(写真は『フィラデルフィア美術館展』で購入した、パブロ・ピカソの『ヴァイオリンを持つ男』(1911―12年)のポストカード)
フィラデルフィア美術館展 京都市美術館
先日、家族と一緒に、『フィラデルフィア美術館展』、『ナスカ展』、『陶器祭』をみた。
『フィラデルフィア美術館展』をみてまわると、近代西洋絵画が 順を追って見られる感じがする。
油彩72点(うちヨーロッパ絵画57点、アメリカ絵画15点、)。加えてロダンなどの彫刻が5点。あわせて77点と、数はそこそこだが、内容が深い。
誰しもが知っている作品も多い。
展示の画をみながら、心はときめき、うきうきしてくる。
こんな作品をアメリカから持ち出していいのだろうか・・・といったいらぬ心配を抱きながら、アメリカ政府やフィラデルフィア美術館の気前のよさに、ただただ感謝するばかりなり・・・
皆さんに 声を大にして、申し上げたい。
この展覧会は機会があれば、是非みていただきたい。
大人1500円(前売り券1300円)の価値は充分にあると感じる。
できればお子さんも学生さんも、大人もご年配の諸先輩方も、みていただきたい。心が豊かになるといった錯覚に囚われるほど、幸せに感じる・・・
以下に、一部の画家たちを記録したいと思う。
太字で記した画家名・・・・・・
別にたいした意味はない。今回の『フィラデルフィア美術館展』に限って、好きだった作品があった画家を記録したに過ぎない・・・
太字にしなかったが、好きな画家も多い。
コロー
クールベ
ブーダン
マネ
ドガ
ピサロ
モネ
ゴーガン
ルノワール
ゴッホ
セザンヌ(以上印象派の傑作)
ピカソ
マティス
レジェ
シャガール
ミロ
デュシャン
ルオー
クレー
ルネ・マグリット
ポール・デルボー
アメリカン・モダンアート(複数)
ロダン(彫刻数点) 他
あちらをみても こちらをみても、宝のような絵画で埋めつくされた展示会場。観客や警備員に気を取られないように 絵画に集中すれば、ここは日本といったことを忘れさせてくれる。
これだけの作品群。
警備は厳重体制で、体格の良い 男性監視員も多い。
まぁ、当然といえよう・・・
ルノワールの『大きな浴女』(1905)の前には 人々が群がっていた。
門外不出の『大きな浴女』が展示されるとあっては、当然のことだろう・・・
油絵を嘗め回し、満足し堪能といった気分に浸ることのできる素晴らしい展覧会であったことを付け加えておく。