(写真はわが家の猫ちゃん。かわいいでしょ・・・?!)
カサノバ
満足度 ★★★★☆
楽しさ ★★★★★
ユーモア ★★★★★
話の展開 ★★★★☆
カサノバの描き方 ★★★★★
バロック音楽 ★★★★★
色彩美 ★★★★★
2005年 アメリカ
脚本 ジェフリー・ハッチャー
キンバリー・シミ
監督 ラッセン・ハルストレム
ジョニー・デップ出演の大好きな映画『ショコラ』の監督・・・
音楽 アレクサンドル・デプラ
キャスト ヒース・レジャー
シエナ・ミラー
ジェレミー・アイアンズ
レナ・オリン
オリヴァー・プラットオミッド・ジャリリ
スティーヴン・グリーフ
ケン・ストット
ティム・マッキナリー 他
18世紀のヴェネチア。超プレイボーイ(←言葉が美しい)カサノバの話。
カサノバには甘いマスクのヒース・レジャー。
映画『カサノバ』は数多く制作されている。2005年のこの『カサノバ』は露骨な表現はきわめて少なく、ヒース・レジャーの茶目っ気のある笑いでカサノバを現す。彼の可愛らしい表情と気品の良さが新しく素敵なカサノバを描き出す。プレイボーイ名部分だけではなく、本来の知識人色の強いカサノバを、やわらかく 品良く描くところが好きだ。
さすが喜劇を得意とするイタリア。ジョークや楽しい表現がたくみに盛り込まれる。アップテンポで観る側を最後までひきつける。
ヴェネツィアの美しい町並みや衣装。バロック音楽が心地よく響く。
ラード商人の風呂に入って言う
「僕は素敵に」(風呂の湯がぶくぶくぶく・・・おなら)「なれるだろうか・・・」
は笑い転げてしまった。
ヴァチカンから派遣された司教を皮肉り気味のラッセ監督。『ショコラ』でも観られるラッセン監督の反権力名感覚が感じられる。