乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』は、なぜ『望月』なのかを探るために。 3 『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』より『望月』

2018-07-22 | 読書全般(古典など以外の一般書)
     『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』は、なぜ『望月』なのかを探るために。 3 『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』より『望月』




 
 『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』は、なぜ『望月』なのかを探るために。 1
 『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』は、なぜ『望月』なのかを探るために。 2 『望月』【詞章】
 『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』は、なぜ『望月』なのかを探るために。 3 『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』より『望月』





『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』
 出版年月: 2013年08月
 出版社: KADOKAWA
 著者: 天野文雄 、 土屋恵一郎
 監修: 梅原猛 、 観世清和


 蔵書『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』にて『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』における『望月』を探ることにする。

 私が長年温めてきた素朴な疑問である「真山青果は、なぜ最終場面で綱豊卿が今まさに舞に行く曲として、『望月』を選んだのか」という答えを探すためだ。

 しかし、内容深く書かれている『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』を読んでも、その答えは見つからない。

   


 御浜御殿綱豊卿とは関係はないは、『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』の『望月』には興味深い記述がある。

『望月』の名ノリでシテ曰く
かように候ふ者は近江の国守(もり)山の宿、甲屋(かぶとや)の亭主にて候、さてもさても云々
と。 

 能楽では甲屋と名のられるが、元は、滋賀県守山市の「竹 (竹冠に兜)屋 (旅籠屋 はたごや)」
                          兜
であったのも間違えて、兜屋(甲屋)とし、現在の甲屋(かぶとや)となったらしい。

 能楽においてもこのように、間違いによる言葉の変化があることを知った。

    


 漠然と「真山青果は、なぜ最終場面で綱豊卿が今まさに舞に行く曲として、『望月』を選んだのか」というってんそ探ろうとしているが、答えにたどり着けるか否かは定かではない。

   

 みなさま、拙ブログにお付き合いくださいまして、誠にありがとうございます。


  

 仁左衛門丈の写真は、数年前の松竹座のパンフレットから

  
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滝の前に浮かぶ小舟。今朝拝見した奥深い芸術空間は、生涯を通じて忘れることがない一コマのように感じます。

2018-07-22 | 美術・文様・展示物
          写真は、寺の壁





   滝の前に浮かぶ小舟。今朝拝見した奥深い芸術空間は、生涯を通じて忘れることがない一コマのように感じます。



 時々伺わせていただく大変素敵なブログの一つの話。

 まだ話したことのないブログの主は、今日も気高い問題意識を持って記事を書かれていた。

 察するところ、彼女は文章の本業家をされてらっしゃるのでしょうか。


 今日も記事が興味深かったので、次々と前の記事を拝見させていただく。

 彼女は大変お品の良いセンスの良い方で、時には和菓子で季節の虫の灯火を表現されたり、時には花や掛け軸で量をとって客人をもてなされておられるようだ。

    滝(お軸)の前に浮かぶ小舟。

    赤く頰を染めた彼女(ハイビスカス 用 よう)は、滝を見上げる。

    彼女の後ろには、目立たぬ船頭(船頭 体 たい
 
    小舟からは、櫂(かい 留 とめ)が滝から流れる水(空間)をこぐ。

 華道の世界も奥深いと感心し、すがすがしい気分に浸る。

 朝から良質の芸術的空間を拝見させていただくきました。

 あのような素晴らしい空間を作ることができれば、人生が素晴らしく輝くことでしょう。


 今朝楽しませていただいた茶華道の世界に通じるのでしょう奥深い芸術空間は、生涯を通じて忘れることがない一コマのように感じます。

 私も、あのような上品な感性を少しでも磨き歩んでいきたいと思います。



 多くの皆様、ご訪問、誠にありがとうございます。




 

 

 


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