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(すいません、カメラの話、たいくつだ、という方は上の写真と、最後のほうの写真をお楽しみください)。。
さっき ぽち・、 しました。
なにを ぽち・したかっていうと、それはタイトルにありますように超広角ズームレンズです。
中古でたぶんやや古いものだと思うから、値段はそれなりです。
超広角ってそう頻繁に使うものではないので、安いほうがありがたいです。どうせ世間様をうならせるような写真など撮ることはできませんので。
超広角レンズの定義は特にないらしいが、今日標準ズームとして各社が供給しているレンズはおおむね換算24mmぐらいから始まるものが多い。
ので、それより画角の広いものは超広角である、と呼んでもよいだろう。
フィルムカメラの、OMシステムだった頃(親の持ち物)は28mmと50mmと望遠ズームしか持っていなかったが、大人になって自分の一眼レフ(ニコンFマウント)を買うと、レンズラインナップとして超広角も欲しくなった。
16,7年前のことだ。
純正は高いので、トキナーのAF193という19mm-35mmのレンズを買った。
たしか量販店で3万円弱だった。
作りはそれほど悪くなかったし、割とコンパクトだったがそれほど気に入って使っていたという記憶がない。
フィルム時代は撮影の機会そのものがあまり多くなかったし、使いこなすような腕も、とうぜん持ってなかった。
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いつまで持っていたのか覚えていないが、たぶんデジタルに変えた頃かな。
デジタル(APS-C)になってから買ったのもやはりトキナーで、AT-X124と言ったかな。これは割と評判の良いレンズで、純正よりよく写るといわれていた。12-24mm ,F4で画角もちょうどよかった。
このレンズは、なんといってもあの3.11の時に、室内で使ったのが一番の思い出だ。
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やや大柄だったけど、気に入ったレンズだった。
長いこと持っていたが、ニコンよりもMFTを使う機会が多くなり、整理のため手放してしまった。
そのMFTでは超広角レンズに手を出していない。
次に買ったのはペンタックスQマウントの08ワイドズームだ。
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これはQ-S1だと17.5-27mm相当となる超広角ズームで、Qシリーズの中ではかなり力の入っていたレンズの一つだ。
シリーズの最後にリリースされたにもかかわらず、Qマウントレンズの中で一番最初に製造終了になってしまった。
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AT-X124が575gあるのに対し、08は75g、フィルター径も49mmでしかない。超広角はおおきくて重いのが普通だが、このレンズはその概念をひっくり返した。
これは今でも持っている。焦点距離17.5mm相当は手持ちレンズでは最もワイド。
3年前にペンタックスKP(Kマウント)を買ったけど、超広角ズームはまだもっていない(だからぽちった)。
いちおうDA Limited 15mm F4は買った。換算22.5mmの単焦点レンズですね。
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これはごく軽いので持ち歩くには便利だ。
ただ、12-24mmならずっとつけっぱなしにしてても、そこそこ普通のものが撮れる(36mmにできるから)。
15mm単焦点の場合、その場に応じて標準系のレンズと交換しながら使うことになる。
どのメーカーでも12-24mmとか10-18mmぐらいの、超広角ズームをラインナップしている。値段はどちらかといえば高めだが、印象としては一般向けには8万~10万程度の製品をラインナップしているところが多い気がする(松、竹クラスはもちろん相当高い)。
思い出すのはニコンFデジタル(DXフォーマット)を使っていた時代、初の超広角DXレンズとして出た12-24mm F4がたしか16万円ぐらいだった。
僕にとってはとっても高いレンズということになるが、Fマウントならトキナー、シグマ、タムロンが思い思いの超広角ズームを比較的買いやすい値段で出していて、選ぶに困らなかった(だからAT-X124を買った)。
その後ニコンでも10-24mmの安くて良質な製品が出て、選択肢が広がったことまでは覚えている・・。
そのあとはニコンから離れてしまったので、事情はわからなくなっていた。
それが、先日ビックカメラのワゴンセールで売られていたレンズを見て驚いた。
最新のニッコール10-24mmが3万円ちょっとで売られている!!(もともとそういう安い製品らしい)。
ショックだ。たまげた・・なんでそんなにしぬほど安いんだろう。。
あとからネットで調べると、画質も良好だとのこと。。うらやましい・・!
(ちなみにそのときニッコールレンズカタログ(F)をもらったら、製品写真も作例もないただの価格表になっていて、二度たまげた。
MFはもちろんDタイプレンズも根こそぎ消えちゃったのね・・Zシリーズがどうなっているのか見てないけど・・
ああ、ニコン様・・)。
翻ってわがペンタックスKマウント陣営ですが、昨年HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW が出て、入れ替わりにDA12-24mm F4がディスコンになった。
新製品は★つき即ち高性能シリーズで、量販店では18万ちょっとで売られている。
ネットではペンタックス渾身の力作とか言われているが、僕には無縁。。
12-24は8万円程度でで、値段も性能も折り合ったものだったのだが(たぶんトキナーのOEM)、これがなくなることでKマウントにリーズナブルな超広角レンズはなくなってしまった。
ニコンは前述の通り純正が安いし、キヤノンも含めシグマ、タムロン等が対応レンズをいくつも出している。
かつてはペンタックスもそうだった。多少選択肢は少ないが、シグマやタムロンのカタログを見るとKマウント対応の超広角レンズがいくつか選べた。しかし悲しいかな、これらのレンズも今は生産中止に。トキナーはもうKマウントレンズを作っていない。
と、いうわけで・・。
相変わらず話が長いですが、この先Kマウントの超広角ズームはますます入手難になるだろうと。11-18買っても宝の持ち腐れだし、中古でも今流通しているうちに押さえておいた方がよさそうだ。
と、いう結論にたっしたのでした。
すみません、長話で。
以下余談というか。
超広角をつかって、昔ちょっと流行った「鼻でか犬」を撮ろうとしたけど結構難しいです(冒頭の写真)。
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こういう写真はやはり魚眼レンズで撮るのが本命です。
Qマウントの03Fish Eyeの出番。
Qマウントすごい。
色々遊べる。
ふっかつしてほしい。。
ついでなので他の子たちも撮ってみました。
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ロップさんは目が隠れて、なんだかわけのわからないことになっています。
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ラブちゃんは相変わらず迷惑そうな顔をしています。
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ピカチュウは・ふだんとぜんぜん変わらないではないか。。
・・おしまいです。
レンズが届いたら、またここに書こうかと思います。