
(写真は神戸の南京町です)
今日の映画感想は辛口でごめんなさい。
最后的愛、最初的愛 最後の恋、初めての恋
満足度 ★★ ☆☆☆
感動度 ★★☆☆☆
話の展開★★☆☆☆
影像美 ★★ ☆☆☆
構図 ★★☆☆☆
2003年 日本・中国 118分
監督 当摩寿史
脚本 当摩寿史
長津晴子
山村裕二
キャスト 渡部篤郎
石橋凌
徐静蕾(シュー・ジンレイ)
董潔(ドン・ジェ)
陳柏霖(チェン・ボーリン)
松岡俊介
牛犇(ニィウ・ベン)
津田寛治
筧利夫
楊世奇(ヤン・シーチー)
呉汝俊(ウ・ルーチン)
清水邦彦
目黒真希 他
【今回はあらすじは短く・・・】
いと悲しきポップなラブストーリー。
時止まるがのごとく悲しみに打ちひしがれていたがの日本人が 赴任した先の中国で中国人姉妹と出会う。
しかし悲しき運命はいかに・・・・・・
【感想もどき】
上海と都会的戦場と中国一庶民の現状のアンバランスさは、バーなどの赤い短いコップ(ウイスキー水割り用)二個と長さのある赤い花の奇妙な三角形の不可解な構図に似ている。
まるで男や女の不安定な心理状態や現状の生活を表しているかのようだが、見ている私たちは数分足らずで先の見えた酒飲みの愚痴や不満、のろけ話に付き合わされた感が残る。
後味の悪い予想と進行。
最後まで不本意なまでに期待を裏切らずに思いのままに展開したことが悲しく、不本意な作品であったのが口惜しい。
最後のブルースターのような 恋人との思いでの花が一面に広がりを見せていくシーンはカメラアングルが少し遠すぎた上に、意図的なたくらみが私の心を曇らせた。
また最後の並木を歩く場面は 私はドラマを見ていないので大きな声では言えないが 韓国スターのぺ・ヨンジュンさんの『冬のソナタ』のあまりにも有名な一場面に似すぎていないのかな・・・・・・
構図を決めすぎない、或いは芸術的なまでに美しく仕上げすぎないといった傾向はここ数年においてドラマや映画の傾向として広がりつつあるように感じるのは私だけだろうか。
私自信がここしばらく好きな中国映画や韓国の映画から離れているのもその由縁である。
話は戻って・・・・・・
それでも中国(日本共同)映画のプライドとしてか、
「昔は父が洋服を作っていて、間違われて結婚まもなく刑務所に連れて行かれたことがあったのよ。」
「そんな時代だったから。」
という深みのある会話が始まったかと思うとすぐに焦点は星に流れ、ポップに変わる。
おっと残念・・・といった具合に肩すかしをくわせられたまま、ラストを向かえたのであった。
ただ、石橋凌さんは淡々とした味のある演技であったことと、妹役の董潔(ドン・ジェ)さんはとても可愛らしかったことが印象深い。
妹役の董潔(ドン・ジェ)さんについて書かれています ↓
http://www.d1.dion.ne.jp/~kalinka/china/yomoyama/culture/ster.htm
〔董潔(ドン・ジェ)さんは可愛らしくて感心していたのですが、私の好きなコン・リーさんなどを育て上げられたチャン・イーモー監督に見出された女優さんなのだそうです。〕
納得・・・・・・
きっとえみこ先生の思いも生徒に届いていますよ…
いい思い出と同時に 生徒によっては個人の今の生活にいい意味で影響していることでしょうね♪
えみこさんって韓国ドラマを本当によくご存知なのですね。
「チェオクの剣」は十二月からなのですか?みてみたいと思います。
「マラソン」と「遠い路」があれば借りてきま~~す
その時は、「野菊の墓」か「古都」か迷いました。
「古都」は上戸彩さんのがいいと思い探したけれど、
見つからなかったので、「野菊の墓」にしました。
「マラソン」は兄にばかり関心を寄せる母に心を閉ざす弟チュンウォン役で、<天国の階段>でクォン・サンウの少年時代を演じた美少年ペク・ソンヒョンくんが登場していて興味深いです。が、やはりお母さんや自閉症の兄の役、兄のコーチ役の俳優さんなどの無駄のない演技がよかったと思います。また、12月から始まる「チェオクの剣」でもペクくんは子役で登場し、爽やかさを見せてくれます。
とりあえず『マラソン』と『遠い路』をみたくなりました。『マラソン』にもイ・ビョンホンさんのが出演なさってるのですか?
なんだか重くて興味深い内容でこの作品、好きかも…ツタヤにあれば 借りてみようかと思っています。
ジャッキーは私も好きです最近の彼も人柄が感じられて、やっぱりみていて楽しいですね
> 野菊の墓
一昔前の純文学は生活や心情を細やかにとらえた小説が多いので好きなものが多いです。
何でも吸収するべく高校時代にいい作品を見る機会を与えてくださるえみこ先生に出会えて、生徒の皆さんはシアワセですね!
韓国ドラマを見ていると子どもの頃に見た懐かしい自然の風景と似たものを見れるのでとても気持ちが落ち着きます。漁村の風景などもいいですね。
彼の「オールイン」も彼の足蹴りの高さなどを十分に見せてくれます。ソウルの下町の様子とチェジュ島の高級な観光地の様子が面白かったですよ。
また、彼の「白夜」は北朝鮮のことを韓国ではどうとらえているのかなどが分かり興味深かったです。
2時間ドラマとしては、「遠い路」というお正月ドラマで孤児の役をされたのがとても彼のよさが引き出されていてよかったです。
観たい映画はいっぱいあるのですが、もっぱらTV映画やTV舞台。
韓国の長編ドラマではイ・ビョンホンさんの『美しき日々』はみたことがあります。
彼が出演していた二時間ドラマで、老人と対話する貧困層の農民のような内容(?)のドラマを途中から見たことがあリます。
あまりにも深くて重厚感があり 涙が止まらないような秀作でしたが、残念なことに題名がわかりません。
もう一度みたいのですが、本当に残念。