め。世間的にもこれでないと失礼、という感じもなくなってきた。

だんだんとりとめのない話になってきたけど、まあ世間は世間。。
クラウンも、どこかで縁があれば手に入れるかもしれないな。。
コメント
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