"Il Papavero" Eboli -Campania
カルロ・レヴィの著名な作品のタイトルになっているエボリの町。キリストは、エボリより南には来なかった、という南部イタリアの貧しさを描いたものだが、この小説のおかげでエボリを知らないイタリア人はいないだろう。
エボリは、ナポリより南のサレルノを、さらに南に行ったところにあり、南イタリアのどこにでもあるようなごく普通の田舎町である。
その町の噴水-というかまるで金魚の水槽のようでもある-と、のんびりできるいくつかのベンチのある小さな広場に面してこのレストランはある。
テーブル数は7つか8つ程度で、規模は非常に小さい。店内はシンプルモダン。このレストランは好きで、2度行った。場所が場所だけに、値段が安い。
料理は、南イタリアのシンプルな素材を丁寧に料理した新イタリア料理。しかし、創作に傾き過ぎていない。また、南イタリアを良く意識しているのにとても好感が持てる。そう、ここは南イタリアの田舎町。ミラノやローマ、ナポリなどの都会とは全く違う空気が通り過ぎる。メニューデグスタツィオーネ(お勧めセット)もあるが、アラカルトで頼んでも懐が全然痛まないのも嬉しい。味は全体に優しく、主張し過ぎず、厳選されたカンパーニャ州のワインにとても良く合う。パンも全て手作りで、焼きあがる度に(4-5回)違うものを持ってきてくれる。これがまた美味しく、ついつい食べ過ぎてしまう。満足・満腹状態で、ワインも入れて一人40ユーロちょっと。本当に嬉しいレストランである。場所が辺鄙で、将来がやや不安ではあるが、ぜひぜひ、末長く続いて欲しい。
カルロ・レヴィの著名な作品のタイトルになっているエボリの町。キリストは、エボリより南には来なかった、という南部イタリアの貧しさを描いたものだが、この小説のおかげでエボリを知らないイタリア人はいないだろう。
エボリは、ナポリより南のサレルノを、さらに南に行ったところにあり、南イタリアのどこにでもあるようなごく普通の田舎町である。
その町の噴水-というかまるで金魚の水槽のようでもある-と、のんびりできるいくつかのベンチのある小さな広場に面してこのレストランはある。
テーブル数は7つか8つ程度で、規模は非常に小さい。店内はシンプルモダン。このレストランは好きで、2度行った。場所が場所だけに、値段が安い。
料理は、南イタリアのシンプルな素材を丁寧に料理した新イタリア料理。しかし、創作に傾き過ぎていない。また、南イタリアを良く意識しているのにとても好感が持てる。そう、ここは南イタリアの田舎町。ミラノやローマ、ナポリなどの都会とは全く違う空気が通り過ぎる。メニューデグスタツィオーネ(お勧めセット)もあるが、アラカルトで頼んでも懐が全然痛まないのも嬉しい。味は全体に優しく、主張し過ぎず、厳選されたカンパーニャ州のワインにとても良く合う。パンも全て手作りで、焼きあがる度に(4-5回)違うものを持ってきてくれる。これがまた美味しく、ついつい食べ過ぎてしまう。満足・満腹状態で、ワインも入れて一人40ユーロちょっと。本当に嬉しいレストランである。場所が辺鄙で、将来がやや不安ではあるが、ぜひぜひ、末長く続いて欲しい。