地下鉄日比谷線の霞ヶ関-神谷町間に新駅ができるというニュースを聞いて、何となく昔のことを思い出していた。
仕事で外に出ることはほとんどないのだが、歩くのが好きで、昼休みや夜など、てくてく歩いてなじみになった街は多い。虎ノ門付近もずいぶん変わったろうな、と考えてたら、急に昔の六本木付近のことを思い出した。
六本木で働いたことはないが、その周辺にオフィスがあって、昼休みに六本木まで行って食事することもあった。もっとも、グルメ気分で行くのではなく、青山ブックセンターや、六本木Wave(CD店)に行くのが目的で、食べることは二の次だった。
ABCもそうだったが、WaveのCDも一風変わった品揃えで、眺めていて楽しかった。というか、買わずにみていたことの方が多かった気がする。何買ったか覚えていないな・・。DVDが出始めの頃、オペラのVHSが廉価で出たことがあって、発売の日にここで買った記憶がある。覚えているのは、スクロバチェフスキ指揮、ミネソタ管弦楽団のラヴェルのLPを見つけて、買おうかどうか、迷ったことがあった(CDで購入)。
一時期、静電型のスピーカーが置いてあった。普通のスピーカーのようにキャビネット(箱)がなくて、平たい板から音が出る。なぜかドヴォルザーク交響曲第9番の第4楽章(「家路」ではなくて、最後の盛り上がるところ)を歌詞付きで歌っていた。
Waveのあったあたりは今、ヒルズになっていて、もう昔の面影は全くない。比較的新しいビルだったけど。
2001年5月の六本木。最近は全く行っていないので、今と同じかどうかわからない。僕にとって六本木は普通の街で、おしゃれなところとはほとんど縁がなかった。
青山付近からみたヒルズ。01年12月頃。春から冬にかけて、こうしてにょきにょきと伸びてきた。
あの頃はバブル全盛でしたから。
ヒルズ付近は15年ほど前に再開発が始まりました。僕が覚えているのはその前数年ですね。東京はほんと、街の風景が良く変わります・。