在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

ローマのタクシーのボッタクリ

2009-07-04 14:21:04 | 行ってはいけない
ご近所さんが毎朝玄関前に置いてくれる無料新聞にまたボッタクリの記事が出ていた。

まずは、昨日のレストランの続きで、オーナーは、返金したら自分たちが悪かったと認めることになるので返金しない、しかし、ウェイターたちは、強制的に加算したサービス料的チップ(名目はチップ)を新婚夫婦お二人に返したい、とあった。
どうやって返すのか?という疑問はあるものの、まあ、その気持ちは嬉しい。
それにしても、どうやってあれだけのメニューを食べたのだろうと思われる、本当のボッタクリの方は返金しないということで、ここまでセコイオナーにあきれてしまった。

そして、昨日は5軒を保健所がチェック、うち2件がクローズとあったが、それが8軒に増えていた。
確かに、古いレストランで、ここ大丈夫??というところが多いので、こういうチェックは頻繁にやってほしい。
ただ、クローズしているところの名前は掲載されていないので、どこかわからないが…
(キッチンを大掃除、大至急設備を一部変更するなどして、3日から1週間で再オープンすることだろう…)

さて、そして、今日の関連して紹介されていたのは、タクシーのボッタクリである。
確かに昔から有名で、特に日本人はネギをよっこらしょ、とたくさんしょっているカモである。
なるほど、タクシー運転手談でも、一番のカモは日本人、次がファミリーなのだそうだ。
特に、駅、空港から拾う時に悪質なタクシーが多い。
たとえば空港から市中心部まで均一料金40ユーロを、ひとりの料金と説明し、3人だから120ユーロを請求するとか、環状道路外を出ると高いタリフになるが、それを市内で適応したり、手口はいろいろである。
私が乗っていても、運転手と口論することがある。もちろんだまされはしないが。
だから、日本から来て、右も左もわからず、また、英語も通じず、訳のわからないイタリア語でまくしたてられると、仕方ないのかもしれない。

そんな不快な思いを防ぐには、個人旅行の場合、日本からのイタリア到着時の空港では、少なくとも、多少高くてもアシスタントを頼んでおくことをお勧めする。
これで、ボラレルことはないし、生の細かい情報を教えてくれるうえ、不安があったら質問すればよい。特に言葉に自信のない人には、下手にボラレルよりは、多少予算がかかっても気持のよい旅ができる。

それから、タクシーを利用したら、必要がなくても領収書をもらうことである。
よほど不快な思いをして、警察に行くと決めた時の証拠になる。

また、領収書に書いてあるかもしれないが(悪質なタクシーは書かないと思う)、車内にあるタクシー運転手登録番号や、車の外に書いてあるタクシーの登録会社の電話番号、タクシーのコードなどを書き写す、少なくとも覚えておくと便利である。

そして、あまり悪質なケースに当たった場合は、勇気を出して届け出を。

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