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スーパーの入り口の目立つところに、日清焼そばの5袋入りが山積みになっていたのでひょいと買ってみた。2月くらいのことだ。
袋麺の焼きそばを買うのはものすごく久しぶりだ。30年ぐらい買っていないような気がする。もっと前だろうか。子供の頃自分で作った記憶はある。
カップ麺の焼きそばだって、もう思い出せないくらいくらい昔に食べたきりだ。スーパーで調理済みの焼きそば(つまりお惣菜)はここ数年何度か食べたな。。
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なので、調理法がいまひとつ頭に浮かんでこなくて、買ってもすぐ手を付けられなかったのだ。
作り方は短く言うと、フライパンでお湯を沸騰させてそこに乾麺を入れて戻す。軽く炒めてソースを絡ませる。
お好みで炒めたキャベツやイカ、エビなどの具材を加える。
5袋パックのパッケージにはさらに、おいしく作る3つのコツ!も記載されている。
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その1:具材はあらかじめ炒めて塩コショウで味を調えておくと味が薄くならない。
その2:麺の塊は二つ折りになっているので、片面が柔らかくなったら箸で開くとまんべんなく湯につかり、ほぐせる。
その3:粉末ソースを入れる直前にサラダ油1/2を入れてもおいしい。
これらの説明は懇切丁寧、かつ明快でわかりやすい。
にもかかわらず😓
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(BGM: Rainbow )
冷凍庫から1月ごろ買った豚薄切り肉を出してきた。あとはキャベツをざっくり切って、塩コショウで炒めた。薄切り肉、脂身がちょっと多くて量も多めだったが、致し方ない。
このあと、麺をもどさないといけないのだが、既に具材が調理中なのでそこに水220ccをぶっかけて、フライパンの真ん中辺に場所を作って麺をこん、と置いた。
しかしながら、具材も水を吸ってしまうし、30㎝のフライパンでは水深が浅すぎて、麺がなかなか戻らない。フライパンを傾けながら悪戦苦闘して、ようやく何とかなった。なんとなく、お湯につけるとすぐに水を吸ってやわらかくなると思っていたが、そういうことはない。
それに具材は調理したらいったん別にしておかないと。水浸ししたら塩コショウも飛んでしまう。。
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どうやら水分は飛んだが、フライパンには豚肉から大量の脂が抜けて、お皿が油浸しになってしまった。。
流石にこれは問題なしとすることはできない。
麺を戻す過程を、あえてフライパン上ですることもないのではないかと考えた。
普通のインスタントラーメンのように、鍋にたっぷりのお湯を入れ、麺を浸して戻した。あるていど柔らかくなったら、スパゲッティのようにいったんざるにあけ、それを、具材を調理していたフライパンに入れて炒めた。
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お肉もふつうの豚肉細切れにしたが、100gパックでも多すぎのようだ。
麺のもどしはこちらの方が無理がない気がするが、インスタントにしてはいささか調理行程が煩雑に過ぎるようだ。日持ちさせなくてよければ、生めん買ってきて焼いた方がむしろ楽だもんね。。
ウィキペディアを見ると、日清焼そばは1963年に世界で初めて発売されたインスタント焼きそばだそうだ。チキンラーメンはその5,6年前に発売されている。カップヌードルは今年発売50周年らしいが、やはり数年遅れてカップ焼きそばも発売になっている。
日清からは1976年に焼きそばUFOが発売になった。松鶴家千とせやピンクレディーがCMで宣伝したもので、これは覚えている。独特の調理法がさいしょわからなくて、なんか失敗したような記憶があるんだよな。。
以来、インスタント焼きそばについてはカップ麺の形式が一般的になった。お店で袋めん焼きそばをあまり見かけないのも、作ってみるとわかるような気がする。。
しかしながら、今回せっかくあと3袋あるので、もう少し調理法を考えてみよう。
ひとつは焼き肉用の塩だれを買ってきて、塩だれ焼きそばにしてみること。
余った粉末ソースは、乾麺のうどんをつかって焼うどんをつくってみたい。
もうひとつは、レトルトのあんかけ(中華丼などの)を買ってきて、麺は油で焼いてカリカリにしてかた焼きそばにしてみること。乾麺のまま戻さないであんかけかけたら、そいつは流石に食えないでしょうね。。