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2010年度 90冊目
『メタボの罠』 病人にされる健康な人々
大櫛陽一 著
角川SSC新書 002
2007年10月
175ページ 765円
今年90冊目は 『メタボの罠』 病人にされる健康な人々
この本をエランバ理由は候だ。
6月初旬に飯島裕一編著の岩波新書『健康不安社会を生きる』 を読んだが、内容がフードファスズムや健康国家を目指すナチス化的であり、衝撃的であったので,納得。もう少しメタボ批判や医学的根拠を論理的な面から書かれたものを読みたかった。
まぁ,こんな些細な理由。
『メタボの罠』 病人にされる健康な人々は興味深く最後まで読むことができた。
健康な人々が世界から疑問視される日本機銃のメタボ判断で病人にされてはたまらない。
医療費を減らすという名目でメタボ判断の上薬付けにされる事実と美順はいただけない。
おかしいと思い気や、製薬会社と手を結んでいると本書には記されていた。(事実かどうかは知らない)
これが本当なら、許しがたい。
伊勢の職員によるメタボ侍ぶった切り(はっきりとした名称は忘れた)はいただけない。
職員のウエストまわりの変化と運動などの公表(?)で,頑張りすぎた犠牲者は死亡。
精神的苦痛と追い込まれた感がいたたまれない。
わたしは高血圧ではない。むしろわたしの場合は低めだ。
しかしながら,5章の高血圧より降圧治療が危険は目から鱗。いろいろと勉強になった。
日本で野放しのトランス脂肪(P、146)は血管の炎症性を高め,LDLを増やすという。
トランス脂肪はマーガリンやショートニング。
市販の多くの食品に含まれていることも多いので注意が必要。
これを考えると今後もパン作りはやめられない。
第7章のやせていても糖尿病になるは速攻、使える。
食後しばらくしての30分の有酸素運動は食事前くらいまで血糖値を下げるという。
炭水化物を少し減らし、肉などをバランス良く食べるのもいいのかも。
実用的でためになる本だった。
BOOKデータベースより▼
「ウエスト周囲径、男性85センチ、女性90センチ以上は要注意」。この病理学的根拠のない数値は、今、国際的な批判にさらされている。しかしなぜ、厚労省はこれを引っ込めないのか。それには理由がある。2008年度から特定健診という、「メタボ狩り」制度が義務化されるからだ。日本人はそんなにやせなくてはならないのか?否、日本人はややメタボな体型の人が最も長生きするというデータがある。「メタボ撲滅運動」は、製薬会社と厚労省が結託した金儲け運動ではないのか?産官学の癒着が生んだ「メタボ撲滅」といういびつな運動の真実を明かす驚愕の書。
第1章 メタボリックシンドロームという嘘;
第2章 産官学の癒着が生んだメタボ撲滅運動;
第3章 「ちょいメタ」が最も長生き;
第4章 捏造されたウェスト周囲径;
第5章 高血圧より降圧治療が危険;
第6章 コレステロールは大切な脂質;
第7章 やせていても糖尿病になる;
第8章 自分の体は自分で守ろう
以前から気にしていたショートニングなどについては、日本は規制がおそいなぁ、これも、アスベストのときと一緒なんだろうと思っていました。
メタボについては、そんなことも言われているんですね。
だからといって、安心していては、僕はますます太っていきそうなので、ちょっと制限するくらいがちょうどいいかと思っています。
おさむさん、コメントをいつもありがとうございます。
メタボの判断基準値や男女逆転値や測定位置の問題点などがあげられていました。
データー不足、根拠にないメタボ撲滅。
なんだか魔女狩りや差別やいじめにも発展しかねないメタボ退治。
メタボより糖尿に気をつけるという内容は上の二冊に共通していました。
糖尿は筋肉病とも言われているそうですね。
適度にがんばらない運動が必要みたい*^^*
これがなかなか難しいんですよね
おさむさんのつくられるお料理はバランスも素晴らしいのでおっしゃる感じでいいのしょうね。
わたしはついつい作りすぎてしまうので、量に注意^^
おばちゃんなのに,わたしも同じようなことをしてますよ^^
毎日が楽しいです☆家族はあきらめてます^^ネ
ちなみにわたしもカエラちゃん
長文,ごめんなさい^^