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ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリアのテレビ界の新しいスーパースター ロベルト・ボッレ

2018-01-06 19:09:46 | もろもろ、つれづれ
Roberto Bolle イタリアのテレビ界の新しいスーパースター



ロベルト・ボッレ、ミラノ、スカラ座のエトワール。

業界では新しくはないのだが、テレビ界のスーパースターとしては比較的新しい。

クラシック(最近はモダンも混じっているが)バレエのダンサーが、その業界で有名なだけでなく、テレビまで出て、特集番組が作られてしまうのは、やっぱり彼だから。

とにかくカリスマがある。
かっこいいし、かわいいし、背も高くて、いかにも貴公子的。
よく笑い、親しみやすく、気取った感じがない。
そして、そのバレエの技術と正確さは、世界的レベルで見てもかなりのもの。


さて、彼の2時間の特集番組が、1月1日の夜のゴールデンタイム、イタリア国営放送局RAIで放送された。
なんと視聴率21,5%を記録、面白く楽しく、バレエとはなんぞや、という人が見ても退屈しないように作っていたとはいえ、4.860.000人が見ていたそうな。

私は残念ながら当日は夜中まで仕事、ヘトヘトですっかり忘れていたので、その数字に入っていないが、同じく、後でビデオで見た人も多いと思う。

以下のリンクで見れるかなー?と心配なのだが。。。

http://www.raiplay.it/video/2017/12/Roberto-Bolle-Danza-con-me-0cdfaee2-8e3a-4df7-b9fc-a56c6e3ced66.html


Danza con me つまり、一緒に踊ろう。
2時間と、ちょっと長い番組だが、ロベルト・ボッレの魅力が満載。
そして、映像技術を駆使して、かなり質の高い作りになっている。
バレエダンサーで、番組を作って、それが1月1日のゴールデンタイムに放送とは、かなり異例。
時々テレビに出て1曲披露、はしていたが、彼のスター性に目をつけた、勇気ある番組作り。
そして、嬉しいことに大成功を収めた。

ボッレ自身も、見てくれてどうもありがとうーという感じ(かわいいー)なのだが、国営放送局のディレクターによると、「質の高い公共放送の素晴らしい一例」と述べている。

イタリアだけではないが、まあくだらない番組が多いなか、最近は質の高い番組も生まれている。

ボッレ・ファンは(イタリア語だし、ちょっと長いけど)必見。
スティングも登場、生演奏に合わせて踊り、いやー、この前のカラカラで見たときも思ったが、セミノーヴァのカルメンの色っぽいこと。

途中のインタヴューで、ベジャールのボレロを踊りたい発言。
やっぱりねー。
彼なら踊れる、踊らないかなぁ、と思っていたが、今年あたり見れるかも?
ボレロはやっぱりジョルジュ・ドンのものが最高、後は、ショナ・ミルクとシルヴィ・ギエムのものが続くと思っているが、ボッレも加わるか?
楽しみ。





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