乱鳥の書きなぐり

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92:『稲生物怪録絵巻集成』(杉本好伸編 国書刊行会出版)から『稲生逢妖談』(宮内庁書陵部所蔵)

2014-09-07 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風


  

   92:『稲生物怪録絵巻集成』(杉本好伸編 国書刊行会出版 304ページ)から『稲生逢妖談』(宮内庁書陵部所蔵)


 

 

 

 今読んでいる本に『稲生物怪録絵巻集成』があります。
『稲生物怪録絵巻集成』はこれまでにも色々な本に載っており、絵巻物の一部分を読んだことがありました。
 今回は稲生物怪録のうち、絵本です。

 絵巻と絵本では全く内容が違います。
 しかし、話の展開の形式は同様です。

『稲生逢妖談』(宮内庁書陵部所蔵)と『稲生平太郎物語』(東北大学付属図書館(狩野文庫)所蔵)と『稲生物怪図記』(西尾市岩瀬文庫所蔵)比較しながら、絵を見たりざっと飛ばし読みしますと、それぞれの面白さを感じます。

 今読んでいる絵本は『稲生物怪録絵巻集成』(杉本好伸編 国書刊行会出版 304ページ)から『稲生逢妖談』(宮内庁書陵部所蔵)。
 絵本三作品のうち『稲生逢妖談』だけは比較的丁寧に読んでいます。
 
 絵本でも『稲生逢妖談』(宮内庁書陵部所蔵)と『稲生平太郎物語』(東北大学付属図書館(狩野文庫)所蔵)は絵も文(の長さや内容)も似ており、『稲生物怪図記』(西尾市岩瀬文庫所蔵)は少し短く無いようも違う事が多いようです。
 絵本三作品を(適当に…笑)比較しながら『稲生逢妖談』(宮内庁書陵部所蔵)を中心に 今のところ、十夜まで楽しむことができました。

 写真は九夜目。
『稲生逢妖談』は大変面白い絵本ですが、特に「九夜乃夜」は何ヶ所も大笑いの連続でした。
『稲生逢妖談』は絵も文も楽しいですね。

 あっぱれじゃ!
         …と、思わず両手を上げてみたくなります。

 

 ここのところ夕刻になると 風にのせ、小雨にのせ、コオロギやスズムシの音色がすずやかです。
 秋の夜長に稲生物怪録はなんだか似合います。

 

 

 

 






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